ADHD関連

親の責任①

子供の育ちについて親の責任かと問われることが良くある。私なりに答えを考えてみた。

①子供が発達障害であること自体には親の責任は無い。

 遺伝的には実は親が発達障害であることも多い。しかし当たり前のことだが、発達障害の親から多数派の子供が生まれることもあるし、逆もある。だから子供が発達障害であること自体に親が責任を感じることは無い。

 時々見られることだが、ジャイアン(自己正当化型)ADHDが、異常に家系にこだわり、子供の発達障害をパートナーの「血筋」のせいだと責めることがある。

 異常に家系にこだわること自体、ジャイアンの発達障害の脳の働きの偏りの結果であり、自分自身こそ発達障害であることに気づくべきなのであるが、ジャイアンは自分が多数派だと思い込んで医師の診断すら否定するため、すんなり認めることは実際は少ない。

 いずれにしても、発達障害でなかったらといくら考えても意味が無いので、まず発達障害として生きていくことを受け止めることからケアが始まる。親も本人もだ。


関連記事

  1. 我流
  2. 分かった振り
  3. ASとADHDについての中間総括
  4. ADHDが宿題を忘れない方法
  5. 人格障害と発達障害
  6. 親の責任③
  7. 引きこもりの理論 – 現実的想像力の不足
  8. 依存型ジャイアンの管理職

コメント

    • ゆう
    • 2007年 10月 20日

    現在中3の息子が1年8ヶ月前、医者から障害(グレーゾーン)と言われて、相談に行くたびに、様々なアドバイスを受けて帰りますが、実際、家庭に戻って実践しても、何の効果もありません。まず、親の言う事を、あらゆる言葉を駆使して跳ね返し、会話がエスカレートすると決まって「だからお母さんは嫌いなんだ。いつだって僕が悪者になるんだ」で終わってしまいます。
    不登校気味で、ゲーム中毒で、睡眠障害で、偏食で、痩せ過ぎで、会話がスムーズに行かなくて・・・。
    家庭に於いて、親の指導は効果ありません。そうかと言って365日、24時間付きっ切りで指導して貰うのも不可能。
    息子の障害を知ったのを境に、夫は理解も協力もせず、相談しても主題から外れて保身に走り、夫婦関係は悪化。
    ケアとは何ですか?サポートとは何ですか?
    どんなに医者に通っても、「親」では無理なんです。
    では、どうしたらいいのですか?
    私は、ストレスで胃腸炎になり、胃痛で胃潰瘍になりそうで、毎日の彼らの不可解な言動で涙腺が緩みっぱなし。
    その内、「鬱」になるでしょう。
    彼らを支えきれなくなったら、自分がダメになったら、
    どこに頼れば良いのですか?

    • 匿名
    • 2007年 10月 23日

    ゆうさま
     私は多数派の医師ですが、精神科医ではありません。その意味では素人、近い立場と言えます。周囲に発達障害の方が大変多い環境に居るため(正確には大勢居ることに気付いた)、約2年前に発達障害の概念を知りました。今年に入り何かと問題が起こり(その時は私も精神的に参りました)、気が付けば相手に障害の疑いがあったりして、必要に迫れら本格的に勉強を始めました。今では精神科雑誌の特集号も読み終えました。
    まずは知識を身に付ける必要があります。手始めとしてお薦めは「僕の妻はエイリアン」という本。普通のサラリーマン夫の視線で見た妻のASを書いた内容で、たくさん読んだ中で一番解りやすく、且つ御夫婦の愛情溢れた書き方で綴られてるので、とても心温まる内容です。(結構おもしろい!)
    その後はしばらくこのブログを読まれるといいでしょう。私もこのブログ上で当事者の方々からたくさんの意見、アドバイスをもらい、どれだけ救われたか解りません。さらに知識が身に付けば、もう少し専門的な本を読まれることをお薦めします。すぐには理解、吸収出来ないでしょうから、少しづつ気長に構えて。
    サポートとは障害者とその周りの家族、友人を含め、ホームドクターと精神科医やケースワーカーが連携を取って支援するシステムです。が残念ながら日本はアメリカに10年以上遅れていて、精神科医は診断するだけで精一杯、あとは支援センターなどに任せるしか仕方がないのが現状です。公的支援センターが近くに無いか、探してみて下さい。
    ゆうさん自身が壊れそうであれば、頼るのはやはり発達障害の知識のある精神科医しかありません。私も後輩の精神科医に救われました。知識の無い精神科医ではよいアドバイスはもらえません(でした)。

