AS(アスペルガー)関連

AS-ASカップル

 AS-ASカップルは、AS-ADHDカップルよりも少ないと私は思う。また組み合わせとしては積極奇異型ASー受動型ASカップルが多いように思う。

 受動型ASからすると、積極奇異型ASの強い愛着に支えられる立場は非常に安定して、理想的な生き方となる。ただ受動型もASであるので、当然こだわりを持ち、積極奇異型ASのこだわりや、支配的な部分とはぶつかることになる。

 他方積極奇異型ASからすると、受動型ASはADHDと異なり状況理解は出来るし、積極奇異型の「愛着に応える形での愛着」は可能であるので、理論的にはADHDと付き合うよりははるかに付き合いやすいはずである。それが、逆に「分かるはず」と思う、感じることで相手への理解の要求が非常に高くなり、当たり前に自分の気持ちへのかなり細かな理解まで要求するということがトラブルの元となることは考えられる。

 現実生活の中では、「こだわりが衝突する」ことがこのカップルの最大の困難だ。受動型もこだわりの部分だけは自閉症的で、「自分から積極的に動かないけれどこだわる」ということは「自分のこだわりにあわせてやってくれと求める」という結果になり、逆に愛着の弱みで積極奇異型のほうが服従するというパターンとなるのがこのカップルの不思議なところだ。

 受動型からすると「積極奇異型に振り回される」、積極奇異型からすると「無責任で自分の意志がなくて意味が分からない」ということになる。

 ADHDからすると、「こだわりでぶつかるのはお互い様」という問題のように見えるのだが。


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コメント

    • Z’
    • 2012年 6月 03日

    カップルではないのですが、AS同士の関係性ということでなまさに!と思ったのでレスします。
    自分が努力の限りを尽くして考え調べた果てに、この人は、と思った人にはどうしても理解してほしい、全てわかってほしい、この人に一緒に考えてほしい。参謀としていてもらわなくては困るというか、心の拠り所というか。庇護してくれたらとても嬉しいですが相手への負担が大きすぎるので諦めています。
    他の人であっても何かできないはずがないのに、ほかの人ではダメ(に決まっている)!という絶対的な感覚があります。
    相手がASで、全く利害関係がなくとも、こちらの面倒を見る気になると、相当困難を伴う問題であっても、負担ばかり増えるのにスパッと切り捨てないのが不思議でなりません。
    次第にお互いが相手がもっと自分の状況を理解すべきだ!と思い始め相手の理解不足(至らぬ思い)に怒り、傷つけ合いながらもやはり離れないという不思議な関係が出来上がります。なぜなら他に代わりがなかなか見つからない何かを相手が持っていて助かっているし、癒されるからです。その人がわかってくれないと、食事が喉を通らないくらい苦しい。
    ASが心を許した一対一の相手には、話しかける声音、話し方からして全くその他と異なるので、時に子供の戯れのような、またぶっきらぼうな、妙な話し方になり、他者からは異様に映るかもしれません。

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