ADHD関連

骨肉の争い

 ジャイアンACや依存型ジャイアンがASの愛着で自分の不安を解消しようとした時、時に(実は少なくないのでは?)「母娘ジャイアンの愛着争い」という実に恐ろしい状況が見られることがある。

 ASの愛着は「雷に打たれる」と表現されるように、当のAS本人にもコントロール不能な面があり、自分の子供でも、「当たる」場合と「外れる」場合があり、同じ兄弟でも片や溺愛、片や極端な冷淡さで足蹴にするということが普通に見られる。

 その結果、「愛着はジャイアン妻にだけあって子供にはない」というパターンとともに、「愛着の一番がジャイアン娘に移行する」ということが起こりうる。  

 自身のACの不安を解消したり依存したり(して利用)しているAS夫の愛着が、同じジャイアンの娘に移行することはジャイアン妻にとっては重大な状況であり、このジャイアン妻の非言語的なジャイアン娘へのウラのメッセージがどのような恐ろしいものになるかは普通の人の想像を超えているだろう。ジャイアンにとっては母だろうが娘だろうがお構いなしなのだ。

 このウラの恐ろしい否定的なメッセージを受け取った娘のジャイアンACを数例私はケアしてきたが、重症の摂食障害になったり、解離(多重人格)になったり、厳しい病的な経過をたどることが多い。

 治療はこの世代を超えた不条理な構造の全体を本人に説明することと、この事実を受け止めて合理的に乗り越えるまで面倒を見ることになる。

 ジャイアンとASの性(さが)が生み出す「骨肉の争い」だ。 

      


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コメント

    • むーん
    • 2008年 10月 25日

    こ・・・怖いです、YANBARU先生。
    私、既に重症化してますが(摂食障害もあったし、AS元彼の解釈によれば解離もあったです)
    「ちあきしんいち」の皮をかぶった「泉谷しげる」の愛着が私に移行しつつある現在、(・・・迷惑なんですが。)母からのこれからの「ウラメッセージ」が怖いです・・・
    父が今どっかへ閉じ込めちゃってるから、まだいいけど、しかし実際に実はもう来つつある。(リアル専門医も困ってる。)
    HELP ME!

    • あおがえる改めあまがえる
    • 2008年 10月 25日

    これは気の毒。。。。
    ジャイアンとASが存在する事で、メリットが得られることはないのでしょうか?

    • ひまわり
    • 2008年 10月 25日

    > ASの愛着は「雷に打たれる」と表現されるように、当のAS本人にもコントロール不能な面があり、自分の子供でも、「当たる」場合と「外れる」場合があり、同じ兄弟でも片や溺愛、片や極端な冷淡さで足蹴にするということが普通に見られる。
    このようなことを、本当に感じました。
    >ジャイアン妻の非言語的なジャイアン娘へのウラのメッセージがどのような恐ろしいものになるかは普通の人の想像を超えているだろう。
    YANBARU先生の言われる図が成り立つとしたら、
    私は娘に対し、どんな『ウラのメッセージ』を送ってしまうのでしょう?
    私自身は、『一刀流』でしかないつもりですが、『二刀流』で(ADHD疑いの)娘をACにしてしまうことは、避けたいです。
    頭では分かっていても、現実の私は、むーんさんの母親のようにしてはいないだろうか???と不安です。

    • むーん
    • 2008年 10月 25日

    少々焦りすぎでした・・・
    人間77才になって、そうそう愛着の対象変わるわけでもないみたいで。
    AS父は、やっぱり母が大事みたいですね。(私の独立に対して、多少責任感は出て来たみたいですが、やはり母を守りたいらしい。)
    ・・・しかし、多数派ヘルパーさんは「あんた出てっても、お母さん家に帰って来ないよ」と直感で言っている。さぁどうなる!?