    • たかこ
    • 2007年 10月 23日

    ジャイアンの血族偏重の傾向と自己正当化(ひとのせいにする)があいまって、わたしのまわりではジャイアンである母親が、息子のASの自閉の部分はなかったことになるか母親が口実を全部つくり、それが殺人であろうとも息子が正しいといって擁護していました。息子の非は妻(私の責任にする)という事態がおこっています。ASの夫が感情のはけ口とし、都合の悪いことは理屈でけむに巻き、自分の非はわたしのせいにすればすむという暴君にしたのは、ジャイアンである母親です。人間の常識、嫁として、妻として、家系の体裁のため、いろんな事を盾にわたしにも奴隷であれというのです。夫は母に対しては一見暴君ですが、いざとなると、逆転して母に絶対服従となります。
     長年抵抗し待ち続けることで、夫は母親が味方をしてくれない状況になり、(わたしが夫の秘密をにぎっている)夫はギャンブルをやめ、暴君でなくなりました。夫の母の秘密も握っていますので母もわたしを支配できなくなりました。暴君は奴隷によって作られると思います。わたしの秘密を握るというやりかたは卑怯な事ですが、誰も守ってくれない中で自分を守るにはやられた分やり返すしかないのです。殺すぞといわれているのに、待ってくれ話し合おうなどとのんきにしていても殺されれるだけなのです。相手を殺すしか生き残れないこともあるのです。

    • たかこ
    • 2007年 10月 23日

     彼(AS)は、コントロールしているという意識はなく、うまくいったパターンを使っているだけかもしれませんが、それは相手にとってはひどい扱いになっていることもあります。
     人が見ていなければ、ばれなければ、口実があれば、逃げ道があれば、ぎりぎりまでやるのです。たとえやってしまって困った状況になっても、さらに彼の優れた才能で、周りの人間をノンバーバルにコントロールしてなんとか逃げきることができるからです。
     ASの主人は1才前から「時計」のことを「けとい」などひっくり返った言葉をよくしゃべったそうです。今も言葉だけが先走っていて、行動は言葉とは連動していないようです。指摘するとつじつま合わせの理屈が返ってきます。
     私が怒った事については瞬時に逆も含めて記憶していて、いとも簡単にその逆回しをやって私を怒らせる事ができます。人が見ていればやらないということは、見ていなければどこまでもやってしまう、というところがあり、普通では見つかったら大変だからやめとこうというセーブはないように思います。
     周りでは本人の言葉を信じて尊重するとひどい目にあったりしますので、やりたくはありませんが、隙のない八方ふさがりの状況を維持する必要になります。逆に本人が、自分をセーブしたいときにも八歩塞がりにしてくれるようにしむけているようなともあります。抜け道をふさいでもらわないと自分自身でがセーブできないことをよく知っているようです。
     悪意やずるいのではなく、なにかのせいにできればどこまでも何かのせいにしてしまう、というのが障害の特徴ではないかと思います。やらなくてもいきていけることはできなくなってしまうのではないのでしょうか。周りの人がそれを理解して、意地悪でも助けないということも本人のためになることもあるようです。常識的に接することでさえ本人が言い逃れするのを助けている事も多々あります。態度や表情から罪悪感を感じるということは逆に相手に罪悪感を感じさせる事も簡単なのです。境界例のひとが超能力者といわれるのは、自閉圏の人が、パターンとして記憶してそれを使っているだけではないでしょうか。
     

