AC、人格障害関連

ジャイアン親の学歴偏重

 私のジャイアン母親はNHKしか見ないという典型的なジャイアン的な表面的世界観の持ち主だ。思春期の私が一番驚いたのは、他所の家の不幸を「あそこのお父さんが大学出てないから」と学歴だけで説明したことだった。

 この悲しいほど表面的な世界観が残念ながらジャイアンの一大特徴で、「利用しか出来ない」「パートナーのブランド志向」というのも実は根は同じである。

 昔のホワイトカラー偏重、公務員志向、NHK志向など、ワンパターンで共通して見られるから面白い。

 この世界観の必然的な帰結として、例えば子供本人が自身の夢として何を希望していようと、学歴偏重を当然のように強制するという結果になる。

 子供本人がボクサーなどの運動選手、ミュージシャンなどのアーチスト、調理師や美容師などを目指しても、理解を示すことが出来ず、強引に押しつぶす。そう言えば女子の場合は「看護師」を強制するジャイアン親も多い。
 
 このジャイアン親の学歴偏重の背景にあるのは、結局パートナーのブランドと同じで、「親自身にとっての利用価値」でしかないと私は思う。子供の学歴は親自身が「他の親に対して優位に立つために確実に使えるアイテム」というわけだ。

 問題は本質がこういう「親のエゴ」でしかないことを、さも「子供のため」に教育熱心であるように表面上見せかけることにある。「私がよその親に自慢したいから良い大学に行って欲しい」と正直に言えば良いのが、「あなたのため」と表面上立派な理屈を並べて正当化するのはジャイアンのお得意の技である。

 ただ結局ほとんどの場合このジャイアン親のエゴは簡単に見抜かれることになる。ジャイアン親の浅はかさに比べて、子供はそんなに鈍くないので、思春期にかかった途端にこの誤魔化しに気付いて何らかの問題を起こすだろう。(私も自分の両親は仮面夫婦だとずっと感じていた。ある程度頭が働けばこの表面的な世界観を尊敬できる訳が無い。高校生くらいだったか母親を動物の名前で読んでいたことがそう言えばあった)。

 この現象を子供のほうから見ると、「高学歴を要求しておきながら頑張っても決して誉めない」という風な親像になる。ジャイアンとして子供に対しても優位に立ち続けるために誉めないわけだ。

 ADHDの子供ならとっとと家を出て帰らない道を選ぶだろうし、多数派の子供ならジャイアン親を表面上だけ適当におだてておいて実際は自分の道を進むだろう。問題はASの子供だった場合で、このジャイアン親に愛着があったりすると表の強制とウラのメッセージを両方とも真に受けてボロボロ(重症ACなど)になる可能性が大きい。

 ただこのAS子供の場合も、大人になって病気になったりして上手く行かなかった時にジャイアン母の責任を問われると、「私は何も強制してない。子供本人が選んだこと」としゃあしゃあと言ってのける。もっと追及されると「私は子供のためと思ってやってきたのになんでそんな言われ方をしなければならないの!」と逆切れすることがほとんどだという厳然たる事実がある。

 無自覚なジャイアンが親になった場合の悲劇だ。


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コメント

    • むーん
    • 2008年 10月 31日

    >この現象を子供のほうから見ると、「高学歴を要求しておきながら頑張っても決して誉めない」という風な親像になる。ジャイアンとして子供に対しても優位に立ち続けるために誉めないわけだ。
    げ。
    家が、まさにこれでした!!小学生時代から、(ジャイアンお得意の自慢になるが)有名進学塾に全国11位で入ったのに、「私とお父さんの娘だから当然」の態度。・・・そこから(少々)落っこちたら、叱られる一方。
    高校時代は、流石に反発してロック評論やってましたが。ジャイアンACの浅はかさか、「親を見返してやる!」と受験に拘ったのが、命取りでした・・・
    >問題はASの子供だった場合で、このジャイアン親に愛着があったりすると表の強制とウラのメッセージを両方とも真に受けてボロボロ(重症ACなど)になる可能性が大きい。
    AS弟は、この点流石でしたね。何と言うか、ついに(T大をある意味超える)KY大受験して、合格したんです!!そこから先は、流石にジャイアン母も何も言えず。・・・家出して、苦労して、ACサバイバーの典型になりました。
    (キーボード弾き、というのもある意味、小さい頃から強制されてたピアノ弾きの亜種ではあるから、余計親もそれ程ぶつぶつ言えず。)
    あ~、あいつ(AS弟)の言う事には逆らえん。一々筋が通ってるから。多数派ヘルパーさんは「誰にでも、いいとこ悪いとこあるよ」と言ってくれるけど。

    • 2008年 10月 31日

    ・・・問題はASの子供だった場合で、このジャイアン親に愛着があったりすると表の強制とウラのメッセージを両方とも真に受けてボロボロ(重症ACなど)になる可能性が大きい。
    ・・・
    私って、AS? 
    ・・・ただこのAS子供の場合も、大人になって病気になったりして上手く行かなかった時にジャイアン母の責任を問われると、「私は何も強制してない。子供本人が選んだこと」としゃあしゃあと言ってのける。もっと追及されると「私は子供のためと思ってやってきたのになんでそんな言われ方をしなければならないの!」と逆切れすることがほとんどだという厳然たる事実がある。・・・
    この通りです。