    • 黒すりごま
    • 2008年 10月 25日

    >ASの愛着は「雷に打たれる」と表現されるように、当のAS本人にもコントロール不能な面があり
    こういう先生のASに対する臨床的観察は非常に参考になります。
    ASの私が過集中で連日ここにコメントしていることがもう「愛着」くさい・・・
    人と一緒にいても「猫」でいられるADHDの方に比べ、私のように「猫的生き方」を望む変人ASは工夫がいるようです。結局、人と長くいすぎないで、物理的距離をしっかりと取ったり、長い時間をおいてから関わることくらいしか、アイディアが浮かびませんが。
    でも「猫的生き方」は私にとって最高です。一度味わうとやめられません。
    主題からはだいぶずれてしまい、失礼いたしました。

    • むーん
    • 2008年 10月 25日

    >ASの愛着は「雷に打たれる」と表現されるように、当のAS本人にもコントロール不能な面があり
    ・・・これはあくまで、私の主観ですが、何だか父の愛着は、私の(母もですが)頭をすり抜けて、多数派ヘルパーさん(もはや相当年配、父と同世代)に向かったみたいなんですけど。
    別に、父となにかある訳ではないのだが、もう年だから、体が続く限り家に来る、と言っていて、父も第二の奥さんのように仲良くしている。
    ・・・それはそれで、最初はなにやら不愉快でしたが、今はむしろ好都合かと。・・・父はもともとそんなに某氏のように、「ADHD好き」ではないみたいなので。

    • くらら
    • 2008年 10月 26日

    はい
    家もそうです
    AS父の愛着は
    母から私、今は孫娘へと移行しています
    母は完全に私をヤキモチ焼きの対象として見てました
    私が○才の頃はこうだったのにあなたは〜。
    と言われることがしばしば。
    片や専門学校卒の母と、片や4年制大学卒の私と、同じように進む訳がなく、またその道を選んだのはお互いなので
    それで比較されても全く意味がない
    にも関わらず比較してどーのこーの言いたがる母は
    単にやきもち焼いていただけなんだろうな
    と。
    AS父は
    孫娘を見ていてやっとお前の気持がわかるようになった
    という
    遅い、、、。
    ちなみに我が家はたまにしかこない孫娘優先の間取りです。今は。毎日生活している私と母はどうなるんでしょうか?
    なんだかAS父は
    手に負えそうな女ばかり愛着に選び
    自立心にとんだおとなは愛着の対象からはずしているようにも見える。

    • むーん
    • 2008年 10月 26日

    >AS父は
    手に負えそうな女ばかり愛着に選び
    自立心にとんだおとなは愛着の対象からはずしているようにも見える。
    家の場合。
    「支配的ジャイアン祖母」「依存型ジャイアン母」「ジャイアンAC(私)」と続いて、父はいい加減ジャイアンが嫌になったらしいです・・・(ま、気持ちは分かる。3人とも凄い化け物~失礼!~なので。)
    多数派X1(連呼したくないが、やはり自立していることだけは確か)な人に、ある意味甘える方向性に行っちゃったみたいで・・・
    PS;しかしま、ヘルパーさんが逐一私の行動を報告&ハッパかけるので、父の(私を)見てみぬ振りも限界かと。とりあえず良かった良かった。

    • mario (AS)
    • 2008年 10月 26日

    >自立心にとんだおとなは愛着の対象からはずしているようにも見える。
    耳が痛い…
    いや、別に自立した人を避けてる訳じゃないんだけど、僕は「あなたが必要なの」って空気のようなものを読んで彼女を選んじゃってるみたい…
    今になって振り返ると、これまで依存型ジャイアンかACとしか付き合ってないような気がします。(高校時代の彼女は合理的ADHDだったかも?)
    結局お付き合いはしませんでしたが、ちょっと前にも依存型ジャイアンと思しき女性と“雷に打たれた”ように惹かれ合いましたし…
    そうは言っても、恋愛って“この人は多数派だから”ってするもんじゃないし、さて、これからどうしたもんだか…
    っと本題から逸れました。私も息子に強い愛着を持ったことが、元妻との破綻の一因かも知れないと思ってます。まぁ男同士ですからそんなに激しくないですけど(娘を持つ事を想像しただけで、それはもう大変そうです)。

