AC、人格障害関連

日本ADHD学会

 4月4日、東大で日本ADHD学会が開かれ、一泊二日で上京して参加させて頂いた。

 どの発表も感服するばかりで、特に私自身は「同じ種類で能力が数倍高い」という人を目の当たりにして、考えさせられることが非常に多かった。

 帰路の飛行機では、例によって「そうそうたる研究者の方の中で自分のような者が発言したこと自体大変分不相応だったはず」という自己突っ込みが激しく、久しぶりに不安定になった。

 私は自ら開業して経営のリスクを負って発達障害ケアを続けることからも逃げている。(家のローンは言い訳でもあり、実際銀行は貸してくれないだろう)。

 また、昨年の年頭にも宣言しておきながら、結局学会発表などの学問的な活動については、その準備すら取りかかれて居ないままだ。このブログが言い訳のようになっているのだが。

 結局どちらにも中途半端で、冷静には「とにかくどちらでも地道な努力を示してから発言なりしろ」というのは当然だ。

 実際にきちんと臨床に取り組みながら、なおかつ立派な発表をされる能力と努力を払っておられる人を目の当たりにして、言い訳も機能しなくなった。

 

 平成22年3月まであおぞらクリニック通院しておられたかたがたへ

 平成22年4月15日以降成人は木曜、20歳未満は金曜で受診が可能となりました。外来での予約取りなおしの作業を再開します。

内容は以下の通り。

1.「20歳未満」または「本人が発達障害で子育て中の親」については、毎週金曜に一人当たり一時間枠(わく)で予約を取ります。親子同時受診の場合は合わせて一枠(わく)としてください。

2.その他の成人のケースは、毎週木曜の午前と、第二、第四木曜(那覇鑑別所と沖縄県発達障害者支援センターがじゅま~る外勤)を除く第一、第三、第五の木曜午後に、15分枠で予約を取ります。成人は原則として医療としての診察は処方の相談と診断書類のみ5分から10分程度。その他の発達障害に関わる丹念な聴取や細かい説明が必要がある相談は個別のパスワード付きブログや掲示板を通じたネット相談で行います。

 今月は15日は丸一日成人の外来で9時から。22日は午前のみ。16、23、30日は一日「児童思春期・発達障害外来」(20歳未満または子育て中の親)とします。

 いずれも本部町のノーブルメディカルセンターで外来を行います。

 まったく新規の診察希望の方はこれまで通り最初にメール相談で詳しく相談内容を教えていただき、私自身が振り分けを行います。

 しばらくの間御心配をかけましたが、希望者には何とか時間を短くして継続する体制を作る方向で病院の先生方にも大変配慮を頂き、私自身も努力しております。

 皆さんはネット相談のパスワード付きブログか掲示板の準備を各自でお願いいたします。メールアドレスがあれば、例えば「FC2掲示板」などで「プライベートモード」に設定するだけで簡単に無料で作れます。出来たら主治医にメールなどでアドレスとパスワードを教えてください。


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コメント

    • いるは
    • 2010年 4月 06日

    質問があって書き込みします。
    先月の診察が終わってすぐに名護市にある「ノーブルクリニックやんばる」に自立支援の手続きをましたが本部町の「ノーブルメディカルセンター」自立支援をうつしたほうがいいでしょうか?

    • siro
    • 2010年 4月 07日

    初めまして。
    私は、少し前にアスペルガーのことを知り、それから自閉症や発達障害についていろいろ調べて、自分はアスペルガーか何らかに近いのではないかと思っています。今月末に検査を受けることになったのですが、最初に紹介された大学病院は、まるで超人気歌手のコンサートチケットを取るかのような狭き門で無理でした。。。取れた所も有名なのでやはり1ヶ月近く間がありました。まさかそんなことになっているとは驚きです。
    私は幼い頃から思い返しても当てはまる点ばかりなのですが、実際全然違うかもしれないのにその気になって、そんな検査など受けていいんだろうか?という気持ちにもなっています。
    その上、いろいろ調べるうちにこんなサイトも見つけてしまいましたし。。
    http://blogs.yahoo.co.jp/kebichan55/50489718.html
    実際先生もADHDとのことですが、この様なことについてどう思われますか?
    私自身も西洋薬に抵抗があり、抗うつ薬や睡眠薬も飲めないでいます。
    なんだか支離滅裂ですみません。。

    • あまがえる
    • 2010年 4月 07日

    >「同じ種類で能力が数倍高い」という人を目の当たり
    これは驚きます。そんな現実があることを理解するのに時間がかかります。
    そういうのもGiftedと称される類いにはいるのかなぁ?

    • 林檎姫
    • 2010年 4月 07日

    お久しぶりです。
    しばらく更新されてなかったので心配してました。
    いろいろ悩みながら前に進もうとされてるんですよね。
    あたしの主治医は、退職金500万と借金1000万で開業しました。
    最初は小さな診療所だったけど、今は大きなグループになっていていろんな事業をやってます。
    一生患者さんと一緒に生きてきます。
    それくらいの覚悟がないと成功しないと思うんですよ。
    揺れる木は支えになれない。
    そういうのって敏感な患者さん達はわかってしまうような気がします。
    批判してるわけではなく、悩んでも迷っても、進んでってほしいからです。
    応援してます。

    • くろねこ
    • 2010年 4月 09日

    >同じ種類で能力が数倍高い
    今読んでいる発達障害関係の書籍の著者も発達障害だそうです。当事者でないと分からないことがあるのかもしれないですね。というか、多数派の医者に本当に分かるのか?という気もします。あ、彼らは空気が読めるからわかるのか。ははは。

    • nori
    • 2010年 4月 13日

    このブログが言い訳・・
    そんなことありません、このブログでたくさんの方が助けられていると思います。僕もその一人です。
    あるACや心理学を研究されている方の言葉で
    「無視されて育ったり、感謝を要求されて育った人が真の自分を発展させ、素直に成長していくのは至難の業だ。」と
    先生はご自分を治され、ADHDである自分と向き合い続けられています。立派です。
    どうぞご自愛なさってください。

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