    • たかこ
    • 2007年 10月 23日

    本人がまっとうに生きようとしたとき、自分の手綱をひいてくれる人をまわりにおいているように思います。自分を甘やかさない人を選んだり、あるいは弱みを握らせて自分が強く出られなくしたりと。どこまでも受動型ではありますが。
     ときには、障害告知も逃げ道になってしまう事もあるのではないかと思っています。
     私自身もこのようなことに限界を感じる事は多く、時には逃げ出したくなったり、鬱っぽくなったり、体調を崩したりしますが、誰も助けてはくれないので、歯を食いしばって今は生きていくしかありません。
     何の防御も知識もなく暴言を浴びるような事も出てきます。何の知識もなく境界例のひとと接してまいってしまうようなものでしょうか。
     そこで気になるのはそのような相手となっているのは、いわゆる鬱になりやすいタイプ、いい人、余分に責任を感じやすいタイプのように思います。世の中はそのような人たちに多少なり依存して成り立っている部分があると思うのになぜうつになったり、こういう犠牲に様になったりしなきゃならないのかとつらいことがあります。こういいことをきっかけにいいひとをやめてもっとたくましくならなきゃならないでしょうか。女性ならつつましくてきがきいてと、世の中では良しとされているのに。
     生きていくのはつらい事だと思います。

    • ゆう
    • 2007年 10月 26日

    小鹿様、アドバイス有難うございます。
    私の言葉が足りなかったので、補足いたします。
    1年8ヶ月前、父親との「テレビの奪い合いでケンカ」後から不登校になり、その後、毎日の正気の無さが気になり、ネットで「不登校」を検索していったところ、「発達障害かも?」と疑うようになり、心療内科へ通うように・・。
    理解する為、独自に沢山の本を読み、当事者、保護者のHP、ここのHPもさかのぼって読み、普通一般のの「思春期の子育て」「話す力、伝える力(コミュニケーション)」等の本も読んできました。
    ですが、お医者さんやカウンセラーの方は、このHPにも書いてある通り「外」の顔をした息子しか知りません。家庭での様子を知るには「小型カメラ」でも取り付けて、その実態を見なければ、本当の意味で支援する事は出来ないのではないでしょうか。
    どんなに素晴らしいアドバイスを受けて帰って来ても、医者の前では「はい。」と素直な息子が、何も実践せず、今まで通りの言動では、何の為に医者に通っているのか解らなくなります。息子には「告知」をしていませんが、言えば、それを理由にますます「ふてぶてしい」態度になるでしょう。
    そして、その不快な言動を毎日、毎日、毎日、全て受け止めているのは私一人なのです。ノイローゼになりそうです。

    • ゆう
    • 2007年 10月 26日

    続きです。
    例をあげますが・・。(現在、1番の悩みです)
    息子は、不登校気味になった1年8ヶ月前頃から、朝起きるのが辛そうになりました。「眠れない」と言うので「快適な入眠の仕方」を調べて実行させましたが、2度やっただけで「努力しても無駄だった」と言い、私に依存します。
    そして遅刻しそうなギリギリの時間になると「なぜ目覚めるまで起こしてくれない!」と逆切れし、何度と無く車で送って行った事か知れません。朝、不機嫌にさせても欠席の原因になります。
    「朝の快適な目覚め」も実行していますが、効果なし。
    現在、夫と娘のお弁当、朝食を作って送り出した後の、約40分間は1階と2階を行ったり来たりし、息子を起こし、弁当を作る事で精一杯です。
    7時・・・・・声だけ掛ける。(返事なし)
    7時5分・・・上半身を起こす。(私がいなくなると寝る)
    7時10分・・また、上半身を起こす。
    この後は2~3分毎に起こしに行き、声を掛けたり、揺すったりしますが、息子の顔は「起こすな!」とでも言いたげな不機嫌な顔。生返事が多く起きません。声を荒げる事も、以前は数回ありましたが、全て欠席されたので、今は怒る気持ちを「忍耐、忍耐」と呪文のように心の中で唱えて接しています。これが、かなりしんどい。
    やっと起きて着替え始めるのは、30分後くらいですが、これで起きたと思って2分後部屋へ行って見ると、Yシャツを羽織ったまま、又寝てる。「遅刻するよ」と声を掛けて、階下へ降りると、又寝る。これで1つ1つの作業が長くなり、朝食もそこそこに出かける。
    昨日、今日は久しぶりに車で送って行きました。私の朝のスタートが毎日、毎日「ストレス」から始まるのです。私だって怒鳴りたい時もあります。この状態を、毎日、誰がサポートしてくれますか?