    • ドロシー
    • 2008年 10月 26日

    >なんだかAS父は
    手に負えそうな女ばかり愛着に選び
    自立心にとんだおとなは愛着の対象からはずしているようにも見える。
    私の周りのASもまさにそんな感じです。
    義父なんかは、赤ちゃん時代からほぼ同居して世話してる孫息子より、
    「犬」命です。(その犬すらコントロールできず振り回されてる)
    義母(合理的ADHD系か多数派と思ってましたが、どうもベースは
    ジャイアンくさい)には完全に依存してますが。
    義兄(先の孫息子の父)なんてバツ2ですが毎回、相手は一回り以上の
    年下でした。
    できる彼女もへたすりゃ娘?ってくらいの娘。(しかも世間しらずっぽい)
    ホント大人の女は手に負えないんだなと思う。
    我が旦那も受動型AS系の人ですが、愛着??
    元々私にはあまりない気が(笑)
    息子のことはそれなりに大好きなようですが、男同士なので
    私もヤキモチはおきません。これが娘なら確かに…って思いますね。

    • パパイヤ
    • 2008年 10月 26日

    うちの両親は何派なんだというのが疑問でしたが、AS父、ジャイアン母と仮定するとこの話は納得できます。
    結婚当初は父の愛着は母にあったと思います。多分、父からみると母は「可哀想な人」「俺しか頼る人がいない人」だった。(母は父のことを「コイツばっかじゃねえの」と思ってるようにしか見えない。ジャイアンとASのカップルはお互い見下してるんでしょうかね、結局。お互い、この人はダメな人で誰からも馬鹿にされ相手にされないと思ってるように見える。自分と元夫も含め。)
    しかし結婚後、次第に母はジャイアンらしく「超強力」になってAS父の手に負えなくなって、父の愛着は私に移った。
    このときは、父から私への愛着は、生霊が取りついて、取り殺される!、精神的な性的虐待かというほどの息苦しいものでした。父から逃げ出すのにじたばたして、それに私のエネルギーのほとんどを使ってました。今思えば。まともな親だったらこんな無駄なことにエネルギーを使わずとも、自分の人生を生きれたのにと思います。
    母からの私の否定も相当ありました。学校でほめられた話を母にしても、無表情で無言。とか。(そもそも母に学校であった事を話すとかなかったのですが、そのときは「お母さんに教えてあげたら」と周囲からそそのかされ、馬鹿正直に実行した。)母からよかったねーとかすごいねーとか言われた記憶がない。いつも怒鳴られて夜、外に出されたりしてた。。今考えれば、かわいくて成績もよくて部活でも活躍して、目立ってて友達もいっぱいいて、非の打ちどころのない小学生だったのだが・・・。今の自分からもあのときの私ってすごいと思う。中一のとき、進学校に入らされて、もうあほらしくなって勉強するのを一切やめたのですが、(せっかく勉強しても自分の行きたくない学校に入れられるなんてばからしいと思って)そのとき「がんばればできるんだから勉強しなさい」と言われたのを、「生まれて初めて母からほめられた。」と思ったのを覚えています。当時は、嫉妬とは思わなかったけど、そうなのかな。今でも感情ではそう思えないけど。理屈からするとそういうことなのかな。私が楽しんでいることをじゃましようじゃましようとする母だったなあ(遠い目)。
    (続きます)

    • パパイヤ
    • 2008年 10月 26日

    (続き)
    そして私が精神的に自立したのと(心配してくれてありがとう。私は大丈夫だから心配しなくていいよ、収入はどうのこうので仕事がどうのこうので、、、と言い続けた)、私の加齢に伴う容色の衰え(これぜぇったい!!あると思う)と父自身が老人になったことで私への愛着はなくなったようで。(ほんっとありがたい。。。やっと私は自分の人生を歩めます。)
    今は、AS父の愛着はジャイアン母に戻ってるようです。見てると、子供がお母さんに対するような愛着です。父も老人になったので母に頼らないとやっていけないんでしょう。
    ちなみに関係あるかどうかわかりませんが、母からの私への当たりのきつさも今はないです。(私のことをかわいそうと思ってるからかもと警戒しており、かわいそうじゃない要素のことは隠そうと思ってます。金持ちの彼氏ができたとか→できてませんけど。まったくジャイアンの肉親には気を抜けません。)

