平成15年4月中部福祉保健所 「野菊の会」家族会講演
テーマ:地域社会の中で当事者をどうささえるか --- 退院してから仕事につくまで
・統合失調症の当事者の8割以上は社会参加できる。
・従来のリハビリのパターン (グループホームのAさんの紹介)
1.新しいリハビリの場とサービスの登場で退院後の生活が変わる。
A.精神障害者地域生活支援センター --- 集う場所、集まって話をするだけで当事者が成長する。
作業所やデイケア以上、一般就労未満の当事者の居場所
(ウェーブに通うBさんの紹介)
B.ホームヘルプ事業 --- 日常生活能力が低くても退院できる。自宅に帰れる。
・繰り返しの声かけで生まれる社会とのかかわり
・身体合併症の予防
C.小規模授産施設 --- 作業所よりも補助金が多い。
D.障害者雇用(支援)促進センター --- 障害者の雇用の精力的な開拓。(ウェーブCさんの紹介)
・ジョブコーチの同伴
・トライアル雇用
2.訪問診療の試み。
A.訪問看護 --- 繰り返しの訪問による医療スタッフとの信頼関係。
(琉球病院訪問看護Dさんの紹介)
B.往診 --- 往診による治療への説得。
3.新しい薬や治療法の紹介
・リスパダール液 注射と同じくらい効果がある。
・ジプレキサ 意欲の出てくる薬。
・デポ剤注射 薬の飲めない人に。
・PPST(Pharmaco-Psycho-Social Treaement) リハビリと薬剤治療の統合。
4.家族によるグループホームを立ち上げ (家族Eさんの紹介)