ADHD関連

依存性の出来方

 発達障害にとって対人関係の「依存性」は非常に大きな問題である。
 ジャイアンは依存性とその結果の身体症状などで苦しむケースが実際は非常に多く、また受動型ASは認知と思考全体が依存的なシステムになっている。
 
 ASの場合は、対人関係の距離感が非常に近く、「100パーセントの理解」を求める思考自体が依存性の原因となっている。AS的な認知自体から依存性は帰結する。

 受動型ASの場合は、「相手が自分を必要としている」ことを求め、その「必要とされている」状態を確認すると、その瞬間から100パーセントの理解と100パーセントの「保護者としての全面的な受け入れ」を要求するため、その後の関係は必然的に非常に依存的になる。

 逆に積極奇異型ASの愛着の相手への「尽くす」態度が、依存性を持つ相手(ジャイアンや受動型ASなど)を甘やかす典型的な「共依存のイネイブラー」になることも特筆するべきだろう。アルコール依存症やDVの夫に献身的に尽くしながら夫の自己責任の尻拭いをひたすら続け、アディクションを重症化する妻という感じだ。

 ジャイアンの場合はかなり違う。ジャイアンは本来は他者にこだわらないため、養育環境での合理的な思考のある無しの結果によって依存性が決まってくる。
 ジャイアンは合理的強迫的に成長した場合は「極端な個人主義」といった考え方となり、例えば「筏に乗っていて、下流に滝があっても教えてくれるな」という非常に厳しい自業自得の発想となる。これはある意味依存性の正反対の姿だ。

 ジャイアンの依存性は結局「親を初めとする養育環境で合理的思考の習慣を身に着けてきたか?」ということの裏返しとして決まってくる。

 例えばジャイアンの子供が屁理屈を言っても通すことをせず、逆に非言語的な威圧や相手の不安を掻き立てることによる非言語的なコントロールを用いてジャイアンの子供をコントロールして育てた場合、ジャイアンの子供は合理的な思考をしなくなり、その親と同じやり方でその後の人生を送ることになることが多い。
 だからジャイアンの依存性はほぼ親からのインストールであると言ってよいだろう。

 現実の形としては、「丸投げ責任転嫁」であったり「ただ相手を怒らせないことだけを考えて機嫌取りを続ける」ことであったり、表面的現実的な現れ方はさまざまであるが、結局機能としては「本人が合理的に考えることの代行」という形になっており、本人は自己突っ込みから逃れることが可能となる。


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コメント

    • のりまき
    • 2009年 6月 16日

    私は強迫的合理的ジャイアンですが、私の母はボーダーライン的な依存的ジャイアン、父は良くも悪くも普通の人でした。同じくADHDの兄は依存的ジャイアンに成長し、自己愛的傾向が強く今でも家族を苦しめています。依存的ジャイアンである母がいつまでも兄のしりぬぐいを続け、それを愛情だと勘違いしているからです。
    同じくADHDと思われる私たち兄弟のタイプがこうも違うのは興味深いと思います。まず母の兄への執着は、長男である故に私よりもずっと強かったと思います。その兄が母の人生設計からこぼれおちたとき、初めて母の私への際限無い執着が始まったと思いますが、それまでに私は兄の傘に隠れて「それなりの自意識」を養うことができたのだと思います。また、私の言語IQは兄に比べて高かったため、母に虐待されながらも自分の意見を理屈を交えて述べ続け、それに対してひっそりではあるが父に理解を示してもらえた、という違いもあります。
    強迫的合理的ジャイアンの場合、問題はこの自分の中に常に存在する緊張感を解き放つと、即座に依存的な自分に落ちてしまうことだと思います。本当は普通に肩の力を抜いていければいいのですが、もともと依存的傾向が強い為に、必要以上に内面的に律さないといけない、これはもう宿命な気がします。また、何か筋の通らないことを自分がしてしまうことに対する不安が人より強いと思いますが、もしかしたら、合理的ジャイアンとは、「合理性」に依存する存在なのかもしれません。これはこれで問題ですね。なぜなら世の中は合理的にはできていないし、合理性というのは人間が手前勝手に作り出した幻想なのですから、常に自らが生み出す社会や自分への怒りと闘わなくてはなりません。内面的な安定感は誰にも依存しない故に抜群なのですが、やはりどこかで無理をしているのか、ひどい肩こりに悩んでいます。体は正直だなあと思います。
    ぜひ先生に、「砂漠のライオン」が「オアシスのライオン」でありうるような例を教えていただきたいです。

