AC、人格障害関連

分からないことへの理解

 私へのメール相談の中にも非常に多く、実際に受診された人からも聞きましたが、専門でない精神科医から「発達障害でない」と診断されて非常に苦しい思いをしたという話を多く耳にします。
 
 下記HPでも説明していますが、DSMⅣなどの診断基準には

C.「これらの症状による障害が複数の状況下(例えば学校と家庭)において見られる」

D.「社会、学業、職業等の機能において臨床的に著しい障害が存在するという明確な証拠が存在する」
 
 という生活障害の条件がついており、例えば「仕事をしているから生活障害は著しいと言えない」という根拠で「診断しない」ということは文字通りには正しいので、そのとおり丁寧に説明していただければ当事者も仕方が無いと納得する可能性はあります。
 
 私はそのために下記に「自己診断」のHPを作り、「診断されない人用の自己責任の自己診断」を提案しました。
 http://www.geocities.jp/yanbaru5555/selfDiag1.htm

 しかしこれとは違う理由で、ちゃんと診断しない理由を説明もしないで「発達障害でない」という医師が非常に多いことは残念ながら事実であり、私も最近つくづく「そのことさえ医師の間で理解されるのがこんなに難しいのか」と実感しています。
 
 私の考えは単純で、「私は専門でないから発達障害であるかどうかは分からない」と言っていただければ良いだけなのに。先生方にはなぜそれだけのことが出来ないのだろう?

 発達障害を理解することは非常に難しいです。これは当たり前のことで、私は「理解していない立場から、何でそれほど強く診断すべきでないと自信を持って言えるのか?」が素朴に疑問である。


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コメント

    • ひろ
    • 2011年 7月 17日

    >私の考えは単純で、「私は専門でないから発達障害であるかどうかは分からない」と言っていただければ良いだけなのに。先生方にはなぜそれだけのことが出来ないのだろう?
    この文章に共感します!
    私の短期記憶の弱さを元主人に攻撃され、自分で自分を追い詰めていった時がありました。
    ネットで発達障害の診断をしてくれそうな病院を探して行きましたが、先生には「発達障害は子どもだけのものでしょ?誰でも欠点はありますし、それをあなたの個性として生きていったらどうでしょうか。」と言われ、絶望のあまりに号泣してしまいました。
    泣いている私を困惑した表情でしばらく見ておられましたが、その後、先生が「私は発達障害の専門でないから分かりません。すみません。」とおっしゃいました。
    苛立ちや、ごまかしなどの入っていない、心の底からの純粋な言葉でした。
    先生のその発言が、私の心に響き、救われました。
    その言葉によって、私は次のステップに進めました。
    その場面はとても印象に残っていて、しばらく頭の中で何度も何度も脳内再生されました。
    その後、何とか大人の発達検査をしてくれる先生を見つけて、無事ADHDの診断を受けました。
    とにかく「ばんざ~い!!!」という気持ちで、そしてホッとしました。
    3年ほど前の話で、最初に行った病院名も、先生の名前も忘れてしまったけれど・・・
    あの時の先生には、今でも感謝をしています。

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