    • mican
    • 2008年 10月 31日

    私の叔母が先生の言うところの「NHKしか見ないという典型的なジャイアン的な表面的世界観の持ち主だ」でした。
    私のジャイアン母は最強ジャイアン叔母(強い人)の言いなりで、いつも利用されていました。。
    私たち姉妹は常に従兄妹と比べられて育ちました。
    叔母から私は彼女の子供達&私の姉からも劣っていると馬鹿にされ、母からも恥ずかしいと怒られ、悲しまれました。
    従兄妹に「おばちゃん、00(私の名前)ちゃんだって、いいところあるのよ」と庇われたことがあり、腹が立って仕方ありませんでした。
    姉と叔母は考え方が似ているようでした。
    先生の言うところの旦那選びに「高収入、高学歴、エリート」を求めましたが
    弄ばれて「大学院も出てないくせに本気で俺と結婚できると思ってたの?」と振られました。
    姉はこの男をハワイに連れて行き、マウンテンバイクを買与え必死でしたが・・
    結局、姉は借金だけが残りました。
    そして、行き遅れ寸前にサラリーマンの普通の男性と結婚。
    叔母の言いなりだったジャイアン母は姉をひいきして育てました。
    私は誰の眼鏡からも劣っていたらしく、悲しいかなその支配から免れることが出来たのだと思います。
    姉は良く出来る良い子として期待に応えようと息子を通して今でも頑張っているのかも・・
    姉のもがき苦しむ姿を見ていられなくて、頼まれてもいない私が姉のことで母を責めると
    「あの年になって親のせいにされても困る」とか「私の言うこと聞かないからよ」とか「めんどくさい」など姉には聞かせられないような言葉しか言いません。
    先生の仰るとおり”しゃあしゃあと言ってのける。”です。
    悲劇だという言葉が身に詰まります。
    人生に結果があるとすれば、母からほったらかされた(諦められてしまった)私が彼らの願った席に一番近くにいると思うからです。
    だからこそ、社会評価だとか学歴偏重を無意味でどうしようもない”うすっぺら”だと私は嫌うのだと気がつきました。
    まるで私は醜いあひるの子でしたから。彼らが望むようなもに価値を見出せませんし、正直バカだと思います。
    皮肉です。実母にさえ馬鹿にされた私が今ではジャイアン母の我が侭さえも笑って見ていられるようになりました。
    姉は何も見えず今でも苦しいのだろうと想像できます。

    • あかばなー
    • 2008年 10月 31日

    初投稿です。
    今回の記事に自分の経験が重なる部分が大きく、
    ドキドキしまして、思わず書き込んでいます。
    色々な精神・身体症状と長年共にしてきまして、
    ここにきて自分は何らかの発達障害+ACではないか?と自問自答している状態です。
    >NHKしか見ないという典型的なジャイアン的な表面的世界観の持ち主
    >他所の家の不幸を「あそこのお父さんが大学出てないから」と学歴だけで説明
    >公務員志向、NHK志向
    私の両親は共に公務員で、
    特に父親はNHKと学歴重視志向で、
    民間企業に就職して働いている子供にさえも、
    「公務員になった方が良い。
    今からでも試験を受ければ間に合う。」と言うような事を言い続ける父でした。
    >問題はASの子供だった場合で、このジャイアン親に愛着があったりすると表の強制とウラのメッセージを両方とも真に受けてボロボロ(重症ACなど)になる可能性が大きい。
    こちらの一文がとても引っかかっています。

    • さなえ
    • 2008年 10月 31日

    「私は子供のためと思ってやってきたのになんでそんな言われ方をしなければならないの!」は、たぶん逆ギレじゃなくて、そのために楽しくもない努力もしてきたから出てくる言葉なんじゃないかなあとADHD(子アリ)の私でも思いました。

    • 2008年 10月 31日

    初めて投稿させて頂きます。宜しくお願いします。
    毎回読ませて頂いています。
    >問題はASの子供だった場合で、このジャイアン親に愛着があったりすると表の強制とウラのメッセージを両方とも真に受けてボロボロ(重症ACなど)になる可能性が大きい。
    最近診断(ここではASと言うのですね)受けました+αモロモロ。
    学歴は親の希望を大きく超えましたが、AC(私個人はACの概念を完全には認めていません)と解釈されたり何だかんだとボロボロです。
    >「私は子供のためと思ってやってきたのになんでそんな言われ方をしなければならないの!」と逆切れすることがほとんどだという厳然たる事実がある。
    見事な逆ギレです。
    但し学歴を取得し、次のターゲット(孫)が発生したので精神科に通院している”病的な(親発言)”私の存在は卒業と同時に利用価値がなくなりました。
    晴れてロックオン解除です。

    • pluto
    • 2008年 10月 31日

    初めて投稿させて頂きます。宜しくお願いします。
    毎回閲覧させて頂いていました。
    >問題はASの子供だった場合で、このジャイアン親に愛着があったりすると表の強制とウラのメッセージを両方とも真に受けてボロボロ(重症ACなど)になる可能性が大きい。
    ACなど様々言われながらAS+αとの診断が下りました。
    うちの場合兄弟の片割れがジャイアンで、当該親はジャイアン・AS兼務、見事にメッセージを真に受けて狭い空間だけで育ってきました。
    学歴は親の希望を大きく超え役割はクリア、現在は別ターゲット(孫)をロックオン中。
    >「私は子供のためと思ってやってきたのになんでそんな言われ方をしなければならないの!」
    見事な逆ギレは無自覚なのでスルー。
    利用価値が無くなったので幽閉状態です“病的”な子を持つ親という立場は許せないらしい。
    解放されたと言うべきでしょうか?

    • さなえ
    • 2008年 10月 31日

    上のコメント、「したくもない努力」じゃなくて「自分にメリットがあるとは限らない努力」って変換して読んでもらえますか?
    要するに、不幸にしたくないから無償奉仕するってことが起きてるわけですけよね、親と子の間には多かれ少なかれ。
    そういう感受性が低い時期がえらい長いですよね、発達障害だと。

    • ネコ
    • 2008年 11月 01日

     お見事!に、私のジャイアン母です。
     将来は自分で決めろ、と言いつつ、一方で、これからは女も経済的に自立の時代だから “あなたの為には”専門職に就くべきと言う。一度は、私も医療職に就き、自慢の娘としても、経済的にも利用価値というより、依存価値あり、でした。水商売に転職したら、「あんたを水商売にする為に育てた覚えはない!!」と非難轟々。店が地方TVの取材を受け、評判が良いと判ると、表面的に協力して、世間にいい母アピールしてたけど。どこまでも、エリート&メジャー好きです(笑)。家庭では、「家族の為に苦労するかわいそうな母」をアピールして、支配されてました。
     自立したいとか、子供時代に母からされて辛かった事とか、母に言うと、「強制した覚えはない」「あんた(達)の為に苦労したのに」と言われて、私が一方的加害者の親不孝者扱いでした。離れてみれば、依存するためだったとわかります。自覚のないジャイアンは、同じジャイアン同士でもキツいです。
     離れて良かった。

    • n
    • 2008年 11月 01日

    micanさんの家庭は、まるで 私の母方の家系そのものです。
    そして、micanさんのお姉さんは、まるで、私の過去を見ているようです。
    もしかして、micanさんは、二人姉妹の私の妹ではないのかしら・・・とでも思わせられました。

    • 匿名
    • 2008年 11月 01日

    母親は病弱で教員職も若くして辞めなければならなかったこともあり、小生には小さい頃から大学に行きなさい(うちは貧乏だから)、絶対に国立大学に行きなさい、高校生になると手に職をもちなさい、医者か歯科医師になりなさい、と暗示のように言われ続けました。
    一時すごく反発したものの、たまたまある本を読んで感動し、自分でも本当に医師になりたいと思い、結果的には2浪して国立大学医学部に入りました。
    ちなみに中学のとき音楽が好きなのでフォークギターを弾きたいと言ったら「フォークギターは不良になる。クラシックギターにしなさい。」と言われ無理やりクラシックギター教室に通わされ(半年でやめました)、お年玉を何年も貯めて数万円のステレオを買おうとしたら「ステレオでレコードなんか聴いたら不良になるし勉強もしない」と却下されせいぜいモノラルのラジカセ。高校に入り、ドラムがやりたかったので軽音楽の門をたたき翌日から練習に参加することを伝えると「軽音楽?ドラム?不良の仲間入りをするつもり?お友達と同じ運動部に入りなさい」。
    その時々で自分の感情を押し殺して服従した親に対する反動が、大学に入ってから以降大きく出ることになりました….

    • 匿名
    • 2008年 11月 01日

    さなえ 様
    >上のコメント、「したくもない努力」じゃなくて「自分にメリットがあるとは限らない努力」って変換して読んでもらえますか?
     要するに、不幸にしたくないから無償奉仕するってことが起きてるわけですけよね、親と子の間には多かれ少なかれ。
    そういう感受性が低い時期がえらい長いですよね、発達障害だと。
     
    (コメントされるのであれば出来れば私のブログをもっとよく読んでからにしてください。)
    ①まず「無償奉仕」という言葉はエゴの誤魔化しに良く使われますからここでは使わないでください。そういうスレッドが最近あったのをお読みになっていますか?
    ②あなたが親として納得して自分の責任で自分で決断したのなら、上記のような感情をぶつける結果にはなりません。結局子供のせいにしているだけで、これは立派な「逆切れ」です。
     

    • mican
    • 2008年 11月 01日

    nさん
    もしも私の姉がここに来てくれるくらいに強くなってくれたら嬉しくて仕方がないです。
    姉を避けている私が、何度も母のことを知ってもらおうと、ジャイアンなのだと姉に話しましたが。
    「変なことを言い出した、更年期かな」と一蹴してしまい、考えてくれません。
    そして、気がつきました。見たくないんだなと。無意識に避けている感じがします。
    私はこちらのサイトで自分の中の誤魔化しを一枚づつ剥いでいます。
    苦しい作業ですし、なぜそんなことに気がつかなかったのか愕然とします。
    母を知るうちに自分が自分を騙してきたのだなと気がつかされました。
    ACでもあった私の心にある母像は
    『世界一優しい、理解ある、おおらかな人、大好きな母』なのです。
    そして毎日父の暴力に耐えた「可哀想」なお母さんです。
    先生の言うところの可哀想というのは見下しだと指摘されていて
    ああ、私は母に必要だと思わせたかった・・依存させたかったのだなと驚きました。
    友人から「micanちゃんのお母さんって、昔 怖かったよね」と言われ、なんかモヤモヤとして変な感じでした。
    そんなことは無いよ、優しかった(笑顔の母の映像と共に)という思いが沸いて、心で全否定していました。
    私はまだまだ誤魔化し続けているから、直視した気になっているのかもしれません。
    姉にはさんざん酷い目に遭わされました。
    でも、私と同じ苦しみだと思うので這いあがって断ち切ってほしいと思っています。
    私のバージョンアップ版の姉もいつか対峙してくれたら、子育てに苦しみをぶつけなくなれるのかも・・・
    姉は母を私に取られたと勘違いしていますが、母は自分が大事なだけ、私と姉はどうでもいいみたいです。
    私のほうがお金を出すし、あれこれ煩く言わないし、騙しやすいし、”今現在”は利用しやすいだけなのでしょう。
    私はこれはこれ、あれはあれと考えられるので姉を避けていますが嫌っていません。
    単に昔の記憶が蘇って辛くなり、避けてしまいます。
    姉は母と私に嫌われていると勘違いをして孤独に苦しんでいます。
    これ以上、重苦しい子供時代を引きずって、苦しんで欲しく無いと私は思っています。

    • さなえ
    • 2008年 11月 01日

    すみません、私は自分と自分の親(私とは口を利かないと決めてた母と、自分のことしか考えられない短気な父)のことを考えてコメントしてました。
    自立するまで、料理・洗濯・身の回り品の調達・学校の支払いをキッチリやってもらっていたので、それを「無償奉仕」だったなあと思っています。
    そういうことを無償でやってもらっている間は、苦しくてもしょうがないんだと、小3のときに思いました。私の倫理の中で「そんなの大人や親の義務だし当たり前」というのは誰かが決めたルールでしかなく、無償部分は「借り」であるので、社会に出てから徐々に返してます。
    家族を持ってからは、自分が新しい家族に対して行う家事や労働や支払いを「当たり前」と軽く受け止められている感じがするとき、彼らをいまいましく思ったりすることがあります。
    自分の親もこういうふうに、私を図々しいと感じたんだろうなあと思うと、色々悲しかったことの原因が自分にもあったんだということで、納得がいくようになりました。非常に個人的な話ですみません。(コメントはこれきりにします)