    • pal
    • 2009年 6月 17日

    合理的思考を身につけさせるのは大変難しいです。
    瞬時にでてくる相手の痛い所を突くような反論にかっとしても、こちらが激高せず理路整然としつこく説明するのは、相当な忍耐がいるし、こちらも普段から相当考え込んでいないといけないのですごく難しいし、あとでどっと疲れます。
    普通以上に非言語的威圧がいけない理由は、他人より傷つきやすいから可哀そうなのだ、とずっと思っていたのですが、それは違うような気がしてきました。
    非言語的威圧を受ければ、依存や丸投げや病気、というラクな状態に自分の身を置く理由にすぐ利用してしまうからではないか。(悪気はないのでしょうが)
    怒鳴られたりすれば、自分はひどい目にあって可哀そうな状態なんだ、面倒な事などしている状態ではないんだ、という理屈でラクな状態に逃げ込める・・・だから親はひとつひとつ完璧につぶしてまわらなければ・・・そんな感じです。
    だから愛情を注ぐ相手とのんびり気の抜いた状態ではいられず、戦う相手に対する対応とでもいうような、一瞬も気の抜けない、常に抜け道がないかチェックしてなければいけないような気分です。
    わかってくれた、と思っても目前に刺激的なものがぶらさがれば、そちらに足をむける。多数派から見たらひとでなしにみえるでしょう。
    最近は理解できないなら、知識として覚えろといってみたりしますが、興味のない内容はあまり覚えられないようなので期待はできません。
    でも、砂場におちているざるにも、底にはほんのすこし砂がこびりついていたりします。何百回も言えばそのくらいは頭に残るでしょうか。それを期待するしかありません。
    丸投げできなければ激高する大人が周囲にたくさんいるので、余計にそう思います。
    ただこの苦労が感謝される事はほぼ100%ないんでしょうね。

    • ぴよよ
    • 2009年 6月 19日

    ジャイアンADHDが“役に立つ”、受動型ASの認識力で“親密な人間関係”と感じられるものは極端にいうならほとんどが、積極的、消極的な恐喝を含んだ共依存の要素があると思っていました。
    旅行、実家、医師、支援先、どこへ行っても(感謝は忘れていないつもりですが、)一時的にしか癒された気がしなかったのは、恐喝していなかったからなのかもしれないと思いました。
    病気ですね!w もちろん生まれたときからなのですが。
    “親密”と認識できる関係が危険であることは、以前から自覚していたつもりですが、成長発達の中では、どうしても親密な愛着関係が無いと育たない能力があるものです。
    また、心因症も信頼関係がないと回復の仕方・・・身体的症状の回復も、精神的、思考認識面の回復・・・が分からなくなるものだと思います。
    それをどうするかさえ、個人が成人する過程で支援を借りながら模索して手段を持てば、周りは本当はかなり楽になるのかもしれません。
    特に私を含めた発達障害は独特の鈍さで、少々過剰で時間を掛けないと信頼関係を認識できない面もありますので、ますますそこはやっかいだと思います。
    薬に置き換えるのは言語道断ですね。リタリンで覚醒を支えることはできても、認知の速さを早めることは不可能だと思います。私の脳波の遅さは、何を投与しても手術(あり得ませんが。)しても努力しても変わりません。
    とりあえず、自立したときの社会からの誤解偏見待遇不良問題と『やっかいな病気の時にどうするか。』の大きな問題さえ解決すれば後、成人後は片付け引っ越しや、経済、発達障害由来以外の一般に知られている病気等、物理的で一般人でも簡単な悩みの相談にだけ、家族や友人は乗っていればいいと思うのです。可能だと思います。それが問題を最小限にした理想型だと考えます。
    私の家族は私がまだ大きな問題を解決していないのに、一足飛びに理想型を叶えていることを期待し、結婚もまだ視野に入れています。
    無知、偏見、理想化、どれも迷惑です。
    まだまだこの障害の実情は広まり足りないです。医療教育の現場は忙しいので、マスコミにはもっと興味を持って頂きたいです。

