アスペルガー症候群の人と話していて驚くことは、「後悔しない」ということである。逆に言えば、「後悔するくらいならはじめからするな」「後で絶対後悔できないので事前に悩む」という思考と行動をとる人たちである。
驚くべき記憶力で、小さい頃のことまで克明に記憶し、また他人にも厳密な首尾一貫性を要求するので、多数派からすると「随分前のことを取り出して難癖をつける」ような形になってしまう。これは思考法の直接の帰結なのだが。
これと「人への愛着」が合わさって、多数派から見ると支配的でストーカー的な行動が帰結する。
また他者も自分と同じく首尾一貫性を重んじ、軽はずみには行動しないと仮定すると、必然的に「何らかの意図があって」ということになり、表面的には被害妄想的な発想ともなる。
成人アスペルガーの人々と時間をかけて対話して理解を試みてきた結果分かったことだ。下記に詳論
http://www.geocities.jp/yanbaru5555/ASspirit.htm
先生の考察や一覧などを参考にしていくと、グレーゾーンに位置する人々も、かなり出ますね。(正常とAS、正常とADHD)
普通と思われる人のなかにも、こうした傾向の一部を持つ人は多くいますが、その場合、その問題に関しては同じアプローチと考えてよいように思われます。
例えば・・・先延ばしなど。子供に多いのですが、やはり注意が長時間もてない子と、優先順位とこだわりの問題などからできない子がいます。
こういう場合、正常と判断される子供にも、先生の言われるアプローチは有効ですよね。
マニュアル化までいかなくてもよいですが、育児や躾の手引きに使えそうな気がしています。
こんにちは
AS・ADHDともに先天性のものなのでしょうか?
それとも生活環境になどによるもでしょうか?
発達障害は脳の働きの違いで、先天的で、生活環境でなるものではないと私は考えています。私はADHDですが、治って普通の人になりたいとは最近は思わなくなりました。
ありがとうございます。
脳の働きが普通の人と違うのであれば治す事はムリなのでは?と思うのですが。
治すという事は社会に適応させる事とは違うのでしょうか?
無理に適応させる事に専念すればしんどいです。
>アスペルガーは後悔しない
アスペルガーは十人十色だとすると、このことに関しても様々かもしれません。
私の娘は強迫性障害があるので、何だかいつも「おばあちゃんにこう言っちゃったけど、言わない方が良かったかなあ」とか「いつもはこの順番でするのに、今日はこうやってしまった。まずかったかなあ」などと、すごく細かい「後悔」を、私に言ってきます。
だいたいは強迫観念的で、どうでもいいことなので、「そんなことはさらさら流して、次に進もう!」と促しています。
私自身はどうかなと振り返ると・・・「後悔すること」って基本的に好きではありませんね。顔と体が後ろを向く感じなので。何だか心にブレーキがかかって、ひどく窮屈で、息苦しい感じがします。
むしろ、失敗したとしても、顔と体は前を向いたままで、「やってしまったことはしかたない。まずかった場合は次に進みながら修正しよう。謝る必要があればすぐに謝ろう」という感じに捉える方がずっと気持ちが楽です。