    • ぴよよ
    • 2008年 10月 26日

    私も、恐いなあ・・・。
    雷に打たれる瞬間、恐いです。本物の雷に負けず劣らず恐いかもしれません。
    今まで頭の中に壁を作っていて良かったです。ハードルではなく、壁だから壊せない、壊させない、飛び越えられない。
    ヤンバル先生は「恋」という表現を見事に避けられましたが、私もこだわりを衝動的に出した経験はあるので、雷のような愛着もいつ何に湧くか、恐いです。
    オレオレ詐欺のように、事前に情報を学んでおけるものではない、新しいタイプの騙しが仕掛けられたら、言葉を沢山使ったまやかしの耐性はたぶん低いほうだと思うので、何を勘違いするか分かったものではありません。恐いですよ。
    話しの焦点を変えて、ヤンバル先生のご苦労、お察しします。
    私も、先生よりは程度は軽いですが“親子関係作りの挫折後始末ケア”で、振り回されて、失敗経験を積んで、自己嫌悪した者の端くれです。痛みはいかほどかと思います。(ASの私と先生とでは、心の痛みの内訳は違うと思いますが。)
    先生が私の職場のお側に開業していたら、私は後回しでいいので面談して欲しかった子は過去に沢山居ます。
    ひとつだけお羨ましいのは、保護者に向かって「今までのあなたのやり方は、基本的に失敗。」などを、子どものためにはっきり言う権限があることですね。保護者が目の前に来れば、でしょうけどね。
    私達、言えません!w
    個人的に、片方か両方ACのカップルは、自己コントロールを最優先にして、子どもを持つのは慎重になるように若い頃から考えた方がいいのでは、という失礼極まりない持論を持っています。もちろん立派に育ててるご両親も居るのですが・・・。元AC誰にでもできることではない、と思わされることがあります。
    そしてこれからのASも、認知、注意力の許容量、キャパシティーを考えると、他のASが何人子どもを持っていても(自分はどうなんだろう。子育てする適性はあるのか?)と、きちんと自問自答した方がいいと思うのです。
    ASは出す結果、出す結果が極端であるがために、ないがしろにされた者は爆弾のように不満を溜めなくてはならないでしょう。自分が満たされるかどうかの前に、爆弾を作らないような家庭運営ができるのか?
    私はできませんね。自分が爆弾ですから。

    • エイト
    • 2008年 10月 26日

    >まともな親だったらこんな無駄なことにエネルギーを使わずとも、自分の人生を生きられたのにと思います。
    全く同感です。
    うちの場合は代々ジャイアンなので「愛着」ではなくて、親から子への「支配」・「依存」を世代交代で繰り返していると思います。
    (祖父→母→私→長男)
    親からこれをされると、パパイヤさんのこの言葉を一生つぶやくことになると思います。

    • ぴよよ
    • 2008年 10月 27日

    そう言えば、中学の頃にギリシャ神話のメーディア物語を読んで、心底驚いた思い出があります。
    この人達がジャイアンかASか、何に該当するかは分かりませんが、メーディアのしたことは、子どもの私物化の極みの一例でしょう。
    恐縮ですが解説を入れますが、魔法の心得があるメーディア姫は、宝物を探しに来た勇者イアソンに惚れます。父親である王様を裏切って、イアソンに宝物を手に入れさせて、駆け落ちします。子ども二人できます。イアソンは始めの目的だった、自国のお家騒動の復讐を果たし、別な国へ逃げます。そこの王様と姫様に気に入られ、メーディアと二人の子を捨てようとしたから一大事、メーディアは二人の子を刺殺、姫様を焼殺して、魔法の炎の馬車に乗って故郷へ帰ってしまいます。
    姫様はイアソンを誘惑した罪の処刑のようなものでしょう。自業自得です。しかし子ども二人も復讐のアイテムになりました。
    その後のイアソンの記録は残っていないらしいですが、どんな不幸を背負ったとしても、因果応報でしょう。
    私は、この母親に好き勝手にされた二人の子どものような立場の子が、どうやったら精神的に生き返れるのだろうと、分からないくせによく考えました。また、どうやったら殺される前に逃げられるのかも。
    日本は、残念ながら権力者に一夫多妻の制度もあった時代もあり、源氏物語の六条御息所のように恋する女性当人が狂うことはあっても、表だって子殺しやライバル殺しが存在する文化ではありませんでした。
    しかし、陰へ回れば無言で、暗黙のうちにやることは似たようなものだったらしいですね。子どもは駒。パワーゲームの駒のようでした。
    子どもの人権が現代にかけて整備されるまでは。
    未成熟で無責任な夢見る男性と、嫉妬に狂う女性がいる限り、この問題は残念ながらこれからも発生すると思います。
    福祉支援の他は何の対策を充実させれば、子どもの安全を確保できるのでしょうね。子どもを使う以外に復讐が成り立つような、男性の弱点は無いのでしょうか。
    個人的に私は、ギリシャ神話の発想よりも、我が子のためなら幽霊にも鬼にもなる日本の母性の文化が好きですね。沸点を誤るとそれが過保護に化けるのが難点ですが。

    • まり
    • 2008年 10月 27日

    >母は完全に私をヤキモチ焼きの対象として見てました
    父の愛が子に向いて母が妬くというのにはちょっとビックリしましたが(夫が子供を愛する事は喜ばしい事なので)、ジャイアンにこの手のヤキモチは良くあるのでしょうか?自分の彼女が誰かとメールしてるだけで怒ったりするのも、同じ様な感じなのかな…

    • むーん
    • 2008年 10月 27日

    ここへ来て、発達障害が「全部自分の責任でやる、いや出来る」と思うところに、思い上がりがあるような気がして来た・・・
    多数派X1ヘルパーさんですら、「人生は自己責任だが、子育てはパートナーや保健婦さんの協力がないと出来ない」と言っている。
    井戸の中のASが「愛着」で、依存系ジャイアンが「依存」で、閉ざされた家庭の中で、「子供」という問題を解決しようとするのが、そもそも無理なのでは。
    ・・・だから、カウンセラーに丸投げするのはもっと困るけど。「世間様」が結構大事と言う概念は、ASやジャイアンにはないのだろうか。

    • むーん
    • 2008年 10月 27日

    ・・・すみません・・・
    私にも、「世間様」という発想は実はありません・・・
    しかし。せめて「自己中な野良猫」だって「人間」を利用して生きてる訳で。なんと言ったらいいのか分かんないけど、結局、世間をバカにしている、ASとジャイアンが結婚すること自体に、間違いがあるのかなぁ。とか、両親を見てるとつくづく思います。

    • n
    • 2008年 10月 27日

    今回の先生のコメントから、全然ずれた発言で申し訳ありませんが、質問です。
    受動型ASの人って、ADHDから見ると、自分を守るのが必死っていうか、人に意見されたら自分が見えなくなるって事があるのでしょうか?
    私の母親がそうなんですけど・・・
    私だったら、人から意見されると、その時は反論しても、後から自己つっこみなのですが。
    私の判断はたぶん母は受動型ASで私自身はジャイアンではないかと思うのですが。
    そして、非常に気持ちの良くわかる私の父と私の息子は、間違えなくジャイアンだということはわかっています。
    が、一番肝心な自分の事と母の事、又夫が何者であるのか私自身わかりません。

    • むーん
    • 2008年 10月 27日

    さっき、多数派ヘルパーさんに「世間様って大事だと思う?」と質問したら、「大事だと思うよ」と即答が返って来た・・・
    (私には???なんですが。)
    しかし。ミーティング(自助グループ)に行って、「その場の力」を「利用」してるだけの自分を直視するのは、かなり苦しいです・・・つい自己欺瞞したくなりますね。(本当は、他人の切々たる悩みを聞いても、「へぇ~」と思っているだけなのだが。)
    PS;AS弟には、「世間様」にかなり近い概念はあるみたいですね・・・「リスペクト」という科白は、仕事場でついお互い使ってしまうと。レゲエ、という職業柄なのか!?よく分かりません。

