AC、人格障害関連

発達障害と解離性障害

 私はADHDやAS(アスペルガー症候群)と解離性同一性障害が両方あるケースを数例見ている。一見ADHDやASは解離性障害とは結びつかないのだが、数年以上フォローすると分かる。

 児童相談所の思春期リストカット症例などを丹念にフォローして行くと、最初に解離性障害であることが分かり、家族歴を調べるとASの人がいたりして、人格でなく「本人」のことが分かるにつれて、人間関係の異常な愛着などの特徴から「本人」がASであると徐々に分かってきた。

 ADHDのケースも、思春期に大きなトラウマを経験し、受診するたびに服装も話し方も違い、面接の最初に「今日は誰かな? お話しするのは初めて?」と聞くことになる。

 私はどの「人格」の場合も、まとまった「本人」を話題にして、結局人格と本人をどう治すか相談するような形となる。その中で人格を含めた本人が全体として成長し、神田橋先生の表現を借りれば、「人格の境界が不鮮明になる」ことをイメージしながら経過を追う。

 そのステップのひとつとして、「本人」や母親の発達障害について説明し客観的に理解することは、本体が発達障害である以上、治療が展開するきっかけとなりうる。

 だから治療は他の発達障害のコーチングと本質的には変わらない。「自分の特徴について客観的に正確に理解する」ということが大事だ。 

 http://www7.ocn.ne.jp/~k-goto/


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コメント

    • むーん
    • 2008年 9月 24日

    私は、一時これではないかと疑われた事があります・・・
    と、いうのも。最初大手掲示板に登場した時、およそ20個以上のHNを使い分けて、文体もアバターも全て違っていたからです・・・(これは、責任を取りたくないとかそういう事ではなく、何故か自然とそうなってしまった。)
    ・・・ちなみに、ACという事に気付いてからは、インナーチャイルドを表現するときとそうでない時に、完全に2つに分かれていました。
    (誤解しないで欲しいのですが、ここでは固定HN1個でやってます・・・ちなみにブログも同名です。ジャイアンACというアイデンティティを得て、ようやく人格が一つに纏まった感じなんです。)
    PS;そういえば、実生活でも、服装の傾向が、今日はモード系、今日は古着系と極端にばらばらな傾向はありました。カウンセラー慣れしていたので、喋り方はむしろ大体判で押した様に同じでしたが。

    • JET
    • 2012年 11月 11日

    >ADHDのケースも、思春期に大きなトラウマを経験し・・
    私はここまで離れていませんが離人症だったかもです。去年暴露・認知療法を心理学修士の人に聞いて自分で治しました。元になった出来事と無くなった症状から、トラウマだったと思いました。客観的に過ぎて自分が他人事になってしまうので、トラウマを持つ自分を他人事として無視してしまったりしますが当人は破綻しているんですね。
    最後のトラウマ以降20数年経っていましたが、その間が全て無駄のように感じて、トラウマ以前の自分に戻ってこようとして色々治療を模索しました。
    で、ある日を境に急に戻って来れました。「自分の身体の中から世界を見ている、幸せだ」「何を望んでもいい自由を手にいれた」とか言いながら。その後も鼻血が出るほど楽しかったです。(今も)
    他の人なら日常茶飯な出来事として過ぎ去っていくことが、私にはトラウマとなってしまったのは何故か?というところが疑問の発端です。私はKYですから自爆しかしない。ただ自分には「何も出来ない、何もしてあげられない」と一瞬で強力に思い込むことがトラウマとなるようです。
    「してあげられない」と思っといたのは良かった。その言葉から考えていけました。何故何をしてあげたかったか。
    ADHDのACは境界例に似ていると先生は書かれている。境界例の人の記憶は感情と出来事は別々に記憶されるとか。それは感情が面倒くさいADHDと似ているんだ。離人症の病前性格はジャイアンみたいだし、なりやすい素地はあるんだなと思いました。
    先天的に離人症というか。
    治ってすぐ「お前は誠実ではない」という自己ツッコミが入りましたが、これは背後から通り魔に首をしめられるような感じで耐えられない。わかったということで勘弁して貰いました。してやりました。思い込みトラウマ(=大いなる依存と呼んでいます)を避けることが出来ました。
    私は以前は注目されるのが恐怖で男の人も非常に苦手でした。KY過ぎると逆に羨ましがられたり妬まれたりする、よくある事です。普通には出来ないが出来るだけこっそりしてました。
    しかしいつ自分に突っ込まれるか恐ろしいのでのび太全開でいくしかないです。(どうせこれまでそうしてたんですが)思い込まないように自分の考えを信用しないようにしています。出来る限り。

