宿題の話で述べたが、ADHDの脳は自分では非常にコントロールしにくい。レース用のエンジンを積んだ普通車のようなもので、アクセルを安易に踏むとスピードが出すぎたり、ハンドル操作が追いつかず危険である。
他方で、ADHDの脳は環境の影響を受けやすい。周囲の刺激や興味のあるものに単純に反応する。
だから、「周囲の環境を通じて自分の脳をコントロールする」という独特の方法が可能となる。例えば「場所を変える、場所で決めておく」、「新しい服を買って身につける」、「片付けのアイテムを買ってくる」など、身の回りの環境を動かして結果として自分の脳の方向を変えるという方法が可能となる。
(逆に言えばそうでもしない限り操縦が出来ない厄介な脳なのだ)
パニックを起こして暴れまわっている最中でも、突然興味のある別の話を向けると落ち着いたり、また場所を変えるだけで落ち着いたり、(これをタイムアウトと言う)単純であるため、パターンさえ分かれば意外にコントロールの仕様は見つかると思う。
http://www.geocities.jp/yanbaru5555/adhd1.htm
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