    • 2008年 11月 02日

    micanさんありがとうございます。 私の妹ではなかったようで、アンシンしました。(この場は、私だけの安らぎの場所ですので、血縁者がもしいたとすれば、スコーシ怖い気がしますので)
    思えば、私の両親の家系って発達障害ばかりの様です。
    そして、私の両親共にどうやらジャイアンっぽいです。
    ただ父は、私を怒るときに「あんたがそんなことをしてたら親はどういうしつけをしてるんやろうと思われる」って
    自分メッセージで言ってたということは、ジャイアンではなくただのADHD?と思えてきました。
    父に対しては、子供の頃は、結局自分のために怒ってるんじゃん・・・くらいに思えてました。
    母は全くの逆で、私を叩いた後、後になって私を抱きしめながら「ママはあなたがかわいいから,あなたのためを思って怒ったのよ」と言ってました。
    ただ私は母から
    抱きしめられるのがいやでした。うすうすホントにあたしのため?という思いがあったのは、確かでした。
    でも子供の頃の私には、その頃両親に色々感じてはいたものの、何も言い返すことが出来ませんでした。
    私が思春期の頃母は、いつもため息をつき、かわいそうな母、
    また今でも、いつも母は父の機嫌を伺いながら生きているのよ・・・と言うメッセージを私に発しています。
    そして母は、私に指図(特に重大なこと。例えば大学決めたときとか結婚しろと言ったときとか)したのは、パパがそう思うだろうから(母自身は別に私はやらしてあげても良かったんだけど)・・・とのニュアンスで伝えてくるときもしばしば。
    これも今考えれば、母自身自分の夫に丸投げ状態、依存しているのだと思います。
    そして私は、母に利用されていた・・・?
    そう考えていけば、< 母は別の意味で>本当にかわいそうな人だと思います。

    • n
    • 2008年 11月 02日

    私は今カルチャー教室で大人を指導する講師と言う立場です。昔は子供の指導に当たってましたが、今は大人のみです。
    子供と違い大人の場合は常に相手のニーズに沿って、レッスンしているつもりです。
    その人のやりたいことをまず認めて褒めることによって、大人でもその道では伸びると実感しています。しかし、人によっては、ほめられて馬鹿にしている・・・と思う人もいるだろうし・・・
    人それぞれだとは思いますが。
    でも、実際母親に同じ事を言われるのと、ただの私のような講師から意見されるのは、全然違うと思います。
    (まぁ、私から生徒にレッスン以外で意見するなんて事はまずありませんが)
    ごめんなさい、又自分の言いたいことが見えなくなってきました・・・要するに今言いたいことは、
    母親の言動と言うのは、私にとって非常に重大だったということです。

    • you
    • 2008年 11月 02日

    ジャイアンの夫は、自分の育った家庭を振り返って、あれこれ語りますが、結局何点かの怒りのポイントに集約されると思います。
    ・気に入らないと突然キレて暴力を振るうAS父親の顔色を見て暮らす母親から「私がお父さんに怒られるからやめて」と様々な自由を制約されたこと。
    ・うまく表現できないが肝心な部分でスッと逃げられてしまうというか、子どもと正面から対峙してくれない、結局いつも宗教に逃げていた母親が許せない。本当に欲しい愛情はくれなかった。
    ・父親が怒ると母親も同調し(反対意見をして父の機嫌を損ねるのが怖いから)、二人で追い詰めてくるので、子どもの立場としては逃げ場もないし言い訳も許されないため、非常に苦しい思いばかりした。
    ・高校は○○高校でなければ許さない、学費も出さないから自分で暮らせ、と言われ、つらかった。夫は必死でなんとか合格できたが、弟(多分AS)は次のレベルの高校へ入学したが、中退し、家庭内暴力やニートに。親の育て方が間違っていたと恨んでいる。
    ・いつも母親は暗黙のうちに「借りを返せ」という要求をしてくるので、関わりたくない。家族の中に貸し借りの関係があるようで気持ち悪い。AS父は単に変人なので、あまり気にならない。
    いつも父親の顔色を伺って、自分が怒られないためにという目的に基づいて異様に厳しくしつけ(というか、不条理な制限?)していた母親に、すごく怒っていますね。
    どうもこちらのいろいろな方のコメント等を参照していると、共通項としてそんなことが浮かび上がってきますね。
    AS義弟もよく、母親のことを「表面上はあんたの好きにしなさい、って言ってるけど、本心は他の人に自慢できるような学歴や職業であってくれって、ものすごい期待してるのがわかるから、僕については諦めてほしいんですよ・・・」とつぶやきつつ、家出や暴力を交えながらも結果的に母親から離れられないで側にいるという事実があります。

    • むーん
    • 2008年 11月 02日

    youさん
    どうしても、お聞きしたい・・・そこまで分析出来ていて、何故ご自分のお子さんには、学歴を強制しますか!?
    youさんのお子さんが、ニート&家庭内暴力に走ったら、という懸念はどこにもないんですか??・・・別に、脅しているのではなく、なんか「灯台下暗し」に思えたので。(人事ではないので、私からすると。)

