発達障害・AC・躁うつ病、人格障害などの認知と行動の特徴一覧

発達障害(状態)
自己愛性人格障害
ADHD(自己正当化型)
AS(アスペルガー)
ADHD(多動型)
そううつ病
AC
ADHDAC
ASAC
ボーダー(境界例)
基本的な行動原則
常に自分を正当化し、優位に立とうとする。自分の目的のために人を利用する。非を認めない。
納得しないと行動しない。自分を正当化し、優位に立とうとする(以外は左に同じ)。非を認めない。
納得しないと行動しない。自分のこだわりに忠実。保守的。
納得しないと行動しない。合理的で情に流されない。基本的に場当たり的で変化を好む。
状況に無関係に自分の気分に左右されて認知も行動も決まる。時に誇大的、時に自閉的。
見捨てられ不安のため、周囲の期待に応え続けようとする。
自分を無価値と考え強迫的に周囲に合わせようとする。
自分の決めた特定の相手に絶対服従する。        保守的。
見捨てられ不安を人間関係に依存して周囲の人を振り回すことで解消する。責任転嫁。
認知の特徴
常に自分が中心で優位に立つと考える。他者には優位に立つか否か、自分を賞賛するか否かしか関心が無い。
自分に有利かどうかだけを考え、他者の立場は考えない。また自分が悪い、間違っていることを認めない。
周囲を含めた状況に関して全く独自のこだわりに基づく理解をする。
自分の立場も周囲の立場も分からず、客観的合理的。「全て他人事」のように認知する。
気分により誇大的となったり自責的となったり、状況に無関係に本人の中のリズムでころころ変わる。
自己評価が低く、「自分を見捨てるか否か」だけに注目し、他者の問題と自分の問題の区別がつかない。
自分は無価値で、全面的に間違っていると決めてかかり、周囲に合わせることだけを考える。
周囲を含めた状況に関して全く独自の特定の相手を中心とした独特の理解をする。
「自分を見捨てるか否か」だけに注目し、周囲の人が自分だけを特別に愛することを求める。全てが周囲の責任で、「自分の責任」等の発想が無い。
行動パターンの物理的特徴(過集中、注意欠陥、多動傾向、常同性、気分の変動、過剰反応など)
常に自己中心的で、自分が優位に立つために、自慢したり、嘘をついたり、空想したりし続ける。   他者の人格は無いかのように振舞う。        上記の他は表面上は自己中心的である以外は異常なく振舞える。
過集中と虚脱のパターン。過集中が短く単発的で激しい。         時間を守れない。物を忘れる、失くす。場当たり的、非計画的。         刺激を求め新しい物好き。引越しや転職、結婚を繰り返したりする。        意図的な嘘はつかないが、自分の非を認めない。
過集中と虚脱のパターン。過集中が長引く。一つのことを保守的に続けることが多い。同じものを着続けたりする。時間は守る。決まりきった計画は出来るが、臨機には対応できない。主義に自信を持ち、嘘はつかず自分の考えを主張する。
過集中と虚脱のパターン。過集中が短く単発的で激しい。          時間を守れない。物を忘れる、失くす。場当たり的、非計画的。         刺激を求め新しい物好き。引越しや転職、結婚を繰り返したりする。     嘘は基本的につかないか、すぐバレる。
誇大的で、万能感があり、表面的に元気で動き続ける躁状態と、自責的、落ち込んで体が動かないうつ状態を繰り返し、気分により別人のように行動のパターンが変わる。
表面上は周囲に合わせ、行動上の問題はほとんどない。むしろ過剰に適応する。        不安になると過剰反応する。     近い相手には依存的な面を見せる。通常本人以外には周囲は困らない。
自分に「好きなこと」を容認できず、過集中は目立たず注意欠陥のほうが目立つ結果になる。       思い込みが激しい。他人の問題に過剰に介入する。   理屈っぽく自分の問題を訴え続ける。
過集中と虚脱のパターン。過集中が長引く。        特定の相手に合わせる形で一つのことを保守的に続けることが多い。時間は守る。決まりきった計画は出来るが、臨機には対応できない。
自傷・他害で周囲の人を振り回し続ける。             他人の関心を買うために死に物狂いの努力をする。評価により激しく気分が変動して、激しい行動化を起こす。サポートしてくれる相手と厳しい相手とで全く態度を変える。         言語的には要求しないで、態度で周囲が察知して行動するようにコントロールしようとする。
意志決定
常に自分の立場を優位にすることを考え、それだけを目標とする。
合理的というよりも自分の立場を守ることを優先する。利己的。
迷う間は苦しむが、「覚悟」の形をとる。後悔はしない。