    • ぴよよ
    • 2008年 10月 27日

    ASが本心は自分の観念の世界に常時浸っていたいのに我慢して、分かりづらい他人の会話などに会わせていることと同様、(安易に同じレベルで語るものでもないのでしょうが。)ジャイアンも許されるなら誰もに非言語的アプローチを出して、あごで使いたいのを我慢しているとすると・・・
    程度の差こそあれ、子どもの私物化のような問題行動は遠慮無く表面に出してしまう人から、ACや自制心などで無意識下に沈めて、普段は理性的に振る舞って、隙を見せる人(私のような鴨。)と接すると溢れるように出てきてしまうこともあるとか・・・?
    攻撃的な意味不明さのある人の正体の一つとして、これはありなのでしょうか?
    無意識下は、簡単には見抜けませんね。
    ずっと前の記事で、美人で努力家でトップをさらうお姫様のジャイアン女性の話がありましたが、そんな女性に子どもができたら、表面意識は一生懸命育てているポーズを、外に向かって取るのでしょうね。
    そしてある日、AS配偶者の前に“鍋”(謎の問題の表面化)が出てくるのかもしれない・・・!
    血が繋がっているはずの白雪姫が、思春期に家庭外の共依存で自分を見失い、人との信頼関係を見失い、母の愛を信じて囓った毒りんごに毒され、自己嫌悪というネギを刻んで自分から入ってしまった“鍋”が。
    「困ったわ」というため息なんかと一緒に出てくるのかもしれませんね。
    そして白雪姫がASだった日には、きっとなかなか出てこれませんね。外部の力を頼んででも引きずり出さないと。
    nさん
    >人に意見されたら自分が見えなくなる
    さようでございますね。
    相手が自分より立場や能力が上だと感じたら、なおさら集中してその話を飲み込みます。強迫に近いときもあります。
    よくない癖だとは、自覚してます・・・。
    結果さえ出せば自分のやり方でしてよいことは、そう言って頂けるとありがたいし、「質問ある?」と気遣ってもらってもなお嬉しいです。我に返って自分の頭の中をチェックできますから。

    • n
    • 2008年 10月 28日

    ぴよよさん、ありがとうございます。
    母もそういう所あります。
    でも、私にもあるかもしれません。私たち母娘そろって受動型AS・・・?
    なんて思っているところに・・・
    次の先生の ジャイアンと「親の責任」 のお話が・・・

    • むーん
    • 2008年 10月 29日

    思えば。
    ・・私が、引きこもっていた時期は、(愚かでしたので)父をそれなりにパーフェクト視しているところがあって、
    父も、世間体のためとは言えども、それなりに私に派手な服を買ってやったりして、「愛着」が向いてる面もあったのだろう・・・(AS援助職との仲も、なんとか取り持とうとしてたし。)
    私が、ACから回復して、働き始めた途端、「愛着」が急速に薄れてきたみたいで。
    私のマンション購入に、いまいち気がのらなそうなのは、経済的理由もあるがそれもある。
    一体、受動型ASと言うのは、そんなにも「必要だ」と言って欲しいものなのか!?
    ・・・しょぼくれて見えてたAS弟こそが、実は千秋ASタイプだったのかも知れん。あいつ戦ってるし。(最初、依存型ジャイアンのお嬢さんと遠距離恋愛してたけど、破局して、現在の多数派嫁さんを迎えたのです。)

    • ぴよよ
    • 2008年 10月 29日

    むーんさん、面白くないこと言います。
    くじけちゃ駄目ですよ! 自立への努力は亀の歩みでも止めないほうがいいですよ。止めないと思いますが。
    たぶん今は、思考の波が上がったり下がったり激しい頃だから、本当はあまり応援とか意見とか言われたくないでしょう・・・ごめんね。
    不動産巡りでもハローワークでもどんどん巡るのがいいと思いますよ。
    ちょっと他の記事のコメントの話に飛びますが、マンションって自分の資産にしてしまう購入ですか? むーんさんの地域の状況は知りませんが(書かなくていいですからね。)家賃を払うアパートやプライバシーが保証された下宿などから始めるのはいかがでしょう。公営住宅とかも風呂と水洗トイレは付いている所が多いはずです。虫はやっつければいいのです。
    隣人や騒音や家具の使い勝手が気に入らなかったら、次へ身軽に移れる余地を残すのをお勧めしますよ。独り暮らし気分だけをウィークリーマンションで味わうという手も読んだことがあります。
    実家よりも生活水準が落ちても、あまりみじめに思わないことをお勧めします。慣れると工夫が楽しいですよ。友達とか呼ぼうとして焦らないことです。いざ始まったら、圧倒的に独りの時間が多くなるのです。雪の日も嵐の日も、風邪ひいた日も。そういう暮らしをするために、行動しているのでしょ?
    私も男親の反応の鈍さにいらだった時期もありました。
    むーんさんは、鈍さじゃなくてこんな反応が欲しいとかのニーズに応えてくれないことが物足りないのでしょうか。私は弟にたまにその不満を感じますね・・・。
    しかし、理想的な父親像を追いかけると、それも中毒チックになって切りが無くなりますよ。
    私の中にも、父親が蓄積してくれなかった情報があり、足りないデータを交際相手に求めたら絶対こじれるなという思いがあります。他から調達できるものでもなく、融通が利かないASゆえに代替する物が見つかるわけでもないですが、別に抗ガン剤が無いわけではないし、無いものは仕方がないと、こんな自分を放置しています。
    自分にも言い聞かせていることですが、何かを諦めることで、違うスタートができることもあります。
    みじめじゃない、罰じゃない、後悔しないだけの価値がある“いいもの”なのです。自立とは。

