ADHD関連

DVの加害者と発達障害

 自己正当化型ADHDと、AS(アスペルガー症候群)の人は、時にパートナーからDVの加害者と見られることがある。  

 私自身も、カミさんから結婚当初は「痛がらせしている」と思っていたと言われた。ADHDは表情などに反応できず、相談も苦手であり、ASの場合にはどうしても支配的な接し方になる。また多数派には予測できない状況でキレたりするので、相手から見ればDVになりうるだろう。

 このDVは解決が可能だ。発達障害の診断、コーチング、パートナーの理解により、本人もかなりの程度自分の感情のコントロールが可能となり、またパートナーも意味が理解できることで不必要な刺激を減らすとも出来、また同じ反応でも受け取り方が変わる。

 DVの加害者や被害者から相談を受けるときは、発達障害を念頭において欲しい。一度別居してからでもかまわないが、両者に発達障害について説明し、本人にはコントロールすることの説明とコーチングを行うことで、DV問題自体を解決してしまう可能性を一度は試してみたい。

 http://www7.ocn.ne.jp/~k-goto/

 

 


関連記事

  1. 通院の皆様へ告知平成23年12月9日
  2. あるコメント
  3. ADHDという解決
  4. 受動型AS養育の基本原則
  5. ADHDは境界例を治せる
  6. 「言ってやってもらっても」
  7. 過適応型ADHD
  8. 発達障害の引きこもり

コメント

    • るる
    • 2013年 7月 18日

    本業ではないのですが、一月ばかり前から、DVにも関わりのある仕事をお手伝いすることになりました。
    本記事は、大変参考になりました。私の発言権は微々たるものですが、このような切り口での提言をしてみます。

    • まり
    • 2014年 10月 08日

    長年旦那のDVで苦しんでいます。
    怪我させられてから、かなり怖くて、ついに周りの人に伝えました。
    色々アドバイス貰った中に、発達障害じゃないかな?というものがありました。
    言われてみると当てはまる。
    でも、障害だと分かれば、離婚する際に不利になりそうな気がします。
    暴力が治るなら、我慢を続けるほうが良いかもしれませんが。
    話し合いも不可能、病院やカウンセリングにも行かない、本当に真実を知りたいものです。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP