ADHD関連

話を聞くことの重要性

 発達障害の子育ての一番のポイントは、「言葉で(人格を)否定しない」ということだ。

 場の状況は分からないか自分なりに独特の仕方で理解するので、例えば態度や表情でいじめられても無視されても、気付かないこともあるが、それよりも「お前はいつも人に迷惑をかける」とか「お前は人の気持ちが分からない」等の「言葉で人格を否定される」のが一番辛い。

 親からのその言葉だけで自己評価は低下し、将来うつ病になる可能性大といっても過言でない。

  逆に、発達障害を育てる上で大切なことは、「本人の話を聞く」ということだ。頭ごなしが一番いけない。まず本人の話を聞いて、「あなたの考え方も一理あると思う」と受け止めた後で、もしもそのとおりに出来ないときには、きちんと根拠を述べて理論的に何故妥当でないかを説明する。

 話さえきちんと聞いておけば、ADHDの場合極端な話愛情などは問題にならない。ASの場合は愛着の対象である母親からの場合、ちょっとした表情の変化などにも過剰反応することがある。

 いずれに対しても「出来るだけ感情を交えない事務的な表現」で伝えることは重要である。

 発達障害でなくても当たり前のことであるとは思うのだが

http://www7.ocn.ne.jp/~k-goto/


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コメント

    • m.y
    • 2006年 8月 10日

    こんばんわ。
    心療内科では何も言えず、神内で今は診て貰っていますが、とりあえず言語?での検査をして調べてもらっています。どう説明すれば理解してくれるのか分からず迷っていますが、来月に結果が出るようです。その後はどうするのか分かりません。
    すみません。纏りませんでした。

    • 匿名
    • 2006年 8月 13日

    YANBARU先生こんにちは。
    はじめまして。
    循環器内科医のDr. Iと申します。
    いつもブログ拝見させて頂いております。
    話を良く聞くというのは、発達障害の子でなくて、患者とかにも当てはまる事だと思います。
    患者の話を聞かないで、頭ごなしで話をする医師もいますしね。
    ところで、話は変わるんですが。
    一つお願いがあるのですが、よろしいでしょうか。
    ご存じかもしれませんが。
    私はブログの他に、メールマガジンや無料レポートという物も書いております。
    それで、今度新しく、無料レポートを書こうと思っているのですが。
    そのレポートの中身は、医者が書いたブログを厳選して、20~30位集めて紹介する、という物です。
    タイトルはまだ未定なんですが、
    「医者のホンネが丸わかり!」
    のような感じのタイトルを、と思っています。
    その無料レポートの中で、先生のブログを紹介させて頂きたいのですが、構わないでしょうか。
    もしよろしければ、レポート内で、数行の紹介文と、ブログ名、URLを紹介させて頂きたいのですが。
    ご検討頂ければ幸いです。
    何卒よろしくお願い致します。

    • 匿名
    • 2006年 8月 13日

    前略コメントありがとうございます。このブログも含め、私のHPの内容は公開しておりますので、ご自由にお使いください。メール相談にも対応しておりますが、その場合はお急ぎの場合はご遠慮ください。またご本人の回復への意志が不足と判断した場合はお返事しませんとご説明しております。
    http://www7.ocn.ne.jp/~k-goto/

    • るる
    • 2013年 7月 18日

    過去の記事を読むきっかけは、私の場合、新着コメントのある記事を読ませていただくことです。
    過去記事との「出会い」「ご縁」のような気持ちです。
    以下ひとりごとです・・・
    過去の自分は、人の話を聞いていなかった!
    というより、聞こうとしていなかった。
    今も聞けているかどうかはわからないけど、「聴こう」と努力している、これは間違いないと思う。
    他者にかかわることについて、自分がこんなにがんばっているのは、たぶん人生初です。
    それは人のためでもありますが、やはり根っこの部分では、自分のためなのだと思います。
    やっぱり「私は私」。でも、少し変わったし(たぶん)、努力している(つもりだ)。
    自分の方向性が間違っていないかどうか、先生のブログを参考にしながら、今日も一日を大事に過ごします。

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