    • ぴよよ
    • 2008年 10月 30日

    あ・・・他の記事のコメントの話ではなかったですね。
    話は飛んでいませんでした。
    ごめんなさい。

    • むーん
    • 2008年 10月 30日

    ぴよよさん、ありがとう!
    (今、話題にしていた弟からメールあって~夜型なのだ~目が覚めた。)
    「僕もの凄く嬉しい!けど、亀の歩みでやりたい事をやれ」と。(要旨はそういうメール)
    私も、心の病が再燃すると困るのでね。・・・物件探しは続けますが、AS援助職との「リセット婚(今、思うと恥ずかしい)」の時のように、ムーンサルトをやろうとせず、1歩1歩と。・・・とりあえず、今は作業所のイベントでウエイトレスの真似事が出来るのが、目の前の課題です。(あと100倍くらい稼がないと、自立に遠いので。)

    • kei_
    • 2008年 10月 30日

    亀の歩みでも、地道に進めないとやっぱりダメですね・・・
    ちょっとでも滞ると窒息死??しそうになります(笑)。
    今日もつい、いつものパターンで
    「来月、行って見たい場所があるんだよね~」(療法関連で、だけど言葉にはせず、、)
    と口走ってしまい、
    「体力的に無理だと思う!」という返事。
    それを聞いてやっと、「しまった!!」と気付く・・・。
    別に何の問題もないこの会話。。。
    が、しかし、私には大アリだったんだ!とここへ参加してから理解したんですが・・。
    車をだしてもらう、や金銭的な面において依頼や依存はあるにしても、精神的(行きたいや行って見ようという気持ち)と肉体面(行けそうか無理か)の最低二つは、自分の意志で決めてもいい、決めることは許されている、イヤ、決めなさいってば!(笑)
    もう、完璧「自分で考える」のスタート時点で丸投げか?!みたいな・・・。
    過去に行けると判断して無理だった経験が積み重なって、こういうパターンが身に付いたワケだけれど、ここはひとつ99回の失敗が1回の成功に繋がれば・・くらいの気持ちで・・・と言いたいところだけれど、そこまで相手が辛抱できるか、はギモン。
    なので、やっぱりコツコツ地道に・・・なんだろうなぁ~とつくづく思う。
    んで、コツコツやってる時は窒息しそうにならないから、自分でも良くわかる様になってきたことも、大きな収穫です。

    • むーん
    • 2008年 10月 31日

    >「愛着の一番がジャイアン娘に移行する」ということが起こりうる。
    今日、父が作業所で稼いだ分と同じ位、コージーコ○ナーのケーキ買ってきた・・・
    はっきり言って、めっちゃ不愉快なんですけど。(お前が稼がなくても、俺には金があるってか!?)「愛着」の本質ってこれですか。実にくだらない。
    ・・・勝手に、明日から来るジャイアン(らしき)ヘルパーさんとケーキ平らげて下さい。絶対食べないぞ。久しぶりに頭来た。(合理的に考えてくれ、もう少し。)

    • ちひろ
    • 2010年 11月 06日

    先生。これは本当ですか。
    父から私の体を布団で覆い窒息させる「すまき」っていう遊びをよくやられました。
    「お前は我慢強いな」って褒めらました。
    それから・・
    父から・・服のなかに手を入れられて胸さわられたり、暗闇で押し倒されてキスされたりしました。
    一度ものすごく怖くなって
    「お母さん助けてっ!」と、心の中で叫んで、母を見ましたが、そこにあったのは、茶碗を洗う後ろ姿だけでした。
    母が何を考えていたか・・・私はまったくわかりません。

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