受動型ASはジャイアンとは違う形で依存的である。認知と行動が基本的に受動的で、相手または周囲の誰かが動かなければ自分からは行動を起こせないという行動特徴を持っている。その意味で「自分がない」とか「透明人間」というようなイメージになる。
だから「仕切りたい」ジャイアン(自己正当化型ADHD)とある意味で「表面上利害が一致」する。ジャイアンに仕切らせておけば受動型ASは自立と自己責任の大きな不安から逃れることが出来る。
だが受動型ASはASであるので、相手に責任を突きつける。「仕切るなら仕切っただけの責任を負え」と。
実はジャイアンにはそういう用意はない。仕切ってはいるが、もともとジャイアンは「責任を取りたくない脳」なのだから。
だからカップルの中にお互いへの責任(浮気等)や、経済的な問題や、子育て上の親としての責任などの問題が生じると表面上の共依存無責任体制の根本的な問題が表面化する。
ジャイアンはある意味正直なので、責任を自覚せず放棄して丸投げするような発言を平気でしてしまい、それが受動型ASからは許しがたいということになる。
子供も居ないで浮気などもなく、表面上の波風が立たなければ、ジャイアンも自動型ASも非常に不得意とする根本的な責任を問われる事態は生じない。不倫や愛人関係、浅い友達関係などの責任を不明確にした関係では逆に双方とも居心地がいいだろう。(人生にプラスには決してならないが)
あれ?
私って、ジャイアンではないと、ヤンバル先生に診断してもらっていましたけど、やはり『受動型AS』の依存なのでしょうか。
ここに書かれてある現象では、旦那がジャイアンみたいなのですが・・。
我が家の問題みたいな感じです。。。
私が受動型ASで、今度結婚予定の彼女がジャイアンです。
だいたい書いてあることはあっているとは思いますが、彼女に自由に決めさせて、私が責任を取るという役割分担になっています。
こういう形がとれるのは、ある程度年の差(彼女は9歳下です)があって、成熟度の差が必要なのかもしれません。
私からすると、何かを決めなくてもいい(彼女に決めてといわれたときだけ、決める)というだけでも、十分にいごごちがいいものです。
ジャイアンの彼女がどんどん脱皮して成長していくのを見るのもまた気持ちがいいものです。