    • gg
    • 2009年 6月 23日

    こちらのHPを読んで、自分のことをADHDだと思っているものです。私にとっても依存の問題は、いろいろな意味で、これまでの人生で一番大変な問題でした。
    最近になって、なんとか折り合いをつけれるようになったのは、人ではなく、樹に依存するようになったからだと思います。
    生まれつき少し風変わりな感覚があるせいか、樹と人間が全く違うとは思えなくて、なんとなくそうなりました。そのおかげでずいぶん人との関係が楽になりました。

    • 今井A作
    • 2009年 6月 23日

    アスペの兄を持つ者です。今週の月曜日ドラマを見てて、急に苛立ち暴言を吐きました。その暴言は「俳優達がもやし」だと言いました。今までよりはマシになったんですが、時々イラつき始めたり、ドラマを見てたりすると怒りはじめます。
    精神科の先生が言うには、アスペルガー症候群の人間はドラマを見ないと言います。その理由は登場人物の気持ちやストーリーなど、見通しがつかない、分からないからだと言います。でも兄を見てたら、俳優達を嫌っていた感じでした。
    今日もまた勝手にイラつき始め、物とか投げ飛ばしてたりしていました。理由は腹が減っているのと、この町にいたくないからです。悔しいと言ってました

    アスペの兄が孤立してしまったのは、急に火山のように爆発したり、なりふり構わずかんしゃくやパニックを起こし些細な事で怒ったりしたからです。
    小学生の時も友人とトラブルを起こしかなりのかんしゃくを起こしていました。アスペを知らなかった昔の私は幼稚でみっともないと思ってました。
    どうして兄があのような気持ちになり何を考えているのか全く分かりません。引越しをしたせいでさらに酷くなったんです。環境が変わったせいでしょうか・・・。
    質問を変えますが、アスペルガーは知性が高く社会性が低いと聞きます。兄は反社会的な事をやっていた事があります。
    社会性を上げるにはどうしたらいいのでしょうか?。

    • ヒゲ達磨(AS?)
    • 2009年 6月 24日

    今井A作さん。はじめまして。
    まずこの欄は、原則、コメントにはYANBARU先生以外はレスを返さないことになっております。ので、質問がおありでしたら、YANBARU先生になさるか、レスが無いことを前提にお出しください。
    >アスペルガーは知性が高く社会性が低いと聞きます。
    アスペルガーも人間ですので、十人十色です。貴方のお兄様は、>兄は反社会的な事をやっていた事があります。< とのことですので社会性が低いと表現できるかとは思いますが、それは貴方のお兄様が社会性が低いのであり、アスペルガー全員が低いわけではありません。  貴方のような書き方は、アスペルガーを十羽一からげにする乱暴な不躾な表現です。定型発達者の中に、貴方のような不躾で粗雑な方が間々おられることに、悲しみを覚えます。アスペルガーであれ、定型発達者であれ、他者をこのように扱わないように自己修練を積みたいものですね。 >社会性を上げるにはどうしたらいいのでしょうか?。
    逆にお尋ねしたいのですが、定型発達者の方々は、定型発達で社会性の低い人、例えばDVやパワハラの加害者、の社会性を上げるためにどのようなことをおやりなのでしょうか?
    また、貴方はお兄様の社会性を何故に上げたいのですか?確か貴方もお兄様も成人だと記憶しておりますが、お身内とはいえ成人なら本人の心を操作して良いのでしょうか?
    親子は他人の始まりと申しますが、経済的不利益を受けているなどでした縁切りも選択肢かと思いますが。

    • 今井A作
    • 2009年 6月 24日

    申し訳ありません。しかし兄は昨日ひどいかんしゃくを起こしたのです。暴言を吐き続けて、包丁を持ち自分の顔を傷つけようとしたんです。どうすればいいのか分からなくなってしまいこのようなコメントになってしまいました。
    どうか不憫とか言わないでください。あまりにもひどかったんです・・・。

    • mario (AS)
    • 2009年 6月 24日

    今井A作さん
    前にやり取りした時と、スタンスが変わっておられませんね?
    ここでの書き込みを見て受けだ印象からだけですが、私は、今井A作さん自身が、お兄様の問題行動のイネーブラーではないかと思い始めました。そうなっていないか、ご自分を客観視される事をお勧めします。
    お兄様にどんな問題があるにせよ、本人が解決する気にならなければ、どうしようもありませんよ。もう放っておかれては如何ですか?