    • you
    • 2008年 11月 02日

    おそらく学校システムになじみにくいであろう子ジャイアンの息子にこれから、学童期・思春期を通じて、「なるべく進学を重ねて学んだり研究したりする期間を充分とったらどうか」と薦めたい(これについては賛否両論あるでしょうが)私ですが、まさか自分はジャイアンじゃ?どうかな?と改めて自問自答したりしました。
    突き詰めて考えてみると、ミュージシャンでも、調理師でも、美容師でも、大工でも、会社員でも、研究者でも、なんでもいいですが、要は「プロ」になって、食っていってほしいのが最終的な願いなんだな・・・一人っ子だし親はいずれ死ぬので。こうした心配は、親として普通のことですよね?それとも過干渉なのかしら。ジャイアン息子からしたら「大きなお世話」なのかな。
    組織の中ではやりづらい性格だろうから、なるべく自由業とか専門職として独立して裁量を持てる職業で、心身を病まずに自立して人生を歩んで欲しい(サラリーマンで鬱と身体症状に苦しむジャイアン夫をみてるので尚更)。
    学歴、というと、人それぞれの定義が違うのですが、学習歴とか思考を深め研鑽を積む期間、と捉えるとよいのかもしれません。
    でもやっぱり、ジャイアン息子からは「所詮、母さんが他人に自慢したいアイテムに使いたいからだろ?」などといつか言われてしまうのかな?! 
    でも良く考えると「母親として息子の自立を見届けて安心して死にたいから」なのかもしれず、多数派としてもなかなか難しいです・・・。

    • むーん
    • 2008年 11月 02日

    ・・・私の母も。
    表向きは、「これからは女性にも自立のパスポートとして学歴が必要だから」と言ってました!しかし、実際には、私が母のキャリア(学歴)よりレベルが上の学校に受かると、怒って入学を中止しました!
    (結果的に、いつも実力より1レベル下の幼稚園や学校へ行ってました。高校は別でしたが、それが気に入らなかったらしく、「成績が下がってきた(実際は上から1/3)」と、転校を強制して来ました!)
    ・・・そんなことしなくても、大学受験の際に「美大行き」のコースを、(教師から薦められていたにも関らず)私に無言で、握りつぶすような真似しないでくれればよかったのに。
    今からでも遅くないから、「息子さんの意志」を考えてあげて下さい。

    • むーん
    • 2008年 11月 02日

    間違えました・・・
    「美術系高校」への進学話、を中学の時握りつぶして、進学高へ入れた、でした・・・(混乱してた。)
    AS弟に対しては、もっと酷く。天下のKY大に合格したと言うのに、「あんたの成績じゃ院へは行けん」とか、皮肉ばっか言ってました。(何様のつもりだ)・・・弟が、重症ACから立ち直れたのが、今思うと奇跡です。自分が働き始めて切に思うけど。
    これ以上、犠牲者を出さないで下さい。

    • 2008年 11月 02日

    私もむーんさんのおっしゃるように、youさんのコメントに少し違和感を感じました。
    ご自分のことを多数派とおっしゃるように、うまく表現できない発達障害の私のコメントをうまくまとめて下さっている事には、もちろん感謝してます。(私にはきっと学習障害もあると思いますが)
    きっとyouさんにとっては、お子さんに強制しているつもりはないのかもしれませんが、(ただ自分だけの思いで息子のためを思ってらっしゃるというか・・・)
    でもでも、私はそういう所が母とだぶってしまうのです。
    って言うか、発達障害ゆえに、そういう所に敏感に反応してしまうのです。
    母親が学歴はあった方が将来的に子供にとってはいいと思う事自体が、発達障害の子供にとって、とても重荷になるのではないか・・・?
    と、いつも私は自分自身悩みながら、苦しみながら、子育てしています。

    • you
    • 2008年 11月 02日

    むーんさん、
    コメントに気付かず、別のコメントを先に送ってしまいました。
    ちょっと語弊がある書き方を前回はしてしまったかと思いますが、決して息子にいわゆる「学歴」を強制するつもりではないんです。
    学校名、を要求することはないです。ただ、やりたい分野(例えば建物をつくってみたい、とか)があったら、それですぐに大工になって金を稼ぐのではなく、その分野で知見を広めたり深く研究したり遊学できるならしといた方が、後々、建築士などになって満足のいく仕事がしやすいのではないかと、そう思って、学部なり院まで、お勧めしたいという感じです。ジャイアンのメジャーでいたい、評価されたい、という中心志向にもマッチするし。
    ある程度ビシビシ厳しくしないと、すぐ「やりたくない」「これはきらい」と逃げる性格に見えるので、親としてちょっと尻を叩かんとあかんな、と思ってます。でも本人の能力の限界が見えたら、それ以上は有害でしょうから、手を引きます、きっと。この引き際を間違える場合が多いのかな、と思います。
    ニート&家庭内暴力の懸念ですが、これはきっと、ウラとオモテが親にあるのを子どもが見透かした時、生じることが多いのかと思うのですが、オモテだけだったらどうということもないのではないかな。反抗はされても。
    私自身は、社会人を経た後学び直したときの、自分が体験したアカデミックな刺激の素晴らしさや知の領域を探索する喜びや満足感、みたいなことを、人生において息子にもぜひ体験してほしいんです。言葉を尽くして、そのことは彼にいずれ伝えるつもりで、それでも進学せず、早く収入を得たいというのであれば、それは諦めます。「できるかぎり、進学したら、きっと楽しくて充実するよ」としかアドバイスできないです、現実問題としては。
    ○○大学で、というようなことは考えてません。彼の受験実力で入れるところ(きっと、好きな教科と嫌いな教科とでムラが激しくなりそうだし)で、学んだり研究したり、を続けて欲しいです。でもそういう希望をするだけで、ジャイアンには負担になるのだとしたら、という心配もありますけど。難しいなぁ・・・。