不安は少ない。  合理的・現実的・実際的・客観的・近視眼的。
気分より誇大的となったり自責的となったり変化する。時間的に継続性がなく過去の決定は無関係。
周囲の期待に一方的に合わせ、自己主張はほとんどしない。
自分の考えを否定し周囲に全面的に合わせようとするができないことが多い。
自分の決めた相手に絶対服従する。それ以外はASと同じで後悔はしない。
周囲の人の行動によって決まる。「見捨てられないため」という以外に自分の意志は持たない。         常に受身で、他力本願、責任転嫁を特徴とする。
対人関係
常に自己中心的で、他者の人格は認知できない。人の傷ついている気持ちがわからない。自分が誇大的、あるいいは誇大的な人に同一化する。自分を有利にするために平気で嘘や作り話をしたり、人を利用する。嫉妬深い。
他人には執着しないが、自分の立場が不利にならないようにだけ考える。自分を正当化し、自分が中心となるように周囲に求める。         嫉妬が理解できない。人の傷ついている気持ちがわからない。
愛着か無視かの両極端。命がけで愛着する。      自分のこだわりや愛着に忠実で、支配的になることが多い。       人の傷ついている気持ちは分かるが、自分なりの一方的な理解となることが多い。
全体に希薄、ドライ。自分にも他人にも執着せず情緒的に関わらない。目の前にいることが全て。極端に割り切ることが出来る。        嫉妬が理解できない。人の不安や傷ついている気持ちがわからない。
表面上は愛想がいいが、常に自己中心的で、他者の人格は認知できない。自分への評価は気にするが、その理由である他者の気持ちなどには関心がない。
常に見捨てられる不安を持ち、周囲の態度や口ぶりに過剰反応する。自分の問題と人の問題の区別が出来ない。
周囲の態度や口ぶりに過剰反応する。        「限界まで気を使っている」と思っているが見当違いになることも多い。
愛着か無視かの両極端。命がけで愛着する。      自分の決めた特定の相手に絶対服従する。
見捨てられ不安を依存して打ち消すために周囲の人に激しい要求を持ち、それに対する全面的な服従を要求する。周囲の人に責任転嫁する。「理想化→こき下ろし」のパターンとなる。通常安定した関係は長続きしない。
状況理解
状況は鋭く察知し、自分の立場が悪くならないように注意し続ける割に、他者の傷つく気持ちについては全く分からない。
自分に不利になることは察知できる。        不器用だが純粋とか馬鹿正直とはならない。
状況は察知できるが、多数派と異なる本人独特の理解をする。      自分を有利にするための嘘はつかない。正直、純粋、不器用。自分のこだわりに忠実。「空気が読めない」とは言う。
状況が全く分からない。         自分を有利にするための嘘はつかない。正直、純粋、不器用。        情緒的でなく合理的。        「相手の気持ちが分からない」。
状況は理解できるが、躁とうつの気分によって、結果としては状況に無関係なような認知や行動となることが多い。
状況を、自分が相手から見捨てられるか否かの部分だけを拡大してゼロか百かの極端な形で認知する。     自分の問題と他者の問題の区別がつけにくい。
周囲の態度により不安となる。    状況が分からないのだが、過剰に気にして見当外れの解釈をすることが多い。         自分を有利にするための嘘はつかない。正直、純粋、不器用。
状況は察知できるが、多数派と異なる独特の理解をする。         この理解が決めた相手中心となる。自分を有利にするための嘘はつかない。正直、純粋、不器用。
状況を、自分が相手から見捨てられるか否かの部分だけを拡大してゼロか百かの極端な形で認知する。     「自分の問題、自分の責任」という発想ができない。
自己評価
常に異常に高い。高く保つために死に物狂いの努力をする。時にファンタジー様にもなる。
基本的に低くは無い。不適応でも低下しない。ACにはなりにくい。
不適応でも低下しないことが多い。悩まないが、身体症状で苦しむ。
不適応で低下する。悩む。多くがACになる。
気分だけにより、誇大的となったり、極端に自責的となったり、ころころ変わる。
基本的に低く、そのため自分は見捨てられるという不安を持ち続ける。
現実生活での不適応を背景にして極端に低いことが多い。
自分の決めた服従する相手の態度によって低下する。
基本的に非常に低いが、攻撃的で自己中心的な行動のため、低いようには見えない。
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