    • ゆう
    • 2007年 10月 26日

    続きです。
    「障害」と診断される以前の私の息子に対する態度は、注意したり、怒鳴ったり、言い争いをしたり、「自己中だ!」と言ったり、かなり追い詰めていました。
    心が病んでしまったから、父親とのケンカをきっかけに不登校になったのかも知れません。しかし、理解をする為、様々な物を読んで、私と息子の関係は、差ほど悪くない状態になり、笑いあって会話もします。
    が、私の言い間違いに喰らい付いたり、家庭を明るくしようと駄洒落を言うと「聞いてるこっちがムカつくから止めて!」と場の空気を悪くします。友達と遊んでいても同様の事が起こっています。最近では友達関係で欠席したり、宿題や課題の提出日に欠席したり・・。決まって言う事は「腹痛」「頭痛」「気持ち悪い」「熱があるかも?」「足が痛い」「筋肉痛」・・口にはしないが「起こし方が悪い」等。
    ゲームは学校から帰ってから夜2時~3時まで、殆ど毎日。
    以前は時間を決めて、1日おきにやる約束事がありましたが、不登校になってからはガタガタと崩れて行き、修正が効かなくなりました。「暇な時間」は息子にとって「地獄」だそうで、ドラマやバラエティを見ながらでもやっています。
    時折、風呂に入る時間も過ぎて、遅くなり過ぎると、そのまま寝てしまいます。「忍耐、忍耐」と思いながら、声を荒げず、入るように勧めますが無理。怒れば入らず、その場で(リビング)不貞寝します。
    朝から晩までストレスを受け続けて、夫は「放任主義だ」と言って、息子が休み続けている時でも私や息子と向き合って話す事も無く、「息子と話してみて」と頼めば「命令されてやりたくない。マニュアルが無いから解らない」と不思議な事を言われ、明るい気持ちをもてますか?
    「息子の育て方のマニュアル」なんて、何処の誰が作成するのでしょう?みんな試行錯誤しながら「親」らしくなって行くのではないですか?

    • 匿名
    • 2007年 10月 27日

    ゆうさま
     ご心労お察しします。書いておられる通り障害者と言っても会えば普通で、良い人物なので診断が難しいのだそうです。でも精神科医はその表裏はちゃんと御存知ですよ。貴女が思ってるより理解して居られるでしょう。ここに書いた内容を先生に全てお話しましたか?日々の「ズレ」と感じる点を書き出して、先生に見せては如何ですか?もっと先生を信頼しましょう。
    息子さんにとってゆうさんは愛着の相手なので、完全依存の形を取り続けるでしょう。やんばる先生のお母さんは「無視」を実行されたようですが、一度突き放してみるのも方法かもしれません。ただ二次障害が出てる様な気もするので、主治医とよく相談してみて下さい。
    私も友達を見放したら依存は無くなりましたが、その代わりに極端に「外」の人間として激しく弾き飛ばされましたので、慎重でなくてはいけません。親子の場合断絶なんかになってはいけないので、支援体制があるといいのですが、まだ政策が全く追いついていません。
    貴女一人だけが完全サポートしてもらうなどということは不可能です。障害に限らず、親というものは全員大なり小なり心労を背負って居られます。子育てには何が正解、不正解なんて数学的答えが無いから難しいのでしょう。悩みの無い親なんてどこにもいません。世の中の親全員が専門家にサポート受ける、なんて不可能です。
    あり得ないことを期待しても空しいだけです。それこそ「障害でなかったら、と考えても仕方がない」のコメント通り。怒鳴りたければ怒鳴れば良いでしょう。まずは主治医に全てをよ~くお知らせするのがお奨めです。御本人を直接見てない人間には何も意見出来ませんから。

    • hoge
    • 2007年 10月 29日

    小鹿様、「僕の妻はエイリアン」という本、ご紹介有難うございました。早速買って今読み終えました。私は受動的ASかADHDのACらしいのですが、まだよく分かっていません。本の中の妻は自分とよく似たところもあり、全然違うところもあり、でも勉強になりました。
    一点、多数派である夫がものすごいエネルギーが必要である本の執筆などするわけがない、実は夫も何かの発達障害ではないかと疑問に思いましたが、後書きを見て合点しました。
     私も精神科ではない医者ですが、昨今の受験戦争は、親が学歴偏重のジャイアンだったり、子供が勉強に興味を持ったASだったりでないと突破できないほど過激なものに思えます。医者を含めた高学歴者やその親御さんには発達障害が多い気がします。学歴にこだわりはなく、かつしっかり仕事している人々の中に「多数派的正常」な安定した生活があるんだと思い、少しでも近づきたい、自分の子供には受験勉強だけでなく全人的な教育に触れさせたいと思っています。

    • 匿名
    • 2007年 10月 31日

    ASかな?と思われる弟は中学生から突然、不登校(というより呼びかけに全く反応せず寝っぱなしになった)になりました。少しずつ回復し、当時の大検を受け、そして一人暮らしをして、大学も卒業しました。
    なかなか就職できませんでしたが、自分に合う職場を見つけて、勤めていたのですが、数ヶ月前に職場が店じまいして、現在、失業中です。
    一人暮らししており、母が電話をしてもふさぎ込んでいるようです。
    ジャイアン?の母は私に「うつのクスリを飲ませたいからちょうだい。」といいます。(私は内科医をしています。)
    その言葉は私にはとても不快に聞こえるのです。うつかどうかも分からないし、本人は今まで頑張っていて、疲れてしまって落ち込んでいるようにみえているのかもしれないのに。本人は病院に行く程ではないと言っているのに。(勿論、家族とはいえ無診療で投薬はできませんし、しません。)
    母は、弟が心配だ。と言いますが、弟の内面世界より、みかけの社会適応を重要視しているのではと、とてもいらいらしています。
    あなたは母親じゃないから他人事だ。そういわれるかも知れません。
    しかし、私自身は、私の子供が生まれてから、母のジャイアンぶりをみたり思い出したりして、いらいらしてうんざりしているのです。
    『親の責任』成人まで持ち込んでしまった発育障害には、とても重い言葉ですね。

