ADHD関連

思い込み型ADHD(再)

 さて自己診断のフローチャートで最後に思い込み型ADHDと合理的なADHDが残っている。

 思い込み型ADHDは、ASの受動型にちょっと似ていて、「何でも言われたことを本気にする」というADHDの思い込みの部分が極端に目立ち、通常ならACになるような状況の中でも「自分は納得していました」と言えてしまうすごい人々だ。

 黙々と割に合わない役割でもこなし、「これは自分の役割」と信じて不満にもならない。

 ただ現実の経過の中でその役割が無くなると「自分が無い」という風に感じることがあり、その場合に自己診断が必要となることがある。それ以外は基本的に納得しているので問題にさえ感じない。

 他方合理的なADHDは、情緒的には非常にドライで、何でも合理的(自分なりの独特の合理性を含むため、時に見かけはアウトローとなることもある)に判断する。

 このタイプも本人自身はあまり困ることが無く、組織の中での不適応などが無ければ通常問題なく「天然」で通っていることが多い。

 かくてADHDグループも大体自己診断の特徴を理解していただけただろうか。

 http://www7.ocn.ne.jp/~k-goto/adhdNH.htm

 


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コメント

    • tukatantikatan
    • 2015年 1月 06日

    自分が無いで記事を検索して一番近いのがこちらなんですが、私のことですが、なんだこれは一体どういうことなんだということもずと考えているんですが、ひとつ思いついた。
    自分から見えるのは胸から下とか鼻とか、髪が長ければ顔のまわりに髪の毛が見える。
    それが自分というものの認識で、よほど「使おう」と意識しないと鏡は見ない。(社会的に身だしなみを整えようとするときなど)
    自分から見える世界に自分は「やあこんにちは」というふうには、登場してこない。
    自分がビデオカメラで撮影している映像には自分は音声言語でしか登場しない。
    たぶんそんな感じになってます。
    でですね。
    相対している人が何かを見ているとき、(何を見ているんだろう)と思います。そのなかでどう考えても私を見ているとしても、(何を見て何を考えているんだろう)と思います。
    私は、その人の今居る位置に自分が移動しなければ、絶対におなじものは見えないと思い込んでいて。
    でも私がその人の今居る位置に移動しても、その人が見ていたはずの私はいない。
    当たり前です。
    そのことがどうしても実感できない気がするんです。

      • tukatantikatan
      • 2015年 1月 06日

      他から見た自分を自分は確認できないのだということが、「自分が無い」ということにつながっているように思います。

    • tukatantikatan
    • 2015年 1月 06日

    そこに主観による独断がプラスされると、「自分は他から見えていない」となるのではないか。と思います。

    • tukatantikatan
    • 2015年 1月 07日

    こういうことを言っていると周囲の人は居なくなりますので、私は反撃というものは経験上想像・予測はできません。ここは精神科だと思っているので書けるだけです。現実の診察終わっちゃったし。空想上は俯瞰するように見れるんですけど現実には?これは相貌失認とは違う感じで、なんだろう。というか、結果なのかなあ。低覚醒の状態はASDと不注意優勢ADHDに共通するものがあるという論文を読んだのですがこれもそうなのかな。それともただたんに見える収納にしないと忘れてしまうようなこと。不注意力?視覚ワーキングメモリの不足?空間失認?ものすごく道に迷うことと関係があるのだろうか。現実での方向性の無さ。壇上に上がって何か喋るときとか、非常に違和感を感じる。私は「・・・・・」という無意味無臭な違和感どまりだけど、ジャイアン能力のある人はここに違和感を打ち消そうとする何かの力が働くのではないかなどと想像。
    話がそれましたが、、、
    違和感の迷路に陥ってしまわないようにするにはこの記事の方のような、働く役割を何かしら持ち続けるということが必要である。機能でありつづける。機能=function=関数。

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