    • ぴよよ
    • 2009年 6月 24日

    あの・・・もしこれから今井A作さんのコメントに指摘のコメントをつけようというかたがいらっしゃったら、もうちょっと練ってからにいたしませんか・・・?
    私もそんな誰にでも分かりやすい文を書ける人間ではありませんが、ヒゲ達磨さんとmarioさんのコメントでは、今井さんがお兄さんの問題を引き受けていること自体に正しい、正しくないを付けているように読みとれますが、このままだとどちらが何を言っても平行線議論が続くかもしれません。
    今井さんは今のところ“自分はお兄さんから逃げられない”と思いこんでいることを前提にした被害者の立場からいつまでもいつまでもお話しなさるでしょうし、ストレスか特性かは知りませんが、気持や認知の視野が狭くなってる状態は変わらないでしょう。
    ヒゲ達磨さんとmarioさん始めとする、ここのブログのコメンターとして年数を積んでいるAS傾向男性の視点では、例えご自分を名指しされて侮辱されたわけではなくても、“それはまずい!”と思ったら言いたい気持もごもっともでしょうし、これも今後も変わらないと思います。
    適切な指摘・・・
    >原則、コメントにはYANBARU先生以外はレスを返さないことになっております。ので、質問がおありでしたら、YANBARU先生になさるか、レスが無いことを前提にお出しください。
    >経済的不利益を受けているなどでした縁切りも選択肢かと思いますが。
    私から見て、この二つが最も具体的で妥当なメッセージだと思います。
    (レスはヤンバル先生以外はダメでしたっけ??)
    続けます。

    • ぴよよ
    • 2009年 6月 24日

    続きます。
    それでもまるで食い下がるように今井さんからのコメントが付くようでしたら、そこは管理人のヤンバル先生の出番ですので、コメントを載せるかいなかは静観してお任せしてはどうでしょう。我々のマイペースを乱して巻き込みたいという明らかな依存心や意図が見えたら、ヤンバル先生が気付かれないはずはないと思います。
    現に、発達障害の中でも知的に高く障害が重い者の居場所は無いと言える状態が続いていると思います。
    知的に高ければ悪い問題行動もそれだけ凄く複雑化しますし、支援先も知的に高いことを理由に切り捨てやすいようです。
    縁切りも、間に第三者が介入しないと被害者を守れないケースは存在すると思います。その方向でしたら、個人的なメールでヤンバル先生は相談に乗ってくださるのではないでしょうか?
    このブログは、自分で自分を守る意志のある当事者と、関係者しか対象にしていませんからね・・・。

    • mario (AS)
    • 2009年 6月 25日

    今井A作さん
    ちょっと突き放し過ぎたので、もう一度。
    これで最後にします。
    お兄様にここを教えませんか?
    私は、アルペルガーの反社会性と言うのは、本人がそうあるべきだと思う世の中に、実際の世の中がなっていない事から生じると思っています。世の中をちゃんと客観視出来れば、その世の中に合わせる・合わせないのコントロールが出来ます。その為には、アスペルガーの感覚が他の人とどう異なっているのか、アスペルガー当事者自身が把握するのが近道です。
    ですから、今井A作さんが「アスペルガーは問題だ」と思っていたのではダメだ。ちゃんとアスペルガーの感覚を把握して、お兄様を導くのであれば状況が改善する可能性があると、以前申し上げたように思います。
    今回、その様子が全く見られなかったので、がっかりしました。今井A作さんのスタンスが変わらないのであれば、お兄様から離れられた方がマシだと思います。
    ぴよよさん
    積極奇異型AS的なやり方かも知れませんが、おかしい事と思う事には、とりあえず「おかしい」と言いたい。それを受け取るか、受け取らないかは、相手次第で良いと思います。その先までは責任を持てません。ぴよよさんが書いているレベルの支援までは想定していません。「ヒントは与えた。後は自分で考えよ」です。今井A作さんが変わらないのであれば、(今井A作さんに責任がある訳でもなく)それはもう仕方が無いのだと考えます。

    • kcotan
    • 2009年 6月 25日

    今井さんが恐怖に支配され受身的になっているのもヒシヒシわかるし
    marioさんが見てて憤るのもすごく気持ちわかります。
    どっちも事実だけど、理解し合えないのもよくあることだなあと思います。
    みんなが自分に、殻というか、今ビジネス書で流行の言葉でいう「壁」とか「箱」があることに気付くといいと思います。
    私も成長したいです。

    • mario (AS)
    • 2009年 7月 07日

    kcotanさん
    「壁」がある事は良く分かりますよ。でも、ここに来たんだから「壁」を無視して、ストレートに話をしたら良いのではないでしょうか?こう言う歯に絹を着せない指摘はASの仕事だと思います。それでも、相手が自分の壁を壊せないのであれば、指摘が受け取れないのであれば、もう仕方がありません。殻から出るも出ないも本人の自由です。
    もし、今の状態の気持ちを受け取って欲しい、理解して欲しいと思う場合、それに適した(発達障害者をけなすような)サイトは世の中に沢山ありますから、ここでそれをやらなくても良いと私は(勝手に)思っています。

    • 青空
    • 2009年 11月 19日

    アスペルガー症候群の父親を持った家族のフォローをして5年になります。
    ここに来て、子供達の発達障害が次々に認定され、正に遺伝そのものとなっています。
    長男20歳 アスペルガー症候群
    次男18歳 知的障害児
    長女13歳 AD/HD
    単純に考えてみても遺伝を外して先に進めない状態ですが、今だ医学関係者の間では遺伝に対しての見解が見られません。福祉関係者の間では暗黙の了承があるようですが、医師に来ても言葉を濁してしまうのです。
    子供達も親も苦しい毎日と将来の希望は一つもありません。
    もしこの子達が結婚して子供が出来ることを考えるとゾッとします。
    桃井真理子自治医科大学医学部教授の研究発表にあるように自閉症の男性からの遺伝を発表されているのが目に付くぐらいです。
    今では、女性の高機能自閉症については、生物学的に指の長さの違いでそれもわかるようになりましたが、一般精神科医は今だそれすら知らない方が多くいます。
    また、女性のアスペルガー症候群の診断基準が外国から発表されるようにも聞きました。
    それにより、日本のアスペルガー症候群の比率が変化し、アスペルガー症候群は男性優位といった事がなくなるような気がします。
    オマケに、マスコミ各社がアスペルガー症候群の番組を報道したために、少し個性的な人をアスペルガー症候群ではと言った見方がされる風潮は、いいのか悪いのか・・・・。
    日本の精神科医師のレベルも上がってもらわなければ、素人のほうが数段上の知識と経験を積んでしまう様に思います。
    薬の処方が医師なのだといっておれないのが現状ではないかと思っています。もちろん、商売ですから食べなくてはなりませんが、もう少し会話による処方が出来るいいのですが、医師が直接ではなくても、院内にカウンセリングルームなどが出来るといいと思っています。

    • ヒゲ達磨(AS?)
    • 2009年 11月 25日

    青空さん。
    >アスペルガー症候群の父親を持った家族のフォローをして5年になります。
    ご苦労様です。それで
    >子供達も親も苦しい毎日と将来の希望は一つもありません。
    >もしこの子達が結婚して子供が出来ることを考えるとゾッとします。
    という感想をお持ちなのですね。
    教えてくださいますか?
    >今では、女性の高機能自閉症については、生物学的に指の長さの違いでそれもわかるようになりましたが、一般精神科医は今だそれすら知らない方が多くいます。
    人指し指と薬指の長さを比べると、男性は人指し指<薬指、女性は人指し指≒薬指や人指し指>薬指。そして、人指し指<薬指の長さだと自閉症の可能性が高いという学説を、ジョン・マニング教授(英国セントラル・ランカシャー大学)が2000年頃からとなえていましたね。知る人ぞ知るレベルの話題・トピック、単なる噂話ではない、専門家の個人的見解レベルのエビデンスの話題だと思っていました。
    先日も「先日、ギルバーグ先生に伺った話ですが、典型的な定型女性は人差し指が薬指より長く、男性は人差し指の方が薬指より短いそうです。そして、Extreme Mail Brain の自閉症の人は、基本的に、薬指の方が長い=男性と同様になりがちなのだそうです。」と目にしました。(発達障害特化型支援機関 それいゆライフサポートセンター&教育コンサルタントの服巻智子の公式ブログの2009/10/16)
    だから、青空さんの書き込みを見ると、指の長さの違いで女性の高機能自閉症はわかる=診断できる、
    それを>一般精神科医は今だそれすら知らない方が多くいます。<と青空さんは嘆いておらるのだから、しっかりしたエビデンスがあると推察しますが、そのエビデンス、診断基準に指の長さの違いを取り入れることが出来るほどの、エビデンスを教えていただけますか。
    続きます。

    • ヒゲ達磨(AS?)
    • 2009年 11月 25日

    続きです。
    以下は、山本医師の講演の要約引用です。
    もと http://www.tbgu.org/event/forum200811/article/yamasue.html
    引用 
    アスペルガー症候群を含む広義の自閉症については、3つの中核症状がまとめられています。
    1)対人相互性(社会性)の障害
    2)コミュニケーションの障害
    3)興味の限局、反復的常同的行動
    の3つです。
    この中でも、特にアスペルガー症候群の診断では社会性の障害が必須です。この社会性の障害のために、非常に高い能力を持っているにもかかわらず、社会復帰できないという人が多く、もっとも重要度の高い症状です。
    環境要因も関与するにせよ、遺伝的要因がかなり大きいと推定されています。
    アメリカで行われた3400の双生児(twin pair)の方を対象にした大規模な研究の成果を、詳しく統計学的に解析していくと、最終的な結論としては
    「3つの症状を説明できるような、共通する原因はないだろう」と考えられるようになっています。つまり、「1つの原因で自閉症を説明しようというのはあきらめるときがきた」、3つとも別個の原因だろうということです。
    引用おわり
    「遺伝的要因がかなり大きいと推定」といったところではないでしょうか?
    続きます。

    • ヒゲ達磨(AS?)
    • 2009年 11月 25日

    続きです。
    遺伝的要因の3つ全部持っている人がASを含む広義の自閉症ですから、定型とは、非「広義の自閉症」ですから、定型発達者はまったく持たない人、一つだけ持つ人・3タイプ、二つ持つ人・3タイプの7類型できます。
    まったく持たない人は、まったく遺伝的要因を持たない生殖細胞(卵子、精子)を持ちます。
    一つだけ持つ人(3タイプ)の生殖細胞は減数分裂して、まったく持たない生殖細胞、一つだけもつ細胞の2種。
    二つだけ持つ人(3タイプ)は、減数分裂して、まったく持たない生殖細胞、一つだけもつ2種の細胞、二つ持つ細胞の4種の生殖細胞がありえます。
    この定型同士のカップルでは、その卵子、精子の組み合わせは、(1+2×3+4×3)×(1+2×3+4×3)で361通り。
    このうち遺伝的要因の3つ全部を含む”ASを含む広義の自閉症”にあたる組み合わせは、24。これは、定型同士のカップルでも遺伝的要因の3つ全部を含む”ASを含む広義の自閉症”の子をうることがある。子ではなくとも、孫で持つ可能性があることを示しています。
    続きます。

    • ヒゲ達磨(AS?)
    • 2009年 11月 25日

    続きです。
    青空さんは>もしこの(アスペルガー症候群などの)子達が結婚して子供が出来ることを考えるとゾッとします。<という感想をお持ちなのですね。
    このアスペルガー症候群などの広義の自閉症の遺伝的要因の研究が示している、「定型同士のカップルでも”ASを含む広義の自閉症”の子をうることがある。子ではなくとも、孫で持つ可能性がある。」ということに、さぞや”ゾッと”なさるのではないか、冷汗三斗ではないかと思います。
    青空さんが尋ねられた医師の方は、青空さんの言動からそれを察したので、>言葉を濁してしまうのです。<の方もおられるのではないでしょうか?
    山本医師は、対人相互性(社会性)の障害に的を絞って原因や治療法を研究されています。その成果は、定型の方の中の対人相互性(社会性)の障害の遺伝的要因だけを持つ方、対人相互性(社会性)の障害とコミュニケーションの障害の二つの遺伝的要因を持つ方、対人相互性(社会性)の障害と興味の限局、反復的常同的行動の二つの遺伝的要因を持つ方、青空さんら定型発達者の中のこうした方々にも有益だと思います。
    こうした方々は、性格が悪いとか親の顔が見てみたいとか言われて苦しんでいるのではないか。幸か不幸か、アスペルガー症候群を含む広義の自閉症=3つそろっていると先天的な障害であると分かるのですが、揃っていない定型発達の方は、先天的な要因によるのだが今の医学ではそれが分からない、判別できないから、周囲から責められ、自分も自己を責めて苦しんでいるのではないかと、自己の体験から推測するのです。
    山本医師らの研究が早く実を結ぶことを願いますが、現に苦しんでいる人たちの苦しさの軽減はまったなし。社会の理解が深まり、医療費が支出されて>院内にカウンセリングルームなどが出来<て、ASを含む広義の自閉症の方のみならず、定型発達の方々も利用できるようになるとよいですね。

    • のら
    • 2010年 10月 20日

    依存は本当に怖いです‥。職場で毎日会う人が依存の対象になってしまったら(しかも対象の人が何人もいたりした日には)もう心の浮き沈みが半端じゃないです‥!!
    その人の態度に一喜一憂して仕事が全然手に付かないです。仕事から帰ってきてもその人のことだけ考え続けたり‥。もう自分の人生なのに完全に相手の人が主役になってて本当訳が分からないです(>_<) 私は一体なにをより所にして生きていったらいんだろう。。 大好きな人には嫌われるようなことばっかりして、一人でいても自分を見失うことが多く不安で仕方なく、自分のことは相変わらず分からない‥。そして自分のことも人のことも見失ってばかり。。 だけど最近ちょっとだけわかったのは、自分を大事にすることです。。自分は何がすきで何をやってるとき幸せで、とか考えると、自分のことがちょっとだけ見えてきて、じゃあ依存してる人にこんなことならしてあげられるな、とか、ちょっとだけお互いに接点を見つけられたりします。今までは接点なんて考えず、相手の人にベタベタしてただけなのでちょっと進歩しました。 自分の立場だけじゃなく、相手の人の立場を考えられるようになるのが今後の課題です。

    • F
    • 2013年 7月 12日

    昨日、歳の離れた妹から、半泣きで電話がかかってきました。
    「また両親が喧嘩した、自分が仲直りさせようとして余計に引っ掻き回してしまったかもしれない」と。
    両親の喧嘩はいつも同じパターンです。
    母が父に不用意な一言(それを言うと父を怒らせると容易に予測がつくようなこと)を言い、父が怒る。
    (しかも父に酒が入っている・帰宅後すぐで疲れているなど、全く状況を考えずに思い付きで口走る)
    そしては母は「父さんがこう言って怒るけど、母さんは悪気はなかった」「そんなつもりはなかった」と涙ながらに自分の『悪気のなさ』を主張して、子供を巻き込みます。
    子供は母の訴えを聞き、両親に仲直りしてもらおうとするのですが、いつも余計にこじれます。
    父は子供に自分の弱い部分(反省)を見せられるほど強くありませんし、女や子供を下に見ているため、正論で説いても聞き入れません。
    また、『家族みんなで父を責める』という構図になってしまうため、余計に父は強情になります。
    この「悪気はなかった」という母の主張が非常に曲者だと感じています。
    (私がこの『悪気の有無』に引きずられやすいのも差し引いても)
    母に悪気があろうとなかろうと、相手に誤解させたならまず謝り、そのあとで「自分はこういうつもりで言ったのだ」と誤解を解くほうがうまくいくと思うのです。
    しかし母は謝らず「悪気はなかった」としつこく言うため、「自分は悪くない」と主張しているように聞こえます。
    母は「悪気はなかった」「そういうつもりはなかった」と言うことで、自分の発言の責任をあいまいにしている。(自分の発言に責任を取らない)
    そのため学習できず、毎回同じ失敗(無神経な一言で相手を怒らせる)をするのではないかと感じます。
    「自分ではできているつもりだった」「チェックにチェックを重ねていた」と過程を主張し、『結果(仕事ができていないという事実)』に目を向けない人と、私の母が同種なのか否か、未だによくわかりません。
    依存型ジャイアンと受動型ASを、すっきり見分けられません・・・。

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