    • 匿名
    • 2007年 11月 27日

    §hoge様、華華様
     学会だったので、遅くにコメントしてすみません。「親の責任」のお題から離れてしまうのですが…。
     自分は一応幼稚園から進学校を進んだので(自身は劣等生でした)、同級生の多くは天才でした。今年に入り高機能発達障害と思われる同級生がかなり多いことに気付き、それがきっかけで発達障害の勉強をしました。当時その親の多く、教師、生徒自身が「みかけの社会適応を重視」していたように思います。
    先日自閉症トレーナーの第一人者がTVで、「自閉症者も内面的に働きかけ続ければ、成長する」と自身の信念を語っておられました。
    ASが最も多い職種は医師であることが以前から知られていたようで、昨年の医師会雑誌にも採り挙げられていましたが、私の勉強結果ではADHDの方が医師にもっと多いように感じます。(純粋な自閉症より高機能自閉症の人口の方が相当多いそうです。)
    「僕の妻は…」の著者(AS)やYANBARU先生(ADHD)の様な天才的才能をどんどん社会に生かして欲しい、と密かに願っています。その天才ぶりは凡人には到底真似が出来ないものですから。この才能を引き出してあげる事も親の責任ではないかな?と勝手に考えています、難題ですけど。
    §やんばる先生
     当事者、周囲の人達含めお悩みの方々は理論より、今眼の前で起きてる現実、「なぜそんな行動をするのか?」などの疑問に対する具体的な答えが欲しいと思うのですが、立派な肩書きをお持ちのお偉い児童精神科医や精神科教授の執筆されてる本にその答えは載っていません。
    このブログを読んでるほうが余程「当事者の内面」がよく解ります。どうか頑張って書籍にして下さいませませ。

    • きょん
    • 2009年 9月 04日

    相談にのっていただけますか?
    三才の息子の事です。
    おそらく、アスペルガーだと思われます。
    療育センターで、診察してもらう予定もあります。
    今までの育児で、困ったこと、イライラすることも無く
    過ごしてまいりました。息子も笑顔で、いつも楽しそうに
    しています。が、色々とアスペルガーの特徴に
    当てはまります。
    ただ、二才で、ひらがな、カタカナ、アルファベットを覚え
    本を読んだり、自分で文字を読み国旗を覚えたりしていました。ひらがなは、聞かれたら教える程度で、教え込んだ記憶はありませんし、カタカナは、国旗の本から、ひらがなと照らし合わせて自分で覚えたようです。アンパンマンに、はまっていて、「大図鑑」のキャラクターは殆んど覚えてしまったのではないでしょうか。
    相談は、そんな息子の将来の事です。
    親ばかのようですが、知的レベルはかなり上なのでは・・
    と思っています。もし才能があるなら、アスペルガーでも
    能力を伸ばしてあげたいのですが、
    小学校は、良ければ普通学級、もし、無理だと判断されて
    特殊学級に入ることになれば、彼の知的好奇心が満たされないのでは・・と思い心配です。
    もっと先の将来のことを思うと、対人関係がなかなか上手く
    築けないなら、研究に没頭できる仕事など、彼でも働ける先が、勉強を積み重ねることによって、開かれるのではないか・・と思っているのです。もちろん、今までもそうであったように、全く無理強いをするつもりはありません。
    アスペルガーであっても、高度な教育を受けさせたい場合、
    どうしたらよいのでしょうか?小学校は、公立ではなく
    私立のほうが良いのでしょうか?(小学校受験は面接があるので無理ですか?)
    先走った心配で、すこし恥ずかしいのですが、
    よろしくお願い致します。
    余談ですが、二才の時、10本指を使った足し算ができたのですが、これってすごいですか(笑)