    • JET
    • 2012年 11月 11日

    もしかしてエラーだったかもしれませんので再送信してみました。同じ内容です。お手数かけてすみません。
    (承前です)
    皆大人で立派でいい子だが私は悪だ。。(漠然と)何故だろうとか、私は人間にとって大事なものが無い。。(それは自分の内側のどこかに)何だろうとかはずっと思っていました。自己嫌悪でなく素朴な疑問として。それでKYが治るわけでは無い。一人でやることは出来る、しかし誰かと子育てなどとても出来ない。
    母は種の存続のためと言いましたが・・母は自分の説明は出来ないのかしてくれなかった。・・自分が子を成す理由が分からない。結婚も出来ない。
    そのような自明が無い。自明が無いと、正直であっても誠実にはなれないです。
    ずっとそういうことを考えておった訳ですが・・・
    自明が出来た今は、理由は無いと思っています。相手を好きになればそれで良い。子には自分を説明すれば良い。ただその最初に相手を好きにならないと、(それが自覚出来ないと)私は何にも始めることが出来ません。遅延評価とは全く困ったことです・・・

    • さーこ(AS)
    • 2012年 11月 12日

    以前、離人症らしき状態だった時に「境界例と自己愛の障害からの回復」という、個人が書いたHPを読んでいました。
    HP内にある「思考と行動の問題点」「誰も私のことを分かってくれない」という項目を少しずつ読み、直面化を保留にしながら、時間をかけて(上)(中)(下)まで読みきりました。辛かったです。
    今まで、自分が辛かったり苦しかったりするのはなぜなのかという事について、(私1人では考える事ができないので)、ほとんどと言っていいくらい考えた事がなかったのですが、
    この間、こちらのブログでコメントを頂いてから、何故なのかと考えるようになり、自分の心や感情、気持ちというものを大切にしているから辛くなったり苦しくなったりするのではないか、という事を、ただ単に了解するに至りました。
    一番もがいていた頃の過去の自分をふり返り、ふと腑に落ちた感じです。
    また少し、自我の境界がより鮮明になったような気がします。
    KYのASである積極奇異型の私の場合、他人の評価による(と自分で思い込んだ)言葉の否定を受けるのがとても多かったためどうにもならず、私は自分の核(感性、感情、気持ち、情緒、直観など)を残して、起こった出来事は自分には理解不能の事であり関連付けが不明の事として、(上記の個人HPの文献に書かれている通りならば)境界例(ボーダー)の状態になりました。
    (よく見てみれば(よく考えてみれば)、言葉による情緒的な否定の他に、少ないながらもADHD的な論理的指摘や説明も受けていたであろうと思われますが、私の周囲の女性は私も含めてACのような人たちがとても多く、「私にもう残された道はない」と強烈に思い込むことで、自ら切腹をするようなゼロ百思考になったのだと思います。)
    今は、自分がよく分からない状態から、これが私なのかも?と、ふと腑に落ちる状態になってきたのかもしれません。

    • JET
    • 2012年 12月 24日

    上記JETのコメントについて
    思考の種類に
    ・無文字の思考(?)
    ・文字の思考(眼の思考?)
    ・自声の思考(音の思考?)
    などがあると考えているのですが、
    自分の目で世界を見ている・・・の後に、自分の目で見ている世界に責任があるという思考が自動的に出てきた時があります。脳内自由を実感したからだろうか。文字の思考に近かった。
    自声思考が「自分の考えは信用しにゃい」と言って鼻血→
    それから感情を誰かの記憶や周りの人(主に幼児)と同定しながら育ち直してきたという感じです。
    もしかしてASの人の論理とは自分からのパースペクティブに全責任を負おうとするものかな。こだわり先回りして。
    現実的には不可能でやろうとすれば無責任になってしまう。
    責任は自分のやらかしたことに対して、それも後からしか取れない。。。
    記事と関係ないことを長々と書いてすみません
    検査に行ってきまーす

    • JET
    • 2013年 1月 23日

    ↑↑この人ADHDのほうだったんですけど、「全体志向」みたいなものは自動なんで、出てきたらすかさず笑うことおすすめします。一度笑ったらその後出てこないんだけど。
    のび太には有利不利が無いために無意味だったのか?

    • KINKA
    • 2013年 3月 06日

    両親が発達障害状態であったと思うのですが、戦前の生き方を地で行く父親に対して、母親の生き方は、何とか幼稚な父親を怒らせないように対応し子供2人を守りながら家庭を壊さず生きていく選択かと理解しましたが、対応はかなりずれていて、幼稚な父親は母親を思い通り動かせなくて、別のイライラが増えて、どなっても母親はどのところで怒られているのかの認知もずれていて・・・両親はお互いを困った人間だと見ていました。母親は父親をある程度コントロールできるようになったと錯覚してから子供2人を表面的、中心的思考的な支配をしだして…今は解離性を帯びた状態です。昔の記憶がぬけていたり、父親の口真似をして相手を従わす・・・父親の持っていたよくない空気を無意識のうち出しています。でも毎日の仕事を淡々とこなしています。

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