ADHD関連

ジャイアンの二つの攻撃

 ここまで書いてきたように、ジャイアンの中には合理的なADHDの面と優位に立ちたいエゴイストの面がある。もともと自分自身が矛盾しているのだ。

 その結果、傍から見ると相矛盾する攻撃を周囲にむけることもある。ジャイアンが自分の中にある自己突っ込みを、そのまま外に向けると、非常に厳しいので、ほとんど攻撃としか映らないだろう。

 ひとつは合理的な攻撃で、言っていることとやっていることが違うとか、意見が矛盾しているとか、反論の余地の無いような内容になる。

 もうひとつは、当然ジャイアン的な相手を黙らせる種類の攻撃で、「あんたはそんなことが言えた柄か」とか、相手の弱みをついたような攻撃だ。

 ジャイアンの場合、合理的なADHDと違い、ノンバーバル(非言語的)な技も使えるので、「威圧する」とか、「強引にゴネて押し切る」ということも含まれる。

 強引に、強い言い方で、しかも内容的には合理的に反論できなかったりするので、これらをいっぺんに浴びせられたら普通は対抗は困難だろう。

 ただ、ジャイアンの場合、他方で「ちゃっかり自分は責任転嫁している」ところもあったりして、「ずるい」「悪賢い」ということになるのは当たり前で、そのことは実は攻撃しているジャイアン本人も分かりきっていて、必ずといっていいほど激しい自己突っ込みが後から来るのではあるが。

 攻撃の目的は、多くの場合自分が不利になる状況を否定して相手を黙らせることなので、しばらく黙っていれば台風のように過ぎ去る。どんなに激しい言い方をしても、ほとんどの場合3日もすれば忘れてしまうので、台風と同じで「その場だけ被害にあわないようにしておく」ことだけ賢く考えるのが妥当な対応策だ。


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コメント

    • a
    • 2008年 3月 20日

    自分は感情を溜めちゃうし怒りたくても言葉が浮かばなくて結局溜めちゃうははめになるのでいいのか悪いのか分からないけど素直に自分の気持ち言える人は羨ましいですね。ひどい奴に見られがちだけどジャイアンもジャイアンで大変なのかな?悩んですかね?自分はどっちかっていうとのび太タイプだと思います。孤立型のASが記事になりませんが孤立型って人に興味ないんですか?声かけても反応したりしないんですかね?まぁ自分はASだとしたら受動型か積極奇異型だと思うんでその二つを詳しく知れればと思いますあとADD/ADHDも・・・?受動型と積極奇異型どっちも持ってる人っていうのは居ないんですかね?今日は誕生日だぁAS調べ始めて1年近くになるな。でも負けずに調べ続けます。また参考になるような記事やコメント待ってます(言葉や説明が難しくてなかなか理解できないけど)

    • mario (AS)
    • 2008年 3月 20日

    >ほとんどの場合3日もすれば忘れてしまうので、
    確か以前に「ジャイアンは自分に不利な事に付いてはいつまでも覚えている」って話も出ていましたが、どうなんでしょう。忘れる事と、覚えている事に、違いがあったりしますか?
    今では攻撃を上手く受け流しています。ただ、受け流すと決めていても、私にとっては(ASにとっては?)感情の嵐は非常に辛く、過ぎ去った後は精神的にヘトヘトです。
    自己突込みがある事も分かったので、おかしな主張に対しても特に指摘もしない事にしています。楽ですが、本当にそれで良いですか?指摘をした方が良い場合もありますか?
    最近思うのは、このような状態で落ち着いてやり取りしていてもすれ違いが多く、必要な情報の交換が全然できてないんだなぁと。まぁそれが分かるようになっただけマシなんでしょうね。