    • あんみ
    • 2013年 6月 25日

    きょん様
    発達障害の2人の子供を持つ母親です。
    上の子は幼少より多動が出始めたため専門家に診せたところ、ADHDと診断されました。しかし・・・知的障害がありません。
    下の子は自閉症で軽度の知的障害があります。
    さて・・・本題に入ります。上の子供は知的障害が無いと言いましたが・・・幼稚園は普通の幼稚園に通わせました。ワークやドリルもやらせれば出来るし計算もできます。最初私もあなたのように思ったことが有ります。「この子は知的障害はないのだから将来高度な教育をさせれば研究に没頭できるような仕事ができるのではないだろうか?エジソンのように・・・・」
    しかし・やはりいざ小学校に上がってみると、普通の子どもと違う部分が目立ちました。まず悩んだのが、集団登校時にうちの子供だけ列から抜けて例えばチョウが飛んでいたとするとそっちのけで追っかけてしまいます。他の親からバッシングもありました。多動は小学校後半から落ち着いてはいましたが、やはり普通のお子さんから比べるとワガママな行動もクラスで目立ちました。
    最初は普通クラスに属していましたが、やはり普通の子どもと違う部分があの子にあるため、3年生から特別支援クラスに変更しました。その中でもうちの子は良く勉強はできていた方だとは思います。しかし、生活面ではやはり浮いてしまう部分がどうしてもあります。そしてクラスから浮いてしまうことも多いです。なのであえて特別支援に替えました。そこで生き生きと卒業まで楽しく学校生活ができたと思います。
    中学生になった時、進学を意識してまた普通クラスを希望。普通クラスで3年間を過ごさせました。しかし・・・やはり担任からの呼び出しは多かったですね・・・集団で普通クラスにいるには本人も大変な部分はあったように思います。一番悩んだのが、一対一ではコミュニケーションは通じても集団だと通じない部分が多いことでした。
    つづく・・・

    • あんみ
    • 2013年 6月 25日

    きょん様
    続き・・
    大切な部分がちゃんと聞けていないと言うことです。クラスでは大抵、大事な連絡事項は一人の担任の先生がみんなに伝えます。授業中でテストが出る重要な部分とか、宿題の事とか・・
    しかし・・・うちの子はちゃんと聞けていませんでした。担任に私は言った事が有ります。「大事な話をする時に、うちの子供の名前を呼んでから話てもらえませんか?そうすればうちの子は自分に話かけていると言う認識で先生の話が聞けると思う」と・・・・
    しかし、担任からは「一人だけ特別扱いはできない。それをするのであれば、特別支援クラスに行くしかない」と言われました。
    先生にしてみたら、えこひいきになってしまうと言う事でしょう・・・しかし・・・この後の進学を考えたら、普通クラスの方が良いと判断。問題はありましたが、普通クラスに3年間入れました。成績は良くありませんでした。授業中話が聞けていないためです。
    特別支援クラスのお子さんでこんな話を聞かされました。先生と生徒で一対一で勉強させていたやはり知的障害が無いお子さんが、普通クラスと同じ数学のテストをさせたら80点取ったと・・・複雑な気持ちになりました・・・じっくり基礎的な事をかえって特別支援でやらせればもしかしたうちの子も成績が上がったのかも知れないと・・・・
    普通クラスにこだわるか?この後の高校への進学を意識しての決断でしたが・・・・私の考えが間違っていたのか?正しいのか?今も分かりません。
    そんな我が子も今現在、高校生になっています。少しづつ大人に成長もしています。最近では部活動に夢中で、友達もできました。勉強の方も中学の時より頑張ろうとする姿も見られてきました。
    レベルの高い高校ではありませんが・・・・受験の時に志望校を今の通っている高校のワンランク上の高校を志望していましたが、結局入れませんでしたので今の高校を受験させました。
    今考えると特別支援のクラスの方が基礎ができて逆に成績も上がったのではないか?普通クラスで本当に正しかったのか?答えが見つかりませんが・・・・
    結局その子の置かれた状況で判断するしかないのではないでしょうか?
    つづく

    • あんみ
    • 2013年 6月 25日

    きょん様
    続き・・・
    きょんさんのお子さんは2歳と言うことで、まだこの先色々な部分が後から見える事もたくさんあると思います。
    うちの子も小さいときはそんな感じでしたが・・・・小さい時の天才は・・・失礼ながら宛にはなりません・・(経験上)
    なのでこれからお子さんと取り巻く状況の中で最善の方法をその時その場で考え悩んでいくしか方法はないのではないでしょうか
    家の子供も今現在高校生と下の子供は小学生ですが、やはり今の置かれた状況の中でどうすればいいかとその都度考えています。しかし・・・まだまだ課題は山積みな部分もあります。
    まだまだ気が抜けません・・・
    長文失礼しました。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP