ADHDの経過 のび太とジャイアン

のび太とジャイアン
項目
ADHD  1.不必要な刺激への過剰な反応性とそれによる注意集中の転動、不安定
2.衝動統制の障害(やりたいことを我慢できない、興味の無いことを遂行できない)
3.対人個体認識の障害(名前や顔を覚えられない)
状況察知能力
状況察知能力の不足
のび太
状況察知能力の非対称 (自分の有利不利だけは分かる)
                 (ジャイアン予備軍)
養育環境
不寛容で言語的に否定される環境
合理的説明のある寛容な環境
例外なく合理的説明のある環境
合理的説明無くほめられる環境
言語的に否定される環境
非言語的に否定される環境
支配と同時に溺愛される環境
甘やかされ尻拭いされる環境
分類
 
合理的なADHD
ジャイアン
適応型
のび太AC
合理的なADHD
 
中心志向型ジャイアン
ジャイアンAC
依存型ジャイアン(情緒障害型)
依存型ジャイアン(ボーダー型)
依存型ジャイアン
(暴君型)
衝動
統制
衝動性は少ない「やりたいことが分からない」
 
問答無用の徹底した
合理主義
「合理的根拠があるから我慢する」
 
一番の地位や他者からの表面的な評価に執着「ほめられるから我慢する」
自分を否定し強迫的に「普通」にこだわる
「普通だから我慢する」
非言語的に依存相手の顔色を伺い続ける
「責められないために我慢する」
溺愛してくれる相手に服従し依存
「見捨てられないために我慢する」
甘えたりゴネたり大声、暴力などで相手を押し切る「我慢しない」
学童期
生活全般不器用で不適応が激しい
合理的な説明や周囲の理解があれば不適応は目立たない
勉学等に強迫的な努力をする
不適応は激しく不登校になったりする
表面上は協調して適応する
依存相手をうまく見つけて適応する
周囲は困るが本人は問題を自覚しない
思春期
対人関係の不適応が激しくなる
合理的過ぎて必要以上に集団に属さないことで逆に不適応となることがある
一番をキープ出来ないとACや病的となる
対人関係の不適応が激しく、病的となる
「刹那的思考」の問題が表面化して不適応
「自分の責任」を求められ不適応となる
周囲を支配できず不適応、病的となる
青年期
不適応が激しいと引きこもりになる
AC的)
世間の不合理と不条理に悩む
環境により不合理に納得できず不適応となる
強迫的に努力を続けるがACや病的となる
激しい妬み
引きこもり、病的となることが多い
重症のAC
結婚、子育てで無責任が表面化して不適応
結婚、子育てで責任を負えず不適応
丸投げ依存が出来ず現実逃避する
認知と行動の特徴
空気は読めないが指摘されて自己評価が低下、
自分の興味関心を自覚できない
不合理を許せず、また自分自身にも問答無用の厳しい自己突っ込みをしながら生きる。自分にも他人にも非常に厳しい
強迫的に努力をし続け、一番の地位や社会的な表面的な権威を追い求める異常に強い妬み、僻みの感情がある
自己評価は低下、適応に強迫的、攻撃性は抑圧され多彩な病的症状が出現
本人は深刻だが他覚的には大げさで滑稽な印象
離人症、「結果が全て」の非常にクールで「非情緒的」な経過
情緒的に威圧されると「フリーズ」(思考停止)する
AC的に攻撃性は抑圧され、多くは異性関係への依存に移行し、ボーダー様になる
自傷行為や薬物、摂食障害などのアディクション
わがまま、いじめの加害者、DV、モラハラ思い通りにならないと暴力などで相手を威圧
 通らないと現実逃避する
病的となった場合のパターン
病的にはなりにくいが不登校、引きこもりになることが多い
強迫性障害
うつ病
適応障害
自殺
摂食障害
買い物依存
躁うつ病
パニック障害
モラハラ
躁うつ病
薬物依存
パニック障害、精神病的な混乱
人格障害
アルコールやギャンブル依存、
躁うつ病
モラハラ
DV
摂食障害
薬物依存
買い物依存
恋愛依存
自傷行為
人格障害
アルコールやギャンブル等の依存
躁うつ病
モラハラ
DV、自殺
 


PAGE TOP