Ⅱ自己診断第二章 -- 少数派であることの認識
自己診断第一章で述べた発達障害を疑う特徴があると判断した場合、次のステップに進む前に、「脳の働きのマイノリティーであることをどう考えるか」についてまず考え、自分なりに結論を出す。
例えば「治らない脳の働きのマイノリティー(少数派)である」ことが分かったとしてもその場合はその結論(「自分は普通でない」こと)を率直に受け入れる決意を固める。それが出来ない場合は即自己診断を停止し、再びその後の時間の経過の中で上記の決意が出来てからもう一度自己診断に戻ることとする。
「普通でない」ことを認めるのは抵抗があるのものである。私も「偏屈者宣言」に至る43歳までは「普通」に未練があった。自己診断の場合、いつでも逃げられるので、その抵抗があるままで中途半端にステップを進めても効果は無い。(こうではないと思いたければどこでも否定は簡単である)
むしろ自分なりに診断を確定するところへ進む前に、「確定する時期ではなかった」という形で問題を保留に出来れば、その後の人生の中でどうしても結論を出さなければならない状況になった時に迅速に復帰できる。
「否認」と呼ばれる非生産的な道筋に入ることを回避するための「積極的な先延ば」しである。
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『脳の働きの少数派であるかどうか』は別として
自分が『少数派』であることは、過去の経験を振り返れば
そうである、と私は自認しています(今は)。
何故なら、学生時代から今に至るまで、集団に取り残されたり、
孤立することが多かったからです。『変わり者』とも良くいわれたし、こちらの意図すること(言葉など)が、相手には全く違って受け取られていると知って驚くことも。
今もどちらかというと孤立状態です。単に協調性がないだけなのかもしれませんが、周囲の人と自分との間に『見えない壁』を感じることは多いです。