私はクリニックで発達障害を疑う場合、ASかADHDかで迷うことがしばしばある。その臨床現場での鑑別ポイントについては、以下のように考えている。
1.人へのオオカミ様同族的愛着がある場合はAS
2.異常に記憶力が良かったり、「後悔するならはじめからやるな」という思考パターンの時間的永続性不可逆性が見られればAS
3.聴覚過敏や触感による偏食など、自閉的特徴が多ければAS
4.物を捨てられないという場合に、「まだ使えるから」と物の立場で発想するのがADHD、「自分の思い入れがあるから」と自分からの愛着を強調するのがAS
まずこれらのAS的特徴を考えて、これに当てはまらない場合にADHDを考える。いわゆる自閉症の「受動型」「孤立型」と、自己正当化型ADHDの区別が難しいことが多い。
下記に参考あり。
http://www.geocities.jp/yanbaru5555/adhdvsas.htm
http://www.geocities.jp/yanbaru5555/ASspirit.htm
鑑別のポイントが、すっきりとまとめられていて、改めて参考になりました。
私のいとこ(女性)は多動があるので、ADHDかなと思った時もありましたが、この鑑別法を見ると、ASにあてはまる部分が多いようです。
後、ちょっと話がずれますが、「モノを捨てられない」ことに関して。
私は「削除欲」とでも言えるようなこだわりがあるようです。
必要ないと思ったものは隙あらば削除する、捨てるという欲求が強いです。これも形を変えた発達障害のこだわりなんだろうなと思います。私のモノの捨て方をADHDの人が見たら、きっと怒るかもしれません・・・
逆に私の頭に登録された「お気に入りグッズ」への愛着はすごく強いです。消耗品ですと、いつも同じものを補充します。変化を嫌うASの特徴ですね。
アメジストさんがコメントされる過去の記事は、
今の私にも大変役立っております。
鑑別のポイントは、私には正直「むずかしい!」です。
どちらの傾向が目立つか?という視点で考えればいいのでしょうけれど・・・。
私は、物を“切り捨てるように”捨てます。
自分の価値観に合わないものが家にあると、とても不愉快で「いつか捨ててやる~」とひそか思っています。
それで、日常でのイライラがたまると、ストレス解消とばかりに「それ」を処分します。
周りの人からは、あきれられていると思います。
るるさんも「大胆に捨てる派」だったとは意外です。
このブログの読者の中では、私たちは少数派かもしれませんね。