    • エイト
    • 2008年 3月 20日

    よく考えると、恐ろしいことに私のまわりはジャイアンばっかりです。肉親、家族、気になる人、気に入らない人。だからよ~くわかります。今回のテーマはほんとに全くそのとうりです。
    まともなこと(ほんとうのこと、正しいこと)を言われれば、相手の弱みをついて黙らせるorとにかく逆切れして相手を脅すorあり得ない責任転嫁・・・
    だから逆に考えれば、相手ジャイアンがこういう態度にでてきたとき、そのまともなことは相手ジャイアンにとっては痛いポイントでありアタリなのです。ジャイアン自身にもそれが根本的問題だとわかっているはずです。
    その時点でほんとうに心底反省、後悔すれば根本的問題に自ら立ち向かうと思いますが、中途半端な甘えがあるうちは、絶対に直しません。そして問題がもっと大きくなり、周囲の負担にも拍車がかかります。パワハラタイプも依存タイプも、罪は大きいです。という私も、息子たちは被害者ですが。
    息子の学校の校長がジャイアンで、合理的攻撃の回数は校長より私のほうが多いです・・・あちらはどんな手段をつかっても認めませんが、私は認めたので私のほうがまともな人間だと思っています。しかし、教育関係者が特別支援を考えたとき、必ず自分のなかの発達障害に気付くはずなのですが、素通りする図太さは見事としかいいようがないです。校長が退職する前に、校長のために「あなたこそパワハラジャイアンです」と言ってやりたいですが、妄想だけに留めておきます。でも、いくつになっても、気付かないよりは気付いたほうがいいと思います、自分のために。

    • ぴよよ
    • 2008年 3月 21日

    申し訳ないですが、少々脱線したことをコメントさせてください。
    しもしないで言いますが、つくづく結婚てわずらわしいですね!
    する前は親を始めうぞうむぞうの周りが「世の中の人が普通にやってることだよ」「へ理屈ばかりつけていたら何もできないよ」「高条件が揃ったからじゃなくてしなきゃと思ったらしてしまうものなんだよ」「しないしないと言っている人が気が付いたらその辺の人としているものなんだよ」などなどうるさいことを次ぎ次ぎに言うものです。
    確かに、適齢期の独り者にそういう励ましがあからさまに無かったら、非人間扱いされているようでそれも不自然ですが。
    でも、勢いでしてうまくいかなかった場合はあらゆる人間を納得させるための理論武装を一人で全部しなければならないんですね!
    法律関係、倫理関係、医療関係、金銭関係、縁故関係から就労先関係まで全部網羅する能力を付けないと結婚とはしてはいけないものなのでしょうか?
    人は一人で生きていけないから一緒になるものであったはずなのに、一人で生きていけないことを自覚している者ほど不利に傷ついたり、ずるい者が傷つくことを逃れて要領だけで立ち回ってしまったり、理不尽な事例が増加している気がします。
    引き替え、個性はあっても落ち度はないのに、本当に一人で生きていける者は返って人と接近しない傾向も増えてきているように思います。
    結婚しない一群の二極化とでもいいましょうか。
    しかし結局継続する結婚が成り立っているのは、依存度や鈍感さが一定ゾーンの中に収まっている一群に限られてきているようです。
    それはいいのですが、社会に不義理(保育費滞納や家庭の外部の人へのジャイアン的振り回し)しながら継続している夫婦には納得しがたい。こんな人達は参考にしろと言われてもしたくない。いくら私達女性が出生率の回復を社会から望まれても、こんな養育環境の不純が進んでいる現場の仲間入りは、もうとてもできません。
    私の観念で周りを読みとっただけで統計を取ったわけでないので、親への反論には使えませんが。

    • you
    • 2008年 3月 21日

    もう、この項目は、我が配偶者のことをそっくりそのまま書いてある、としかいいようがありません。こんなにもジャイアンは、パターン化されているのかと驚愕、です。
    「お前は言っていることとやってることが違うんだ」→この台詞を夫が言うのを何十回も聞いてきました・・・笑っちゃいます。
    また、ノンバーバル(非言語的)な技も使える→
    やっと、なぜ彼がいつも周囲を緊張させ、ピリピリした家庭の雰囲気になり、なぜか私が彼の顔色うかがうことになってしまうのか、悩んでいましたが、こりゃもう「天才」だったわけですね!
    彼の職業は法的交渉の分野なので、おそらく「天職」に違いないですね。最終的に相手を黙らせ自分側が有利なように合理的決着を図るわけですから。どうりで仕事ができると評価が高くなるわけですね。でも本人はこんな仕事いやだとものすごいストレスのようですが。
    それにしても、自分の不貞行為の「正当化」に、10年以上前の結婚式の祝儀の分配のこととか、家計に外食費が多いとか、「その筋違いな理由は何?!そんな昔の?!金のことばっかりじゃん!そのこじつけ・後づけのめちゃくちゃな言い訳はなんなの?!」と呆然としていましたが、全部、納得しました。
    そして嵐のように3日もすると、「おれそんなこと言ったっけ?」とすっとぼける(本人はマジで忘れているんですかね)のも。
    絶対に謝罪をしないので、話がこじれます。どうでもいい小さいことでは(皿割ったとか)ごめんねーごめんー、と言えるのに、絶対に必要だろ、って場面で謝れない、というのは彼にとって不幸だと思います・・・。
    すべて聞き流し、ノンバーバルな攻撃もこちらは感度ゼロにして反応せず、放置して暮らせば、家族としてやっていけるのか?試してみるしかないのかな・・・。

    • 匿名
    • 2008年 3月 21日

    3日かかることもありますが最近は(特にこのブログを読み出してからは)数分後に攻撃対象に同情陳謝(心の中で)することが多いです。大事なのは、ジャイアンこそ理性知性知的能力を高める(読書などで)必要があることと、なにより最重要なのはすべての人にこのブログを読んでもらうことでしょう。でもコメントが増えすぎてYanbaru先生は困るでしょう。

    • mario (AS)
    • 2008年 3月 21日

    エイトさん
    >中途半端な甘えがあるうちは、絶対に直しません。
    自己突っ込みがあっても、それを直さない(直せるとは限らない)のですか?いや、その視点が全くなかったので…
    ジャイアンは矛盾を抱えたままで(自分を責めたままで)、主張なり立ち位置はその後も変えない?考え直すと、確かにこれまでもそう書いてあったかのように思います。
    とすると、私はAS的な感覚で読んでたので、読み間違えてました。私は(たぶんASは)自己突っ込みを入れる状況では、自分を修正しないではいられません。それが出来ない時にはたぶん状況を弄ります。それが必然である事の説明、言い訳じみた弁明、自己正当化?
    ASは基本的に矛盾を許せない(回りも自分も)?
    ジャイアンはいつも矛盾を抱えている?
    自己突っ込みがあっても反省・修正しないのは、甘えを持ったジャイアンだけ?自己評価の高い(自然な状態の)ジャイアンも?

    • エイト
    • 2008年 3月 21日

    youさんのコメントを読んだら、私にもあてはまっていて笑ってしまいました(youさんごめんなさい、でもyouさんの参考になればと思い書きます)。
    (我家の場合ですが)私も主人に対して突然キレることがあります。主人にとっては「突然」でも、こちらはそれなりに理由があり、普段我慢していることが積もり積もってある日火山噴火のようにマグマ爆発でした。(最近はほとんどありませんが)
    主人が何民族に属するのかは不明ですし関心もないのですが、理論と態度は立派なのに、家庭内の面倒なことはことごとく避けます。仕事にのみ責任感抜群です。(感謝、尊敬もしていますが、それと同等の不満もあるのです。これも私のジャイアンの矛盾?)
    噴火中、やっぱり10年以上前の今更言ってもしょうがないことなども思いだされて、いつもの5倍、頭と口が回転します。主人が無視、反論すると余計にエスカレートするので、あちらもじっと黙って聞いていますが、そのうち私も疲れて、それに少し言い過ぎたと反省して終結します。私から主人への合理的攻撃のことも、責任転嫁のこともありましたが、肉親をみても、やはりジャイアンの身近な人への攻撃(本人は自己主張のつもり?)は、もの凄いものがありますね。ほんと、周囲は被害者ですよね。その場は周囲の人は、やはりYANBARU先生が仰るように、聞いているふりだけしているのがいいかもしれません。吐き出してしまえば本人はすっきりしていますから。
    ジャイアンの責任転嫁の嵐なら謝るのは逆効果、そして再びそのことで刺激しなければ嵐は起こりませんが、問題はジャイアンが合理的攻撃をするときでしょうか。家族の場合はいつでも攻撃されてしまうので、ジャイアンが諦めるか(通院してない、先生のブログも知らないジャイアンの場合その確率はかなり低いと思うけど)、相手が折れるか、お互いが決別するかでしか終結しないと思います。まれに私の両親のようにジャイアン同士、嵐×嵐でも何故か成り立つ夫婦もありますが、果たして本人たちは幸せなのか?・・・こどもは間違いなくACになります・・・