    • you
    • 2008年 11月 02日

    >母親が学歴はあった方が将来的に子供にとってはいいと思う事自体が、発達障害の子供にとって、とても重荷になるのではないか・・・?
    なるほどですね、多くの母親がきっと、あれこれ私のように考えるのでしょうが、感受性が強いがために、定型の子よりも重荷になってしまう確率も高い、と。
    無関心でいることとも違う(そもそも無関心でいられないんですが)し、かといって、子どもの将来のためにとの強い本心を持ちながらさりげなさを最大限装っても、敏感なジャイアンにはそのウラオモテがわかってしまうだろうし。
    やりたいことを見つけるまでのサポートしか結局できないのかな、それも「親のやらせたいこと」にすり替えないように注意深く行動しながら。
    なんか、書いていて、おそらく多数派のお子さんにも同じことが当てはまるな、とも思いました。。。
    敏感さやACになりやすい、ということを念頭に置きながら、気をつけないといけないですね。
    >今からでも遅くないから、「息子さんの意志」を考えてあげて下さい
    まだ4歳なので、本人の意志については、考えが及んでなく、親の思い一辺倒でコメントしてましたね(改めて自己客観視)。
    まあ、これもよく議論されるポイントですが、子どもの意志が生じるまでは、親がレールを引くべきか否か、っていうところ。
    夢中になれるものや没頭できるもの(スポーツや趣味など)のメニューを見せて、実際に体験させることかな、とりあえず。
    放任していたら、やっぱり発達障害の子だろうと定型の子だろうと、行き惑ってしまうと思うんですが(これも間違い??)。彼自身が決めるんだから、っていうのはひとつの丸投げのような気もして・・・投げられた子どもも、途方にくれてしまうような。
    しかし結局、いずれ生じてくる息子の意志、と親の真剣なアドバイス、との擦りあわせを行い、最終的には彼自身がやりたい方法しかとれないのだと、肝に銘じておきます。

    • むーん
    • 2008年 11月 02日

    考えてしまいます・・・
    私も、AS父とジャイアン母に反抗はしたかったのですが、「受験勉強」と「カウンセラーとパワーゲームをする」以外に、生きるスキルを知りませんでした・・・(最低だ。)
    AS援助職には、「君、今までどうやって生き延びてきたの?」と、憐れむように言われた。
    お願いだから。「彼自身が決める」ための「スキル」を教えてあげて、それ以上の事もそれ以下の事もしないで下さい、世のお父さんお母さん。

    • mican
    • 2008年 11月 02日

    なるほど、姉と多数派の方とは「必死さ」の違いがあると気がつきました。
    幼稚園児に「こんな毎日嫌だなぁ」と言わせる、必死さ。
    脅迫的でとでも言うのでしょうか。多数派の学歴に対する思いと、そこが違うのでは。
    姉はそれはもう痛々しいくらい一生懸命なんです。
    一言で、「やりすぎ」だと思う。
    うちのジャイアン母は最強ジャイアン叔母から耳打ちされた「学歴偏重」だったので、
    叔母や親になった姉のような必死さはありませんでした。
    その代わり、何がエリートなのかすら整理できてもいない、只者ではない浅はかさ、
    私の目から見ても「あまりにも無知な学歴偏重」を姉に押付けていました。
    ジャイアン母の取って着けたような「学歴偏重」では姉は不満だったようです。
    なので、姉は子供の頃から実母をバカにして、叔母を尊敬していました。
    母の教育が不十分で、そのせいで姉自身が満足のいくエリートに(親の無知のせいで)なれなかったと思っているようです。
    ジャイアン母は無知の上に「めんどくさい。私は家政婦じゃない」と洗濯・料理・掃除さえも「子育てが迷惑」
    余計に姉は腹立たしく、その上、馬鹿にしている母に馬鹿にされるのが許せないのでしょうね。
    姉は母と同じ過ちを繰り返すまいと叔母と同じ道を歩んでいる気がします。
    一週間に5日もお稽古に通わして、まるでサラリーマン幼稚園児。
    子供に些細なことで怒り狂い(大声を出したり、泣き喚いたり)
    そうかと思うと「大好きよぉ」と言って、ブチューとキスしたり(演技がかっている)、見ていてちょっと怖いです。
    叔母に尻尾振ってついて行った母の責任は大きい。
    輪廻してます。
    まさに先生の言うところの「無自覚なジャイアンが親になった場合の悲劇」です。
    叔母のところの子達も本当に無残で、悲劇です。
    ちなみに、私自身むかしは「立派な人間になる=人の上に立つことが人の生きる道」と信じていました。
    方法は変えても姉の後ろを追いかけていたんですね。
    最近になって、人に勝らなくとも”何も困らない”ことに気がつきました。

    • あまがえる
    • 2008年 11月 02日

    親がジャイアンで自覚がないと子供の成長に問題を来す場合があるのですね。
    僕の母親もマンガを読んでいたり、アニメをみていると「勉強しなさいっ!」と咎めたものでしたが、実際に勉強に本腰を入れて成績があがると満面の笑顔を見せたものでした。彼女はそれに関してはなんの努力もしていないのに。
    それがとても気持ち悪いかったのを覚えています。

    • Sakura
    • 2008年 11月 02日

    >お願いだから。「彼自身が決める」ための「スキル」を
    >教えてあげて、それ以上の事もそれ以下の事もしないで
    >下さい、世のお父さんお母さん。
    むーんさんの言葉、胸にしみました。
    私も、自分のことを決めるスキルがあったら、もっと自分にふりかかる責任にシビアになれたと思う。
    安易に結婚に逃げたりしなかったかもしれないな。
    依存する弱さ、中途半端さ、その醜さについて認めて、自分の力で出来ることを探したかったです。
    私はいまでも、親がつくったいびつな土台の上に、微妙なバランスでのっかっている「やじろべえ」のようです。
    どんなに揺らされても、限界のところで踏ん張って、「依存」というバランスから降りられない。
    もし落ちてしまったら生きていかれないかもしれない。
    「自分自身が決めるスキル」とは、「親が『子どもの幸せ』だと信じ込んで一方的な価値観を押しつけコントロールする」ことと違うと思います。
    単純に出来たことは出来たと喜んで、出来なかったことは自分で出来る範囲の責任を負わせ、そのあと黙って見守って欲しい。
    子どもの幸せは、「大人の考えた幸せ」の上にあるんじゃなくて、子どもが転んで泣いて痛がって一人一人自分なりに「何か」を掴むことだと思います。

    • パパイヤ
    • 2008年 11月 03日

    >子どもの幸せは、「大人の考えた幸せ」の上にあるんじゃなくて、子どもが転んで泣いて痛がって一人一人自分なりに「何か」を掴むことだと思います。
    そう思います。私から転ぶ権利を奪うなと。
    「子どもが転ぶ所を見てられない」というのは「自分が不安になりたくない」ということで、子供の成績やら進路やらに口出したりピリピリしたりするのは、単に自分が安心したいためだけでしょうね。(「子どものため」は「自分が安心したいため」。)
    私が中学受験させられたときも、父親が言ってましたからねー。「お前が大学受験の頃には俺も○○歳で、心配に耐えられそうにないから、中学からエスカレータ式に入っておいてくれ」と。おいおい。なんで子供の大学受験に親が精神的に影響される?しかも何で親が心配しないために子供の進路を決めさせられる?信じられないです。
    そもそも大学受験て親が精神や体調を崩すほど大変でもないです。別に普通に勉強して普通に試験受けるだけですから。自分の実力以上のいい大学に入ろうとかするから大変なだけで。自分より精神的に弱い親を持つと、子供も大変です。

    • 2008年 11月 03日

    >子どもの幸せは、「大人の考えた幸せ」の上にあるんじゃなくて、子どもが転んで泣いて痛がって一人一人自分なりに「何か」を掴むことだと思います。< Sakuraさんに拍手です。

    • kei_
    • 2008年 11月 03日

    >お願いだから。「彼自身が決める」ための「スキル」を教えてあげて、それ以上の事もそれ以下の事もしないで下さい、世のお父さんお母さん。
    ・・・親も人の子、傾きもあれば、過不足もある、、、
    ある特定の方向に偏りもあるだろうし、過ぎる、足りずもあるだろう・・・
    しかし、子の立場からすると、可能な限り(出来る範囲で構わないから)このスタンスでお願いしたいと思う。
    思うは思うが、しかし・・・
    ひょっとして、子供の頃にこういう育てられ方をされて、その真っ只中の最中なら、「もっと構って!」とか、「どうして助けてくれないの?」とか思っていた子供かもしれない・・とも思うんですよね。
    大人になって、トシをとって、Sakuraさんのいう「何か」を1つも掴めていない自分に気がついて思うか、その逆で、自分の想いが少しづつカタチになりかけていて、もしくはカタチになった人が振り返って、親のそういう育て方に何かしらの念が湧く・・とか。
    どちらにしても、客観視できる時期がくるまでは理解できないことのような気がします。
    何も掴めず大人になって、今更と思いつつも今からでも一つ一つ掴んでいこう・・と、するにはするけど、なかなかどうして、、、って感じの自分ですが・・・。
    ADHD的脳の場合、今現在、一瞬一瞬の満足感だったり、充実感を常に得たがる風なので、結局は
    >転んで泣いて痛がって
    みたいな生き方が性質(脳)に合った生き方なんだと思います。
    転んでも起き上がる、泣いても笑える、痛くても堪える・・
    それが出来るか否か・・・。
    親のサポートが必要だとしたら、そこら辺なんじゃ。。
    というか、自分が今、自立への道を歩み出して他者からの支援を考えたとき、これが一番かな・・という感じなんで。

    • ひまわり
    • 2008年 11月 03日

    kei_さんの言われる
    >転んでも起き上がる、泣いても笑える、痛くても堪える・・それが出来るか否か・・・。
    親のサポートが必要だとしたら、そこら辺なんじゃ。。
    Sakura さんが言われる
    >単純に出来たことは出来たと喜んで、出来なかったことは自分で出来る範囲の責任を負わせ、そのあと黙って見守って欲しい。
    むーんさんの言われる、
    >「彼自身が決める」ための「スキル」を教えてあげて
    本当にその通りですよね。
    自分の満足のために子どもに高学歴を要求し、
    思い通りに育たなければ、逆切れして子育て放棄(無視)したり、
    要求した以上に育っても、褒めやしないで、優位にたち続ける。
    そんな親、親だとは言えないですね。
    私も、そういえばそれに近い育ちをした気がします。
    そして、
    >私も、自分のことを決めるスキルがあったら、もっと自分にふりかかる責任にシビアになれたと思う。
    安易に結婚に逃げたりしなかったかもしれないな。
    ・・・と、ずっと考えてきました。
    ASな旦那との共依存で、心身とも病みました。
    長い闇があった気がします。
    でも、私の脳はきっと、
    >ADHD的脳の場合、今現在、一瞬一瞬の満足感だったり、充実感を常に得たがる風なので、結局は
    >転んで泣いて痛がって
    みたいな生き方が性質(脳)に合った生き方なんだと思います。
    ・・・と、 kei_ さんが言われるような脳のようです。
    過去の辛かった現実は、「そんな気がした」「そうだった気がする」位に思えるのです。
    『ADHD的脳』で、本当に良かった!と・・・

    • むーん
    • 2008年 11月 04日

    すみません、私如きが。
    >転んでも起き上がる、泣いても笑える、痛くても堪える・・
    それが出来るか否か・・・。
    親のサポートが必要だとしたら、そこら辺なんじゃ。。
    それ、どうなんでしょうか・・・
    そこで親が「転ばぬ先の杖」をやってしまうと、引きこもりになってしまうのでは・・・
    >というか、自分が今、自立への道を歩み出して他者からの支援を考えたとき、これが一番かな・・という感じなんで。
    「他者」とは?医師とかカウンセラーのことですか?
    「多数派ヘルパーさん」とか「普通の友人」は、(私、かなり依存してますが)転んだら転ばせっぱなしですが。

