ADHDの概念を最初に広めたのは有名な「ノビ太・ジャイアン症候群」の本だった。私はノビ太は典型的なADHDのAC、ジャイアンは自己正当化型ADHDと呼んでいるが、直感的にはジャイアンが分かりやすい。
まずジャイアンになる子供は自己正当化型ADHDの素因を持っている。3、4歳の頃から、「***できないのはお母さんのせい」といった自己中心的な発言が多く、自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こしたりする。多動やこだわりが見られることも多い。
この子らは育てるのが非常に難しい。生意気で大人顔負けの理屈も言うし、自分を有利にするための状況理解だけはできて、ずる賢いところも見える。
ADHDであることは、ひねくれなければ異常に正直なところで分かる。ひねくれてACになった場合には一見分かりにくい(いわゆる自己愛性人格障害に見える)が、思春期以降にACの治療(認知の修正)をしてみるとACの下からジャイアンが顔を出すことで分かる。
さてこの素因を持った子供を、親が特有の押しの強さに負けて甘やかした場合がジャイアンとなる。理論的な根拠よりも、「ゴネれば通る」という風に学習していくと、全く押さえが効かなくなって、文字通りのいじめっ子ジャイアンとなっていく。
親が多数派である場合と、受動型AS、またこの子に愛着を持ったその他のASである場合には、圧倒されて押さえきれなかったり、また甘やかしてしまうので、上記のパターンとなる可能性が大きい。
大事なことは、「理由があることは通るけれど理由がないことは通らない」ことを徹底して教えられるかどうかだ。人を振り回せば何でもできるというパターンを一つ覚えで身に着けてしまうと、あとが非常に大変となる。
旦那がジャイアンぽいのですが
まさにゴネれば通る。
どう対処したらいいか、わからないことが多いです。
変な理屈つけてゴリ押ししてきます。
それが、変ではあっても確かにそういうことも
あるような・・?って理屈なことが多く、
とにかく、口では負けてしまうのです(TT)
大人のジャイアンは困ったモンですね。
>大事なことは、「理由があることは通るけれど理由がないことは通らない」ことを徹底して教えられるかどうかだ。
この前、弟の彼女の子供(依存型ジャイアン)と接していてよく分かりました。
私が「(ジャイアンっ子が亀を触った後にアイスを食べようとしたので)○○君、手が汚れちゃったから洗いに行こう」と言い、洗わせたのですが、部屋に戻るとまた亀を触り、その手でアイスをペロリ…(驚いて呆気にとられてしまい注意できませんでした)
その時は「わざとなのか」「手を洗ったことを直ぐに忘れたのか」把握できなかったのですが、後々振り返ってみて、「何故動物を触った後(もしくは食事の前)に手を洗わなければならないか」頓着せず、ただ私が「洗って」と言ったから洗っただけなんだと気付きました。
超刹那的思考の依存型ジャイアンなんですね。
弟(受動AS)は多数派に適応させるつもりで非言語的な方法を用いながらしつけているので、合理的思考は望めそうにないです。
とりあえず私だけでもその子に合理的に説明していこうと思いますが、おそらく「私の前だけ」言うことを聞くのだろうなと想像してます。
まぁ、カモにだけはされないよう気を付けます。
こんにちは。
うちはおそらく父・私・娘がジャイアンです。
母がASだと思います。
母に対するジャイアン側の振り回し。
母も嫌な顔をしながら、ゴネれば、言う通りしかできない人です。
格好の的です。
そうならないように、私はなるべく自立にむかい、娘には厳しくダメなことはダメとしつけています。
それでも、母(おばあちゃん)のまえではジャイアンが出来上がっています。
機能不全はいつまでたっても機能不全で、悪循環が続いていくのを目の当たりにしてがっかりします。