    • エイト
    • 2008年 3月 21日

    marioさん、今コメントみました。少し待ってください。

    • エイト
    • 2008年 3月 21日

    marioさんへ
    ジャイアンは基本的に、責任を取りたくない「脳」なので
    、なにかしらの問題があっても自分が耐えられれば(というか、周りが耐えられれば)、安心して暮らせます。
    要はその問題が自分自身を苦しめ、もう誰も頼りにならないとはっきり身にしみたとき、やっと自分の欠点を直そうとスタート地点にたつのではないでしょうか。しかも自分自身では無理!必ずサポートがいると思います。(ジャイアンが納得する方法論、または医師、カウンセラーなど)
    自己突っ込みは、依存性が強いジャイアンほど、その深さ、濃さが低レベル(回数も?)ように思います。だって深く、濃く自己突っ込みできるなら、そんなに依存するわけがないです。結果的に依存で周囲に迷惑をかけます。
    しかし(依存性の少ない)自立できているジャイアンは、自分の権力が発揮できる範囲では、自己突っ込み(依存タイプよりしっかり自己突っ込みするので自立はできるが)よりも自分のエゴを優先するので、結果的に周囲に迷惑をかけます。
    こんな感じでわかるでしょうか?ジャイアン的に説明するとこうなるのですが。

    • ぴよよ
    • 2008年 3月 21日

    ジャイアンにとって日々しゃべる自己中発言は、みなさんのコメントを読ませてもらっているうちに、ただの記号なのではないかという気がしてきました。
    この仮説で行くと、喧嘩している最中にも、自己突っ込みで考え直して当人が(もう折れてもいいかな)と思う瞬間がある可能性がありますね。ジャイアンと会話を完結させるヒントが見えてきそうな気がします。でも途方もない道のりなんでしょうけどね。
    毎日の日常の中では無理、生身の人間相手では無理でしょう。
    受動型と同様、ジャイアンもいくら厳しい自己突っ込みの鍛練を重ねても、最後はどの人(せめて病んでいない人)とも会話を完結させることが目標でないと困ります。
    ここで勉強するまでは、私も人がうわべでしか見えないので、彼らに自己突っ込みがあることすら全然見えていませんでした。
    今でも完結してくれない相手、しかも私を選ぶかのように完結してくれない相手には、長期に渡って情報集めをして恨みを晴らす算段を立てたくなります。ASの私が年を取るに従って衝動は減っていくであろう、という観測を過去に立ててくれた人がいましたが、行動化できないだけです。定期的と言えるくらい時々に、過去の衝動が黙って湧いてきて困ります。
    ジャイアンは動き回ることで他人を振り回しながら自己突っ込み、受動型は黙ることで他人を振り回しながら自己突っ込み、なぜなら生まれ落ちたその日から全ての人が自分に加害する支配者である、という無意識の構造は同じなのでしょうか。無意識とはげに恐ろしい領域ですね。こんな無意識を持って生まれてしまい、親に申し訳ない。

    • ねね
    • 2008年 3月 22日

     「二つの攻撃」ということは少なくとも他のタイプの人よりは二倍は攻撃するということでしょうか・・・・
     最近は激しい攻撃をしなくなりましたが、息子はことあるごとに「何怒ってるの?」と言います。「怒ってないよ。」と言うし、実際怒っていないのですが、口調が普段から激しいようで、威圧感も出ているらしいです。
     ですから、「怒ってないよ」ではなく「私が怒ったらこんなもんじゃないよ!」と言ったほうがわかりやすいのかも知れません。それでも、議論の段階では自分は怒っているつもりはさらさらありません。たとえ声が大きくなってもです。怒っているというのはむちゃくちゃを言い出したとき、つまりここでいう、「相手を黙らせるための攻撃」を始めたときですね。
     
     息子が 本当に怒った私の状態を忘れてしまっているほど長い間 相手を黙らせるためのジャイアン攻撃をしていないというのは実にめでたいことだと この記事を読んで改めて感じました。

    • mario (AS)
    • 2008年 3月 22日

    エイトさん
    私の疑問にお付き合い下さってありがとうございます。
    どっちにしても周囲に迷惑をかけるんですかね…(^^;
    エゴが前面に出ている状態は、激しい自己突込みをしながらもエゴを優先しているのですね。それはそれで辛そうだ…
    嫌われることを恐れないでも良い現状で、私はやっぱり彼女(元妻)には親としての責任を求め続けよう。おかしいことには、おかしいと言おう。攻撃には反撃しないで、でもひるみもしないで。彼女の人生で一番嫌な存在になるんだろうなぁ。あれ、でもそれじゃAS的に縛っていた以前と変わらない?難しい…
    相談って方法が良いんだろうけど、凶暴ジャイアン化した今は以前以上に相談できないからなぁ…

    • たかこ
    • 2008年 3月 22日

     ASであろうと思われる私の主人は、ジャイアンとおぼしき女性から、「おこられる」ことが「それから逃れるためにはどんなこともする」ほど「怖い」ようです。私の主人が逃げようとする様子が私には「パニック」のように見えました。
     ジャイアンの「ものすごくおこる」場面に私は遭遇したことはないのですが、近い家族のことばによると「すごく怖い」らしいです。
     
     いつか少し書かれていた「ASのちょっとだめADHDをほっとけない衝動」についてもいつか教えてください。

    • エイト
    • 2008年 3月 22日

    自分が自己正当化型ADHDだと自覚していないジャイアンは、ほんとうによく「怒る」と思う。
    まるで、「怒らないと死んでしまうんじゃないか」と思えるくらい全エネルギーを集中させて「怒っている」。
    「怒る」ときが1番元気がいいし、自分は生きていると実感できるみたい。
    難しいことはわからないけど、「笑い」よりも「怒り」のほうが原始的な感情だと私は思うから、やっぱりジャイアンって原始人に近いのかもと秘かに思う。
    注:これは妄想だから、ASの人はこれを読んでもジャイアンを軽視しないでね!

    • まーちんAS
    • 2008年 3月 22日

    日頃のストレスが少し解消されました。
    何かトラブルがあった時に、
    ジャイアンは、なぜ理性的に問題解決をしようとせずに
    感情を露わにするだけなのか?と不満に思っていたのです。
    私はトラブルは速やかに(効率よく)解決したい主義です。だから、ジャイアンの感情的に怒りをぶちまけるだけの行為は、非効率的(私には無意味な行為)でしかなく、その行為の意味がわからないことがいつも不満でした。
    そして、ジャイアンは怒りをぶちまけたら、すっきりしてしまい、解決のないままで終わってしまうことが多い。
    これも、ストレス感じます。
    でも、やっとわかった。
    理性的に解決する目的が、私とジャイアンでは違うんですね。私(AS)はトラブル解決を目的、ジャイアンは自分が優位に立つことが目的。
    いつも、ジャイアンはちっとも理性的じゃない!(理性的になれない人は嫌いです)と思っていたけど、実は理性的に怒っていたのか?と思ったら、ちょっと気持ちが軽くなりました。
    ちょっとズレてるかもしれないけど、少し歩み寄れそうな気がします。

    • tukatantikatan
    • 2014年 12月 27日

    >「その場だけ被害にあわないようにしておく」ことだけ賢く考えるのが妥当な対応策だ
    という、ことですが、私は言葉だけは無視できないので聞いて考えてしまう。どう被害にあっているかもわからなかったですが、薬効のせいか、わかるようになってきた!
    二次障害でジャイアン状態になれる人は、ある程度非対称の状況察知能力を持ってるという、それは「関係性を自分で選べる」ということだと思う。これに私は安心する。安心してジャイアン状態の人を捨てられる。

      • tukatantikatan
      • 2014年 12月 29日

      あ、結局ね、間に合わないんです。私は。だから。おそらく後に感じるであろう被害を事前に避ければいいんです。あくまでも期待には応えられないですからね。でまた、あくまでも私は自分の経験からでないと予測が難しいですからね。

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