    • kei_
    • 2008年 11月 04日

    昨日の自己コメント、後半部分、はしょり過ぎてるなぁ~と・・・いつもながら申し訳ありません。
    「転ばぬ先の杖」がいかに悪影響を及ぼすかは、ここに参加されてるもしくは、読まれている方々はよくよく理解されていることでもあると思うし、
    仮にそうしそうになったとき(してしまった時)、
    「これは自身の安心のための行為では・・・」と自己突っ込みも入っているじゃないかと思います。
    転ぶ・・の例えでいえば、
    本人(子供)の耐えられる衝撃程度に親が配慮する・・・くらいで。
    前に自分の父親のことを書きましたが、私が1歳頃、伝え歩きをしていて、
    母親は行く先々の障害物を退かしていたけれど、父親は座布団を私の後ろに置いて、付いて歩いていた・・・という、、。
    1歳の子が転べば、座布団があろうとなかろうと泣くし、痛いし。
    でも、床に頭をぶつけるのと尻餅をつくのとでは大違い・・・。
    実際の子育てはこんな単純なものではないと思うけれど、例えるとこんな感じ、、というのか・・・。
    そのときにも書いたのですが、もっと父親から吸収するべきものがあったのになぁ~と。
    なんだかご立派そうにみえる父親像でも、思いっきりヤヤコシイ人間関係をのこしていってくれたので、昨日の冒頭の
    >親も人の子、傾きもあれば、過不足もある、、、
    ある特定の方向に偏りもあるだろうし、過ぎる、足りずもあるだろう・
    というくだりは、そこからきていることです。
    母親のものの考え方は四六時中一緒のせいで、満遍なく染み付いてる感じですが、
    父親のソレは接する時間が短かったせいか、ピンポイントでインプットされていてどうも土壇場とか、ここ一番って時には、父親方面が顔を出してくる気も最近はしています。
    ある意味で、父親も究極の「先送り」と「丸投げ」の人生では・・・??と。
    つづく・・・

    • kei_
    • 2008年 11月 04日

    >他者とは?
    ・・・文字通り、そのまんま「他の者(人)」です。
    医者とかカウンセラーとか、「多数派ヘルパーさん」も「普通の友人」も自分以外の他の人・・・という意味で書きました。
    一般的には、身内や家族と友人・知人他は顔を合わす頻度も違えば、付き合いの深さも違う・・・・当然、支援の内容も違うはず・・。
    でも、自立へ向い出したとき、出端でぶつかったのが「内」の関係の癒着だったので、ここは一旦フラットに、高低差無しにしないと、簡単に依存に逆戻りしてしまいそうだったので・・。
    「個」として自立できて、はじめて「内」の関係において依存ではない深いつながりが築けるものだと思ったので。
    まぁ、私のくせでもある「一括り化」でもあったんですが・・・(笑)。
    でも、多少なりとも境界の保持が出来つつある時には、自然と「内」と「外」の差がついてくる・・・ついてくるというより、そうなっちゃっている。
    それが「フツー」なんでしょうけど。
    「放ったらかし」でも、なんとかなる・・そのほうがうまくいく・・・こともあるにはあるんでしょうが、、。
    まとまらない長文ですが、昨日よりはしょり少ないつもりでいます!!(笑)

    • むーん
    • 2008年 11月 04日

    >「多数派ヘルパーさん」とか「普通の友人」は、(私、かなり依存してますが)転んだら転ばせっぱなしですが。
    私も、少し言葉足りなかったかな・・・
    転んで頭打ったら、頭打ったでいいけど、(乱暴?)起き上がるとき、「よーしよく出来た」と、掛け声はかけてくれる・・・程度の感じでしょうか。(私の回りは。)
    「放ったらかし」言うのとは少し違う。(父や、ジャイアンヘルパーさんはどちらか言うと放ったらかしですが。)
    まぁ私も、いずれその二人と同居になると困るんで、真剣に掛け声かけてくれる人を探してはいますが。

    • kei_
    • 2008年 11月 04日

    >転んで頭打ったら、頭打ったでいいけど、(乱暴?)
    ・・・けっこう、乱暴かも??(笑)でもそれくらいで調度いいのかな?!
    >、「よーしよく出来た」と、掛け声はかけてくれる・・・程度の感じでしょうか。(私の回りは。)
    ・・・自分もそういう人がいてくれたらな、、、と思っていたのですが、どうも最近そうじゃないのかも?という感じで・・。
    もっと、サラ~ッと「まぁ、それなりに、うまくやれてる(やれた)んじゃないですか~。」程度でいいかも、、と。
    (案外、ツボがあって、ここは「よーしよく出来た!!」と反応してよ~~という箇所があるかもですが・・・。笑)
    まだ、1歳の伝え歩き程度だから、なんともよくわかっていないのか・・・。
    「放ったらかし」っていうのも、自分の中で常に(油断してると「先延ばし」にもなりそうだから、という気持ちもあって)白黒思考ではっきりさせておこうとするより、そのままにしておくことも悪くはないのかな、、という感じ。
    (前コメでいうと、「内」と「外」の差が自然とついてきた・・ということ)。
    やりとりしている二人が言葉足らずと思っていて、読んでいる方々はそう、感じていなかったりして・・・(爆)。

    • kei_
    • 2008年 11月 12日

    話を蒸し返すようで、申し訳ないですが・・
    >もっと、サラ~ッと「まぁ、それなりに、うまくやれてる(やれた)んじゃないですか~。」程度でいいかも、、と。
    ・・・このコメント、書いた後に自己補足しようかと迷ったんですが、それだと相手の感じ方(捉え方)の先読みになるのでは?と思いやめました。
    すでにこの段階でHITしてたんじゃないでしょうか、、。(笑)
    私的には一種の予防線のように思います。
    この程度の反応だと依存しないで済みそう・・・という。
    回避というか・・・。
    今の自分ならこれで、なんとか距離感も取りやすい立ち位置がつかめるかな、、という感じです。

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